レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年04月12日
- 登録日時
- 2019/01/30 16:41
- 更新日時
- 2019/07/04 15:41
- 管理番号
- 埼久-2018-085
- 質問
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解決
『続々群書類従 第七 法制部2』(国書刊行会編 続群書類従完成会 1984)に徳川幕府直轄関所一覧が掲載されている。この中の「栗橋関所(房川渡中田)」が最初に文献に出てきたのはいつか知りたい。
- 回答
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下記の資料を紹介した。
『久喜市栗橋町史 第4巻 資料編』(久喜市教育委員会編 久喜市教育委員会 2013)
p435-497 「栗橋関所と房川渡し」の章に久喜市指定文化財島田昌弘家文書、栃木県立文書館寄託大島延次郎家文書等、1616年(元和2年)からの史料あり。
P435-441 栗橋関所設置について、「元和二年(一六一六)八月 御関所御定書(抄)」が掲載されている。「房川渡中田」「房川渡御関所」等の記述あり。
- 回答プロセス
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1 事前調査事項の資料を確認する。
『芭蕉はどんな旅をしたのか 「奥の細道」の経済・関所・景観』(金森敦子著 晶文社 2000)
p28-29「曾良は「関所」と「番所」を区別なく使っているし、他の旅日記でも区別せずに使っている場合が多い。厳密にいえば、関所は幕府が設置したものであり、口留番所(単に番所ということが多い)は各藩が設置した私的な関所をいう。」とあり。
2 自館目録を〈関所〉で検索する。
『栗橋の歴史 静御前・栗橋宿・栗橋関所』(久喜市 2017)
p20-23に栗橋関所について記述あり。栗橋関所の開設は1624年とあり。
『久喜市栗橋町史 第1巻 通史編』(久喜市教育委員会編 久喜市教育委員会 2015)
p191-194 房川渡と関所の設置
〈その他調査済み資料〉
『新編埼玉県史 通史編 3 近世』(埼玉県編 埼玉県 1988)
『埼玉県史料叢書 13(上) 栗橋関所史料』(埼玉県教育委員会編 埼玉県 2002)
『埼玉県史料叢書 13(下) 栗橋関所史料』(埼玉県教育委員会編 埼玉県 2003)
『埼玉県史料叢書 14 栗橋関所史料』(埼玉県教育委員会編 埼玉県 2010)
『埼玉県史料叢書 15 栗橋関所史料』(埼玉県教育委員会編 埼玉県 2012)
『埼玉県史料叢書 16 栗橋関所史料』(埼玉県教育委員会編 埼玉県 2013)
- 事前調査事項
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「おくのほそ道」及び「曾良旅日記」に、元禄2年(1689年)に栗橋関所を通航したと記載がある。下記の資料を参照した。
『江戸庶民の旅 旅のかたち・関所と女 平凡社新書 148』(金森敦子著 平凡社 2002)
『芭蕉はどんな旅をしたのか 「奥の細道」の経済・関所・景観』(金森敦子著 晶文社 2000)
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
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- 『久喜市栗橋町史 第4巻 資料編』(久喜市教育委員会編 久喜市教育委員会 2013)
- キーワード
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- 関所-埼玉県-久喜市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000250867