このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。
メインコンテンツにスキップ

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2020-114
事例作成日
(Creation date)
2018年12月23日登録日時
(Registration date)
2021年03月05日 10時54分更新日時
(Last update)
2021年09月09日 16時05分
質問
(Question)
日本人が初めて黒人に会ったのはいつかを知りたい。
『日本絵巻大成 14 蒙古襲来絵詞』(小松茂美編 中央公論社 1978)や『日本の絵巻13 蒙古襲来絵詞』(小松茂美編 中央公論社 1988)に黒い肌の人物が描かれていたが、織田信長以前の記録があれば見たい。
回答
(Answer)
以下の資料を紹介した。

『日本人の黒人観』(ジョン・G.ラッセル著 新評論 1991)
 p24「日本人と黒人との出会いは、一六世紀にはじまったと考えられている。九世紀の初め、古典アフリカ帝国諸国と中国との間に貿易関係があり、アフリカ黒人が中国経由で来日したという説もある。」とあり。
『アフリカ「発見」 日本におけるアフリカ像の変遷』(藤田みどり著 岩波書店 2005)
 p3-4「日本の文献に初めて黒人が登場するのは『信長公記』においてである。」「イタリア人巡察師アレッサンドロ・イリヤーノは一五八一年三月上洛した折、従者として一人の黒人を連れていた。そのときの模様を一六〇〇年頃に纏められた太田牛一の『信長公記』巻之十四にみることができる。」とあり。
『岩波講座世界歴史 14』(樺山紘一[ほか]編 岩波書店 2000)
 p281「アフリカ黒人の日本来航の記録は意外にも古く、一五四六年にまで遡る。ポルトガル人船長ジョルジェ・アルヴァレスは、日本人が黒人に大層興味を示し、黒人見たさにはるばる百キロも離れた遠方から集まって来るとフランシスコ・ザビエルに宛てた書簡にしたためた。」とあり。
『イエズス会日本年報 上』(村上直次郎訳 雄松堂出版 1969)
 p124「黒奴見物人の騒擾」
 p163「信長黒奴を観る」に黒人を見た信長や人々の反応について記述あり。
回答プロセス
(Answering process)
1 自館目録を〈黒人 & 日本〉〈黒人 & 信長〉〈日本 & アフリカ〉で検索する。

2 来日外国人の資料を確認する。
 
3 《国立国会図書館リサーチ・ナビ》( http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/  国立国会図書館)を〈黒人 & 初めて〉で検索する。

4 《国立国会図書館レファレンス協同データベース》( http://crd.ndl.go.jp/reference/  国立国会図書館)を〈黒人〉で検索する。
「織田信長の黒人家来、弥助についての資料を知りたい。」(横浜市中央図書館  http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000114712

5 4の回答資料を確認する。

ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年12月23日。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
国家と個人.宗教.民族  (316 9版)
外交.国際問題  (319 9版)
日本  (291 9版)
参考資料
(Reference materials)
『日本人の黒人観』(ジョン・G.ラッセル著 新評論 1991), ISBN 4-7948-0091-6
『アフリカ「発見」 日本におけるアフリカ像の変遷』(藤田みどり著 岩波書店 2005), ISBN 4-00-026853-8
『岩波講座世界歴史 14』(樺山紘一[ほか]編 岩波書店 2000), ISBN 4-00-010834-4
『イエズス会日本年報 上』(村上直次郎訳 雄松堂出版 1969)
キーワード
(Keywords)
民族-アフリカ
黒人-歴史
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
歴史
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000294701解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決

Twitter

このデータベースについて

国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ

新着データ

最近のアクセスランキング

レファ協PickUP!