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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
愛知芸術文化センター愛知県図書館 (2110019)管理番号
(Control number)
愛知県図-03399
事例作成日
(Creation date)
2020/01/26登録日時
(Registration date)
2020年02月21日 10時43分更新日時
(Last update)
2020年03月09日 13時22分
質問
(Question)
尾張藩主 徳川慶勝が京都に行った日程と目的を知りたい。
回答
(Answer)
 『国史大辞典』【資料1】によると、徳川慶勝は、「幕末・維新期の尾張国名古屋藩主」で「元治元年(1864)征長総督に就任」、「一方(中略)王政復古に大きな役割を果た」したと記載がある。(p298)

 慶勝は、文久3(1863)年1月8日初めて入京し、1月15日に参内して孝明天皇に拝謁した。(『尾張徳川家の幕末維新』【資料2】p295より。)そして、6月21日に京都を出立するまでの約半年間、京都にあって公武一和と攘夷周旋に尽力していった。(「徳川慶勝の上京と京都経験」【資料6】p67より。)文久3年の日程と目的については『写真家大名・徳川慶勝の幕末維新』【資料3】及び前述【資料6】に詳細の記載がある。

 また、元治元(1864)年に第一次征長総督就任、9月14日、名古屋を出立し、同21日に入洛、参内した。(『幕末の尾張藩』【資料4】p63より。)元治元年の日程と目的については【資料4】に詳細の記載がある。また、【資料3】及び『部門展名古屋と明治維新』【資料5】にも第一次征長総督に就任した慶勝についての記載がある。

 さらに、慶応3年10月、朝廷の命により上洛、12月、王政復古クーデターに参加した。(【資料5】p37より)。王政復古への参加については、【資料3】から【資料5】まで、それぞれに記載がある。
回答プロセス
(Answering process)
1 当館の蔵書について、キーワード「徳川慶勝」で検索し、地域資料(歴史)の棚をブラウジングすると、【資料2】~【資料5】が見つかった。

・【資料2】
 「徳川慶勝年表」(pp295-297)があり、文久3年「初めて入京し、1月15日に参内して孝明天皇に拝謁する」と記載がある。同じく年表に、元治元年「長州征討総督就任を受諾する」、慶応3年「王政復古により、「議定」職を拝命する」と記載がある。
 また、徳川慶勝経歴の記載がある。(ⅲ-ⅶの解説及びp16)

・【資料3】
 「徳川慶勝関係年表」(pp124-126)があり、文久3年「慶勝入京、参内」、元治元年「将軍家茂の要請により第一次長州征討総督の就任を受諾」、慶応3年「朝廷、王政復古を号令し、小御所会議を開催、慶勝も参画」と記載がある。
 また、コラム「慶勝の政治復帰と将軍上洛」(pp41-43)、「慶勝の御所参内」(pp44-45)、「見直し進む「征長総督」慶勝の行動」(pp46-48)の掲載があり、文久3年及び元治元年における慶勝の動きについて記載がある。

・【資料4】
 「尾張藩関係年表」(pp156-158)があり、文久3年「慶勝、上洛して朝幕間の周旋に当たる」、元治元年「慶勝、征長総督に任じられる」、慶応3年「慶勝、王政復古に参画。朝廷より議定職に任じられる」と記載がある。
 また、「幕政への再登場」(p62)、「第一次征長総督就任」(p63)、「王政復古に参画」(p138)の見出しで、文久3年、元治元年、慶応3年における慶勝の動きについて記載がある。この中で、元治元年の動きとして「9月14日、藩兵を率いて名古屋を出立し、同21日に入洛、参内した。(中略)10月15日京都を出発し、(中略)同16日に広島の本営へ入っている」(p63)と具体的な記載がある。さらに、慶応3年の王政復古への参画の様子や慶勝が二条城の慶喜のもとにおもむくことになった経緯等の記載がある。(pp138-140)

・【資料5】
 「幕末維新尾州藩年表」(pp36-37)があり、元治元年「慶勝、征長総督に任じられる」、慶応3年10月「慶勝、朝廷の命により上洛」12月「王政復古クーデターに参加」と記載がある。
 また、「十四代藩主徳川慶勝」(p22)の見出しで、慶勝の経歴について記載がある。さらに「徳川慶勝と幕末の尾張藩」(pp30-32)の見出しで、「尾州藩が幕末・明治維新にどう対処したか、または積極的な役割を担ったかどうかを考えるならば、第一に藩主徳川慶勝をとりあげなければならない」(p30)と記載があり、「慶勝個人の親族・思想・言動など」に言及している。

2 CiNiiで「徳川慶勝」をキーワードに検索すると17件ヒットするが、京都での行動に特化した論文は見つからなかった。

3 「徳川林政史研究所」のWebサイト内の「史料検索」で「徳川慶勝、京都」をキーワードに検索すると、【資料6】が見つかった。
・【資料6】
 「文久三年正月八日、尾張徳川家十四代当主徳川慶勝も初めて入京し(中略)公武一和と攘夷周旋に尽力」とあり、文久3年に関する日程と目的について詳細の記載がある。
 なお、「徳川林政史研究所」は、「尾張徳川家第19代当主徳川義親が設立した公益財団法人徳川黎明会に所属する、我が国唯一の民間林業史研究機関で」「全国各地から収集した江戸時代の林野関係史料、尾張藩や尾張徳川家に伝来した古文書・記録類などが多数保存されて」いる。(徳川林政史研究所Webサイト  http://www.tokugawa.or.jp/institute/ より)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本史  (210)
個人伝記  (289)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】国史大辞典編集委員会 編. 国史大辞典 第10巻 (とーにそ). 吉川弘文館, 1989.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002052411-00 , ISBN 4642005102 (<当館資料コード:1105088956>)
【資料2】徳川義崇 監修 , 徳川林政史研究所 編 , 徳川, 義崇 , 徳川林政史研究所. 尾張徳川家の幕末維新 : 徳川林政史研究所所蔵写真 : 写真集. 吉川弘文館, 2014.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025282882-00 , ISBN 9784642038270 (<当館資料コード:1110813987>)
【資料3】NHKプラネット中部 編 , NHKプラネット. 写真家大名・徳川慶勝の幕末維新 : 尾張藩主の知られざる決断. 日本放送出版協会, 2010.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011018808-00 , ISBN 9784140814376 (<当館資料コード:1110077480>)
【資料4】櫻井芳昭 著 , 櫻井, 芳昭, 1938-. 幕末の尾張藩. 中日出版社, 2008.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009372403-00 , ISBN 9784885193026 (<当館資料コード:1109453511>)
【資料5】名古屋市博物館 , 名古屋市博物館. 部門展名古屋と明治維新 : 徳川慶勝とその周辺. 名古屋市博物館, 1979.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I071644448-00  (<当館資料コード:1101479173>)
竹内誠, 徳川義崇 編 , 竹内, 誠, 1933- , 徳川, 義崇. 金鯱叢書 : 史学美術史論文集 第42輯. 徳川黎明会, 2015., ISSN 21887594
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026371586-00  ( 部分タイトル:徳川慶勝の上京と京都体験 / 藤田英昭 著)
キーワード
(Keywords)
徳川慶勝
尾張藩
明治維新、幕末
京都、入洛
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介 事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土 人物
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000274255解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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