レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年06月11日
- 登録日時
- 2021/02/26 10:52
- 更新日時
- 2021/02/26 10:52
- 管理番号
- 福参-1155
- 質問
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解決
「ごとびき岩」がどのような岩なのか、どうしてできたのか知りたい。
- 回答
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◆参考資料1『日本歴史地名大系 31』p736
「神倉神社(かんのくらじんじゃ)」現新宮市新宮の項目あり
「神倉山山頂に鎮座。「ごとびき岩」という山上の巨巌を神体石として祀るところから、磐座信仰から発した神社と考えられる(中略)平安朝以来神倉山を修行場とする修験の徒がごとびき岩の周辺に経塚を営み、熊野三山詣の貴紳の参詣も多かった」の記述あり。
◆参考資料2『角川日本地名大辞典 30』p293-294
同様の記述あり
◆参考資料3『熊野三山信仰事典』p49-51
「神倉(かみくら)神社とゴトビキ岩 神倉神社は、新宮市西端に聳える権現山の南東端部、標高約一二〇メートルの神倉山に鎮座する。(中略)この天磐盾の上に、当社の御神体「ゴトビキ岩」が存する。正しくは数個の岩塊が重畳(ちょうじょう)するその頂部の岩をゴトビキ岩といい、これを支える基岩を袈裟岩と呼ぶ。ちなみに「ゴトビキ」とはこの地方の方言でヒキガエルの謂であるが、姿形が似ていることからこう呼ばれるようになったもののようである。」の記述あり。
◇参考URL1「南紀熊野ジオパーク」(https://nankikumanogeo.jp/ 最終確認2020.11.19)
「神倉山のゴトビキ岩 熊野酸性火成岩類の流紋岩が風化し、山の斜面にヒキガエルの姿で鎮座する巨岩。このような球形に風化した岩はコアストーンと呼ばれる。熊野御燈祭(県指定無形民俗文化財)の祭祀の中心となっている。」の記載あり。
〇日本経済新聞 大阪夕刊 2017年8月10日
「ゴトビキ岩が形成されたのは1500万年前から1400万年前と考えられるという。広範囲にマグマが活動する過程で原形が地下で形作られ、隆起と浸食を繰り返した後に風化し、現在の形になったとされる。」
の記載あり
- 回答プロセス
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〇インターネットで調べる
キーワード「ごとびきいわ」
和歌山県にある神倉(かみくら)神社のご神体がゴトビキ岩と呼ばれる事の記載あり
〇事典類で調べる
◆参考資料1『日本歴史地名大系 31』p736
◆参考資料2『角川日本地名大辞典 30』p293-294
に記載確認
ゴトビキ岩が御神体であることが判明
〇信仰関係事典で調べる
◆参考資料3『熊野三山信仰事典』p49-51
掲載確認
〇インターネットで調べる
「キーワード ゴトビキ岩」
◇「南紀熊野ジオパーク」https://nankikumanogeo.jp/
ゴトビキ岩について掲載確認
〇新聞データベースで調べる
キーワード「ゴトビキ岩」
日本経済新聞 大阪夕刊 2017年8月10日
ゴトビキ岩について掲載確認
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 参考資料
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- 日本歴史地名大系 31 平凡社 1983.2 291/03R/22-31 p736
- 角川日本地名大辞典 30 「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1985.7 291/03R/20-30 p293-294
- 熊野三山信仰事典 加藤 隆久/編 戎光祥出版 1998.12 186/8R/47 p49-51
- 「南紀熊野ジオパーク」https://nankikumanogeo.jp(最終確認2020.11.19)
- キーワード
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- ごとびき岩
- 神倉神社
- 熊野
- コアストーン
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000294184