レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年8月19日
- 登録日時
- 2022/08/25 12:12
- 更新日時
- 2022/09/03 20:05
- 管理番号
- 県立長野-22-091
- 質問
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解決
上水内郡旧七二会村の犀川対岸にあたる地区(現 長野市 更府地区)の明治22年当時の村名を知りたい。
(地理院地図 長野県長野市更府地区周辺)で「涌池」「古藤」「宮平」の文字が確認できるあたり。
- 回答
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『信更町誌』によると、涌池(わくいけ)、古藤(ふるふじ)、宮平(みやだいら)は明治22年当時、更府(こうふ)村であった。
・『信更町誌』信更町誌編纂委員会編集 信更地区住民自治協議会 2021【N212/625】
p.40-43「涌池」
p.42に「近世は山平林村の孫瀬組と岩倉組で、明治二二年(一八八九)に、吉原・三水・安庭と山平林村が合併して成立した更府村の涌池区となった。」とある。
p.56-59「古藤」
p.58「古宿・藤倉の近世は、安庭村の組として集落を形成していた。(中略) 明治二二年(一八八九)の町村制で更府村、昭和三一年(一九五六)に信更村となり、同四一年、長野市との合併を機に、古宿・藤倉の頭文字をとって古藤となった」とある。
p.48-51「宮平」
p.50に「近世は山平林村の宮平組で、明治二二年(一八八九)成立した更府村の宮平地区となった。」とある。
また、『長野市誌 第9巻 旧市町村史編』p.895に「更府地区要図」の掲載があり、更府地区内の各地区の境界が示されている。
・『長野市誌 第9巻』長野市誌編さん委員会編集 長野市 2001【N212/318/9】
- 回答プロセス
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1 地名辞典を参照する
下記を参照したが、回答につながる記述は確認できなかった。
・『日本歴史地名体系 20』平凡社 1979【N290.3/59】
p.828「信更地区」の概要部分
・『角川日本地名大辞典 20』「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1990【N293/18】
p.1086「[近世]宮平村」更級郡の村名として記述あり。
「古藤」「宮平」については、項目を確認できなかった。
2 長野市を含む地域の歴史が書かれている長野県郷土資料分類N212の書架を参照し、該当地区のことが書かれている資料を探す
・『信更町誌』(回答に記載)
・『長野市誌 第9巻』(回答に記載)
<その他調査資料>
・『信州ふるさと変遷史 新版』松橋好文原編 一草舎出版 2006【N290.3/46a】
市町村の合併の歴史が図で示されている資料。
p.26長野市 旧信更村 の部分[2022年8月25日]
この資料に関しては、「信州地域史料アーカイブ」で公開されている。
・レファレンス事例「山梨県の甲府と長野県の旧・更府村(現・長野市)の地名の名付けに関係はあるのか。」(管理番号:県立長野-21-189)
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 参考資料
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信更町誌編纂委員会 編集 , 信更地区住民自治協議会. 信更町誌. 信更地区住民自治協議会, 2021.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I031894511-00 -
長野市誌編さん委員会/編集 , 長野市誌編さん委員会 , 長野市. 長野市誌 第9巻. 長野市, 2001-02.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I058895285-00
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信更町誌編纂委員会 編集 , 信更地区住民自治協議会. 信更町誌. 信更地区住民自治協議会, 2021.
- キーワード
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- 地名-長野県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000320255