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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼久-2015-114
事例作成日
(Creation date)
2015/08/20登録日時
(Registration date)
2016年01月26日 10時05分更新日時
(Last update)
2016年03月18日 14時22分
質問
(Question)
越谷市に荻島飛行場が建設されたのは終戦当時(昭和19年)と聞いているが、その工期を知りたい。
回答
(Answer)
工事の開始は昭和19年6月または7月、完成は昭和20年7月または8月とされている。
なお、飛行場の正式名称は「越谷陸軍飛行場」だが、現在の越谷市と岩槻市の広域にわたるため、地域により「新和飛行場(岩槻)」「荻島飛行場(越谷)」「論田飛行場(論田)」と呼ばれていたことがわかった。
下記の資料を紹介した。

『戦争中の西高は飛行場だった 越ヶ谷飛行場についての調査』(埼玉県立越谷西高等学校社会部 1995)
 p3「飛行場の建設は、1944(昭和19)年6月21日から始められたようです。」
 p4「一応完成したのは終戦直前の1945(昭和20)年7月のことでした。(中略)その後も副滑走路の工事が始まる予定でしたがついに8月15日の終戦の日を迎えました。」
飯山実著「新和飛行場について」(『岩槻史林 第24号』p18-43 岩槻地方史研究会 1996)
 p23「飛行場の正式名称は”越谷陸軍飛行場"というが、地元の人々は"新和飛行場(岩槻)""荻島飛行場(越谷)""論田飛行場(論田)"(中略)と称している」
 p23「飛行場の建設は昭和十九年六月から開始された。」
 p24「勤労報国隊の動員は、翌二十年七月三十日迄に及んでいる」「当初計画は昭和十九年九月二十日完成予定であったが、天候やその他理由で著しく工事が遅れ、翌年八月に延びている」
 p38-41「新和飛行場略年表」には開始年月と出動日のみ。終了年月なし。
磯谷知子著「戦後六十年の幻の荻島飛行場」(『古志賀谷-越谷市郷土研究会会報 14』p90-91 越谷市郷土研究会 2007)
 p90「昭和十九年七月に地元の農家十三軒が陸軍から呼び出されて強制的に立ち退かされて飛行場の建設が始まった。」「終戦の年の八月上旬に完成した」
 p91「平成十七年八月一日発行の埼玉新聞の記事「岩槻に『幻の飛行場』」(菊池正志氏)、「岩槻城と町まちの歴史」(聚海書林)を参照」したとのこと
「岩槻に『幻の飛行場』」(『埼玉新聞縮刷版 2005.8』2005.8.1 p1)
 ・建設開始は昭和19年(七月)*『岩槻市史』の引用
 ・「完成は終戦直前の四五年八月上旬」
『越谷市史 2 通史編2』(越谷市 1977)
 p707 「荻島飛行場の建設」-「昭和十九年七月、飛行場建設工場長の発した勤労奉仕隊派遣の要請書によると(中略)この工事は同年九月二十日に完工する予定であったが、連続した悪天候その他で工事はいちじるしく遅延したため、新たに追加工事の施工命令が発せられ、同時に同年十月十日までの勤労奉仕隊の派遣が要請された。」
『越谷の歴史物語 2』(越谷市 1980)
 p183 「太平洋戦と荻島飛行場」
 p184 「また昭和十九年七月、荻島村と新和村(現岩槻市)にまたがる耕地に軍事施設として、荻島飛行場の建設工事が始められた。(以下、市史とほぼ同じ記述)
『岩槻市史 通史編』(岩槻市 1985)
 p1115-1117〈新和飛行場の建設と工場の疎開〉 『越谷市史 2 通史編2』と類似した記述。建設開始は昭和19年7月。完成年は昭和20年。月はなし。
『岩槻市史年表 改訂版』(岩槻市教育委員会市史編さん室 1980)
 p302 昭和19年7月 陸軍越ヶ谷飛行場の建設工事が始まる。[出典]「防衛庁文書」
 完成年月の記載なし。
『岩槻城と町まちの歴史』(菊地丕〔ほか〕著 聚海書林 1987)
 p183 [陸軍飛行場と開拓者たち] 開始は昭和十九年七月。完成年月はなし。
回答プロセス
(Answering process)
自館目録を検索する。
〈荻島飛行場〉での検索でマッチする資料なし。
書名〈越谷市〉で所蔵埼玉資料を検索する。

インターネット情報を確認する。複数のサイトより、正式名称「越谷陸軍飛行場」、越谷市と岩槻市にまたがるため「論田飛行場」「新和飛行場」「荻島飛行場」とも呼ばれていたことがわかる。

《埼玉関係雑誌記事索引》を〈荻島飛行場〉〈飛行場〉で検索、該当記事を確認する。
『読売新聞DVD-ROM』(読売新聞社)を〈荻島飛行場〉で検索。該当なし。
岩槻市史、越谷市史にあたる。
《レファ協DB》( https://crd.ndl.go.jp/reference/  国会図 2015/08/13最終確認)
「越谷市荻島のあたりに昭和20年頃、ロンデン飛行場というのがあったが、これはいつできて、いつなくなったのか。(埼玉県立図書館)」( https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000019453  国会図 2015/08/13最終確認)

調査済み資料(工期の記載なし)
『岩槻市史 近・現代史料編1 近代史料』(岩槻市市史編さん室 1984)
 p790「昭和19年7月 新和飛行場建設勤労報国隊要項」
 p794「昭和20年4月 第四次新和飛行場勤労奉仕隊追加出動依頼」
『わが町の歴史・越谷 わが町の歴史シリーズ』(文一総合出版 1984)
 p233 「戦争の犠牲」の節に飛行場建設の記述あり。飛行場名はなく、市史と同様の記述。
『関東飛行場の地歴図集』(山之内光治作図編集 山之内光治 2009)p38 案内図、位置図と平成17年読売新聞記事の要約のみ。
『わたしたちの郷土こしがや 1』(越谷市教育委員会 1981)
『目で見る越谷・草加・三郷・八潮・吉川・松伏の100年』(飯島輝男[ほか]編 郷土出版社 2003)
『しらべる戦争遺跡の事典 続』(十菱駿武、菊池実編 柏書房 2003)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
軍事施設.軍需品  (395 9版)
関東地方  (213 9版)
貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション  (090 9版)
参考資料
(Reference materials)
『戦争中の西高は飛行場だった 越ヶ谷飛行場についての調査』(埼玉県立越谷西高等学校社会部 1995)
『岩槻史林 第24号』(岩槻地方史研究会 1996)
『古志賀谷-越谷市郷土研究会会報 14』(越谷市郷土研究会 2007)
『越谷市史 2 通史編2』(越谷市 1977)
『越谷の歴史物語 2』(越谷市 1980)
『岩槻市史 通史編』(岩槻市 1985)
『岩槻市史年表 改訂版』(岩槻市教育委員会市史編さん室 1980)
『岩槻城と町まちの歴史』(菊地丕著 聚海書林 1987)
キーワード
(Keywords)
越谷市(埼玉県)-歴史
飛行場
軍事施設
荻島飛行場
越谷陸軍飛行場
新和飛行場
論田飛行場
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000187534解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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