レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 塩尻市立図書館 (2310060) | 管理番号 (Control number) | 塩尻592 | |||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2021年3月16日 | 登録日時 (Registration date) | 2021年03月16日 13時06分 | 更新日時 (Last update) | 2022年12月19日 14時30分 | |||||
質問 (Question) | 干し首の歴史について知りたい。本があれば見たい。 | |||||||||
回答 (Answer) | 次の資料を提供した。 【資料1】『首切りの歴史』p31~シュアール族の制作した干し首についての記述あり。「シュアール族の首狩り襲撃の全盛期は一九世紀後期でそれを誘引したのは干し首の国際取引ブームであった、構図は単純でヨーロッパ人はシュアール族の首を欲しがり、シュアール族はヨーロッパの刃物や銃を欲しがった」との記述あり。 【資料2】『首狩の宗教民族学』p94~「南アメリカの乾し首(ツァンツァ)」に、「一九世紀末、二〇世紀初頭からこのツァンツァはヨーロッパ人により、土産物として注目されるようになる。現在上野の国立科学博物館が所蔵する乾し首のうち一体は、ペルーのリマ市で呉服商を営んでいた人物が帰国に際して持ち帰ったものである。また、奈良県の天理参考館にもシュアルの乾し首があるが、普段は展示公開されていない」との記述あり。(写真あり) 【資料3】『死をめぐるコレクション』 p43 「儀式用のツァンツァ」長髪のエクアドルのツァンツァ(干し首)唇から紐を垂らしている(写真あり) p49 長年かけて集めた様々なエクアドルの干し首(写真あり) p58『干し首アンクル・ナッティ』アンクル・ナッティはある小柄な老婦人から買ったもの。その老婦人は缶に入れて、クローゼットの奥に隠していたという。忌まわしいものと思っていたからだ(写真あり) p141『べべ』ニューヨークのコーニー・アイランドの見せもの小屋に出ていた。そこで1920年代、作家であり、冒険家、コレクターのロバート・リプリーが、世界最小の干し首と選定した(写真あり) p143『干し首の最悪の例』アンゴラの刑務所から出たもの。1930年代頃。 p144『ステラ』復讐殺人の結果に作られたもの。 p145『イチャボッド』儀式用ツァンツァ。ツァンツァは怒りに任せて切り落とした敵の首。 p171『シュアール族の干し首』シュアール族と呼ばれる部族のもので、この部族はペルー北部とエクアドル東部を流れるマラニョン川沿いに住む原住民ヒバロ族グループの一員。首狩りの風習があった。 | |||||||||
回答プロセス (Answering process) | 国立科学博物館のHPを確認したところ、「世界各地には宗教的な意味合いや部族間の抗争の戦果として首を狩る文化がありました」との記述あり。 図書館システムから「干し首」のキーワードで検索したところヒットせず。「首切り」「首狩り」のキーワードで検索したところいくつか資料がヒットした。これをもとに民族や宗教の棚でもブラウジングし、上記資料を利用者に提供した。 | |||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | 以前国立科学博物館で干し首を見た。 | |||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 言葉 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000295270 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |