レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年1月18日
- 登録日時
- 2012/01/06 02:00
- 更新日時
- 2014/02/10 11:33
- 管理番号
- 事例集139
- 質問
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解決
明治5年頃の開拓使官員の服装が見たい。
- 回答
- 回答プロセス
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最初に郷土の開拓史関係の資料をあたる。
『[復刻]開拓使事業報告 附録 布令類聚 上編』(北海道出版企画センター、1985)には服装の規定が見当たらず。服飾史へと移る。
『北海道の衣と食』(明玄書房、1974)【0110152733】にも収載は無し。
次に写真へと移る。
『北海道写真史 幕末・明治』(平凡社、1983)には収載無し。『札幌歴史写真集 明治編 さっぽろ文庫 別冊』(札幌市、1982)、『ふるさとの想い出写真集 明治大正昭和 85 札幌』(国書刊行会、1989)には、官営工場の開所式の写真等はあるが、どれが官員か特定できない。
生活史へと移る。
『札幌生活文化史 明治編 さっぽろ文庫 別冊』(北海道新聞社、1985)によると、「明治初期の官員は髷を結い、羽織、袴に帯刀という武士そのままの風体だった。」とあり、明治9年の廃刀令以後、洋服に口髭の官員スタイルに変わっていったと記されている。
一般書の民俗誌へと移る。
『図説 日本洋装百年史』(文化服装学院出版局、1962)内の「軍服・礼服・職場服」の中に、開拓使の官吏には黒羅紗・筒袖形の着物式洋服が採用されたとあり。また、それらしい図がある。
以上で調査を終えるが、『札幌歴史写真集 明治編 さっぽろ文庫 別冊』(札幌市、1982)の明治8年の写真では、官員らしき者は洋服であり、『札幌生活文化史 明治編 さっぽろ文庫 別冊』(北海道新聞社、1985)の明治4年の官員写真では、5名中2名が洋服。
- 事前調査事項
- NDC
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- 北海道地方 (211 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 開拓使
- 札幌歴史写真集
- ふるさとの想い出写真集
- 札幌生活文化史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000099223