レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/17
- 登録日時
- 2019/11/18 00:30
- 更新日時
- 2019/11/18 00:30
- 管理番号
- 6001039872
- 質問
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解決
シーボルトの博物学・地理学上の業績について知りたい。
- 回答
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●全般的な業績
・『シーボルト(人物叢書新装版)』(板沢武雄/著 吉川弘文館 1988.4)
・『評伝シーボルト:日出づる国に魅せられて』(ヴォルフガング・ゲンショレク/著 講談社 1993.5)
評伝、伝記本です。特に業績のみに絞っていませんが、シーボルトの生涯を知るのに適した本と思います。
・『シーボルト家の二百年展:シーボルト生誕200周年記念特別展』(シーボルト記念館/編集 1996)
・『シーボルト父子のみた日本:生誕200年記念』(ドイツ・日本研究所[ほか]/編 1996.2)
・『シーボルトと日本』(京都国立博物館[ほか]/編 朝日新聞社 1988)
上から大津市歴史博物館、国立民族学博物館、京都国立博物館での展示図録です。図録ですので、写真が多用されています。
●博物学・地理学上の業績
・『新・シーボルト研究 Ⅰ自然科学・医学篇』(石山禎一[ほか]/編 八坂書房 2003.5)
・『新・シーボルト研究 Ⅱ社会・文化・芸術篇』(石山禎一[ほか]/編 八坂書房 2003.7)
凡例によると「近年に発表されたシーボルト研究の諸論文の中から注目を集めた論述を精選し」て二巻本にまとめたものです(Ⅰ-p.8)。二巻合わせて26編の論文と7つの資料が収められています。
第Ⅰ巻には博物学的意義について書かれた論考が多く載っています。
(例)
大場秀章「シーボルトと彼の日本「植物研究」<付>『フロラ・ヤポニカ』と協力者たち」(p.67-95)
久松正樹「シーボルトが収集した昆虫標本」(p.169-187)
池内一三「出島の植物園と鳴滝の薬園」(横書きp.(1)-(50))
さらに、第Ⅰ巻p.299~364に「シーボルト生涯・業績および関係年表」、p.365-431に「シーボルト研究関係文献目録」が掲載されています。2冊で1000ページを超える大部な本ですが、参考になる文献を見つけられると思います。
・『シーボルト『日本』の研究と解説』(講談社学術局[ほか]/編 講談社 1977.1)
地理学的意義について書かれた論考が載っています。
(例)
箭内健次・沓沢宣賢「地図について」(p.108-114)
加藤久作「蝦夷、クリル列島、カラフトおよびアムール地方に関する情報」(p.208-219)
・『シーボルト先生:その生涯及び功業(東洋文庫115)』(呉秀三/著 平凡社 1968.5)
1896(明治29)年に刊行され、1926(大正15)年に再刊された本を復刻したもので、全3巻になります。第2巻のp.254-272に「六十三 シーボルト先生の研究成績の概要一。地理学」の章があります。
[事例作成日:2019年8月27日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝記 (280 10版)
- 参考資料
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- シーボルト 板沢/武雄∥著 吉川弘文館 1988.4
- 評伝シーボルト ヴォルフガング・ゲンショレク∥著 講談社 1993.5
- シーボルト家の二百年展 シーボルト記念館∥編集 シーボルト記念館 1996
- シーボルト父子のみた日本 ドイツ‐日本研究所∥[ほか]編集 ドイツ‐日本研究所 1996
- シーボルトと日本 京都国立博物館∥[ほか]編集 朝日新聞社 1988
- 新・シーボルト研究 1 石山/禎一∥[ほか]編 八坂書房 2003.5
- 新・シーボルト研究 2 石山/禎一∥[ほか]編 八坂書房 2003.7
- シ-ボルト「日本」の研究と解説 緒方富雄[等著] 講談社 1977.1
- シーボルト先生 2 呉/秀三∥著 平凡社 1968.5 (254-272)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- 出版情報
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000265380