レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1997/04/09
- 登録日時
- 2011/02/24 02:02
- 更新日時
- 2020/01/04 15:42
- 管理番号
- 愛知県図-01986
- 質問
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解決
地図のお寺のマークは、なぜ「卍」なのか。インドからきた印らしい。
- 回答
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『地図情報ものしり百科3』【資料3】や国土地理院ホームページ【資料4】によると、寺院の地図記号は、寺でみかける「卍」(まんじ)を使ったということがわかった。
なお、「卍」について、『仏教用語事典』【資料1】には、「インドでビシュヌ神(ヒンドゥー教三神の一)の胸にある旋毛とされ、瑞兆の相といわれるが、仏教にもとり入れられ、釈迦の胸や手足・頭髪にある。吉祥のしるし。」とあった。また、地図記号については、『地図をつくる』【資料2】に記号の決められ方や起源について書かれている。
- 回答プロセス
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1 卍の意味について辞典で調べた。
【資料1】の「まんじ【卍字】」の項に、「インドでビシュヌ神(ヒンドゥー教三神の一)の胸にある旋毛とされ、瑞兆の相といわれるが、仏教にもとり入れられ、釈迦の胸や手足・頭髪にあるとする。吉祥のしるし。(中略)広く仏教・寺院の標識として用いる。」との記述があった。
2 地図に関する図書を調べ、地図記号に関する記述を確かめた。
【資料2】のp20に、「地図記号は、種類をなるべく少なく、形が簡単であること、容易にその実物を連想でき、かつ記憶に便利である、など工夫され決められている」とある。p23には、「記号には、実物に関係あるものから図案化されたもの、実物をそのまま横や上から見た形のもの、一定の約束でつくられたものなどがある」と記述されていた。
【資料3】のp13に「寺院」が載っており、「お寺で見かける「まんじ」というマークを記号にしました。目標になるものや、有名な寺院に使われます。」との記述があった。
3 国土地理院のホームページを確認した。
【資料4】に、地図記号「寺院(卍)」の説明ページに「寺院の記号は、有名な寺や良い目標になるものをあらわします。記号は、寺でみかける「卍」(まんじ)をつかいました。」とあった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 地球.天文地理学 (448)
- 仏教 (180)
- 地理.地誌.紀行 (290)
- 参考資料
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- 【資料1】 須藤隆仙著 , 須藤, 隆仙. 仏教用語事典. 新人物往来社, 1993.<当館資料コード:1106226860> , ISBN 4404019947
- 【資料2】 全建設省労働組合地理支部編 , 全建設省労働組合地理支部. 地図をつくる. 大月書店, 1986.<当館資料コード:1104383245> , ISBN 4272301098
- 【資料3】 田代博 監修 , 田代, 博, 1950-. 地図のきまりと記号. 学習研究社, 2008. (地図情報ものしり百科 ; 3. 地図の読み方・使い方 ; 基礎編)<当館資料コード:1109396219> , ISBN 9784052028762
- 【資料4】 地図記号:寺院(じいん), 国土地理院,https://www.gsi.go.jp/KIDS/map-sign-tizukigou-h05-01-18jiin.htm(最終アクセス 2019/11/22)
- キーワード
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- 地図記号
- 卍
- 仏閣・寺院
- 仏教
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000079785