レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2001/10/22
- 登録日時
- 2005/02/11 02:47
- 更新日時
- 2009/10/29 17:03
- 管理番号
- 埼浦-2001-055
- 質問
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解決
渡辺荒陽(江戸期の人 越谷の住人)の著した「馬耳風譚(ばじふうたん)」の原文を見たい。内容は自伝、随筆のようなもの。
- 回答
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活字では出版されなかったと考えられる。埼玉県立博物館で「馬耳風譚」の原本を収蔵していることがわかった。
- 回答プロセス
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『埼玉雑誌記事索引』より『埼玉史談 4巻1号-5巻3号』に、「渡辺荒陽 5-10」(渡辺金造)の連載あり。『渡辺刀水集 4巻』にまとめて所収。
『渡辺刀水集 4巻』には「馬耳風譚」からの引用が多くあり。
同書p149-「この書は彼の回想録で、・・・彼が没する迄に十二巻を書き終へ、今は稿本の儘遺っている」との記述があり。活字では出版されなかったと考えられる。同じくp101に「渡辺家の書籍類は中山家の書斎に整頓…」とあり。中山家とは渡辺刀水の女婿「中山昌(なかやままさし)」と判明する。
『埼玉人物事典』〈中山昌〉の項によると、同氏のコレクションは現在大半が埼玉県立博物館に収蔵とあり。
質問館には以上を回答する。質問館が問い合わせたところ、県立博物館で「馬耳風譚」を所蔵しているとのことだった。
- 事前調査事項
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「越谷市史」に引用が数か所あり。「国書総目録」には載っていなかった。
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション (090 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 渡辺 荒陽(ワタナベ コウヨウ)
- 漢学者
- 人物-越谷市-埼玉県-江戸時代
- 郷土資料
- 国学者
- 史料
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000018450