レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/03/18
- 登録日時
- 2007/08/02 02:11
- 更新日時
- 2007/08/17 13:27
- 管理番号
- 埼熊-2007-003
- 質問
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解決
荻原重秀は、元禄15から16年頃に稲垣重富の副使として京都・大阪・長崎をまわっている。その目的は何であったのかを知りたい。
- 回答
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将軍徳川綱吉から命を受け、畿内および長崎巡見のため。以下の資料を紹介する。
『三百藩藩主人名事典 1』p269<稲垣重富(イナガキシゲトミ)>の項
「元禄16年正月14日、持ち槍2本を許され、2月2日畿内および長崎を巡見すべき命を受け、15日出発に際し綱吉より羽織を賜う」とあり。
『増補新訂国史大系 43(徳川実記 6)』p501
「少老稲垣対馬守重富 京長崎等の巡察を命ぜられ暇給う。よて御手づから羽織を恩賜せらる。大目付安藤筑後守重玄。勘定奉行荻原近江守重秀。目付石尾織部氏信同じく命ぜられ暇下さる」とあり。
- 回答プロセス
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『寛政重修諸家譜 10』p143〈荻原重秀〉の項に「元禄12年正月28日仰せをうけたまわりて長崎にいたり、16年2月15日稲垣対馬守重富に副て京都大阪および長崎におもむく。」とある。〈稲垣重富〉からも資料を探し、関連記述を紹介した。
追記:『勘定奉行荻原重秀の生涯』p150ー158に関連記述あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 個人伝記 (289 9版)
- 法制史 (322 9版)
- 参考資料
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- 『寛政重修諸家譜 10』
- 『三百藩藩主人名事典 1』
- 『増補新訂国史大系 43(徳川実記 6)』(吉川弘文館)
- 『勘定奉行荻原重秀の生涯』(集英社 2007)
- キーワード
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- 江戸時代
- 荻原 重秀(オギワラ シゲヒデ)
- 勘定所奉行
- 稲垣 重富(イナガキ シゲトミ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- その他
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000036352