レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190306
- 登録日時
- 2021/04/17 00:30
- 更新日時
- 2021/04/17 00:30
- 管理番号
- 徳参20190302
- 質問
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解決
オランダ商館長が外国からもたらされた情報を幕府に伝えていたため、幕府は鎖国状態にもかかわらず海外情勢に明るかったと言われる。オランダ商館長が幕府に情報伝達していた事実が分かるような資料、特に1850(嘉永3)年ごろのことが分かる資料はないか。
- 回答
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【A】『国史大辞典 第2巻』
「オランダ商館」「オランダ商館長江戸参府」(商館長が将軍に拝謁し献上品をおくること)「オランダ商館日記」の項目を見ていただく。歴代の商館長一覧もあり。
【B】『長崎オランダ商館日記 5 (日蘭学会学術叢書 14)』
を見ていただく。求めていたものが掲載されていたとのこと。
- 回答プロセス
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・【A】より、オランダ商館日記には江戸参府の記録も書かれているとわかる。また、翻訳書も紹介されている。ただし、1801年-1860年の日記は「復刻」が日蘭交渉史研究会により進められているという記述にとどまる。また『蘭館日誌』という別名があることが分かる。
「日蘭交渉史研究会」をキーワードに所蔵検索すると【B】がヒット。(シリーズの1巻と5巻のみ所蔵)。第5巻は1810-1813年度を収録しており、お探しの年代に最も近い。
・国会図書館サーチより、【B】のシリーズは全10巻で1823年度まで収録とわかる。
・国会図書館サーチを「日蘭交渉史研究会」「オランダ商館」「日記」「蘭館日誌」等のキーワードで検索するが、1824年度以降の日記の翻訳書は見つからなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 8版)
- 参考資料
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- 【A】国史大辞典 第2巻 (210.03コク21-2p.936-939吉川弘文館 1980)
- 【B】長崎オランダ商館日記 5 (日蘭学会学術叢書 14) (210.59ナカ5日蘭学会/編 日蘭交渉史研究会/訳 雄松堂出版 1994.)
- キーワード
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- オランダ商館 長崎オランダ商館
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000297199