レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月16日
- 登録日時
- 2019/10/15 16:04
- 更新日時
- 2020/06/02 10:03
- 管理番号
- 京高図司-2019-A6
- 質問
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解決
安達安子(あだち やすこ)という人物について詳しく知りたい。京都府立鴨沂高等学校の前身京都女紅場に何年頃奉職していたのかも知りたい。
- 回答
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明治期の教育者。金沢藩士山内信一の長女として天保6(1835)年に生まれる。金沢藩士安達幸之助の妻。一男三女の母。夫幸之助は、大村益次郎の私塾「鳩居堂」の塾頭だったが、明治2(1869)年、大村が刺客に襲われた際、賊と戦い師の身代わりとなり傷を受け落命した。明治5(1872)年金沢に女学校が創立され、安子は女子教育に携わることになり金沢町女紅場の教長となる。明治9(1876)年、京都女紅場に奉職。明治14(1881)年には東京女子高等師範学校寄宿舎長となり、同校の舎監から教授となった。明治34(1901)年には京都市教育会婦人部長、慈愛手芸女学校校長。明治38(1905)年より弘道会、愛国婦人会、慈恵会などで活躍。正七位勲六等に叙される。大正2(1913)年7月28日没。享年79歳。
京都女紅場及び女学校に奉職していたのは、明治9(1876)年11月16日から明治14(1881)年6月6日まで。
- 回答プロセス
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『日本女性人名辞典』の項目を参照。国立国会図書館デジタルコレクションの『淑女鑑』『教界の婦人』の記載を紹介した。また、鴨沂会雑誌『創立六十周年記念誌』で京都女紅場に奉職の事実を確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289)
- 教育史.事情 (372)
- 参考資料
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芳賀登 [ほか] 監修 , 芳賀, 登 , 一番ヶ瀬, 康子 , 中嶌, 邦 , 祖田, 浩一. 日本女性人名辞典 普及版. 日本図書センター, 1998.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000096-I001497385-00 , ISBN 4820578812 -
田島教恵 著 , 田島, 教恵. 淑女鑑. 文永館, 1914.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001991947-00 -
安藤鉄膓 著 , 安藤, 正純, 1876-1955. 教界の婦人. 文明堂, 1903.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000433495-00 -
春錦会 , 京都鴨沂會 , 春錦会 , 京都鴨沂會. 創立六十周年記念誌. 春錦會/鴨沂會, 1932.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I086331815-00
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芳賀登 [ほか] 監修 , 芳賀, 登 , 一番ヶ瀬, 康子 , 中嶌, 邦 , 祖田, 浩一. 日本女性人名辞典 普及版. 日本図書センター, 1998.
- キーワード
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- 安達安子
- 安達幸之助
- 女紅場
- 鴨沂会
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000262621