レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014/7/20
- 登録日時
- 2014/12/18 00:30
- 更新日時
- 2014/12/18 00:30
- 管理番号
- D140710103911
- 質問
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解決
玉滴隠見の書かれた時期を調べている。
「古典籍総合目録第一巻」、「国書総目録第二巻」に、「天正ー延宝八の雑史」と記載されているので、延宝八年以降に書かれたものだということはわかるが、実際に書かれた時期が分かる資料等があれば教えてほしい。
- 回答
-
お尋ねの『玉滴隠見』について、以下の文献などを調査しましたが、「実際に書かれた時期」について記載のある文献は見当たりませんでした。下記1には「編者や成立年代は明らかでない」(p.204)とありました。
【 】内は当館請求記号
1.辻達也著『江戸幕府政治史研究』続群書類従完成会, 1996【GB341-G16】
pp.196-211「酒井忠清『下馬将軍』説再考―落書に見る寛文延宝期の閣老評―」
その他、おもな調査済み文献
・佐村八郎 著『国書解題 上』増訂.東出版, 1997 六合館大正15年刊の複製.【UP3-G11】
p.471「天正の此より延宝八年庚申に至るまでの雑説を年代順に記したるもの」とあります。
・『内閣文庫所蔵史籍叢刊 44 (談海・玉滴隠見) 』汲古書院, 1985【GB22-30】
pp.8-9(解題)『玉滴隠見』
p.8に上記『国書解題』の記述を紹介し、「たしかに巷説による元禄以前の雑史書といえる」とあります。
・村井量令 著『群書備考』国書刊行会, 1916【025.1-M925g】
p.278 ○玉滴隠見「倭漢武家名数(神田白龍)云、『玉滴隠見、四十二巻、自慶長至天和』」
・林董一 編『近世名古屋享元絵巻の世界』清文堂出版, 2007【GC133-J4】
pp.213-231 服部直子「書状にみる尾張の情報(宗春関係記事)・書物の貸借」
・田中暁龍 著『近世前期朝幕関係の研究』吉川弘文館, 2011【GB345-J28】
・日本古典文学大辞典編集委員会 編集『日本古典文学大辞典 第2巻 (かまーこ)』岩波書店, 1984【KG2-70】
・『日本随筆辞典』東京書籍, 1986【KG1-126】
・加藤友康, 由井正臣 編『日本史文献解題辞典』吉川弘文館, 2000【GB1-G49】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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国書総目録第二巻
古典籍総合目録第一巻
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000164831