レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 県立長野図書館 (2110021) | 管理番号 (Control number) | 県立長野-23-091 | ||||
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事例作成日 (Creation date) | 2023年08月18日 | 登録日時 (Registration date) | 2023年09月15日 16時39分 | 更新日時 (Last update) | 2023年09月26日 21時07分 | ||
質問 (Question) | ケベックシティからニューオーリンズまでカヌー等で陸水路を使って移動した人物はいるか。 | ||||||
回答 (Answer) | 1. ケベックシティからニューオーリンまでの間を船で移動した人物について 調査の中で、ケベックシティからニューオーリンズまで陸水路で移動した人物は確認できなかった。 2. 途中の都市間の移動について 経由すると思われる都市間を移動した記録で確認できたものを紹介した。 (1)ケベックシティからオンタリオ湖まで ・「ヨーロッパ縦断:シニアに夢を 鎌倉の67歳・吉岡嶺二さん、カヤックで挑戦」『毎日新聞』2006年1月6日 東京夕刊 10面 当時67歳の男性ヨーロッパの縦断計画をしているとの記事。記事中に2004年夏、2005年夏の2回に分けてオンタリオ湖から大西洋までセントローレンス川1200キロを下ったとの記述がある。 ・「北米大河1200キロ挑戦中 カヌーで日本一周の吉岡さん/神奈川」『朝日新聞』2005年3月5日 朝刊 31面 上記のセントローレンス川の川下りの1回目を終えたことを報じる記事。オンタリオ湖があるカナダ・オンタリオ州キングストンを出発し、ケベック州リムスキーに到着したとの記述あり。 また、途中ダムがありカヌーを担いで下流にわたった場所がある事が書かれているが、ダム名の記載はない。 以上から、質問のルートとは逆ではあるが、キングストンからオンタリオ湖、セントローレンス川を経てケベックシティに至ったこと。その途中、カヌーでは通行できなかった箇所があったことがわかる。 (2)セントローレンス川からオンタリオ湖まで ・「水上バイクで五大湖走破 日本人青年」『読売新聞』1987年8月28日 東京夕刊 18面 当時27歳の青年が水上バイクで五大湖を走破したことを報じる記事。記事によるとコースは、ミネソタ州ダルース出発し、スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖、エリー湖、オンタリオ湖の順で五大湖を回り、セントローレンス川、ハドソン川を経てニューヨークに至ったとのこと。 以上から、質問のルートとは逆ではあるが、シカゴと隣接するミシガン湖から、オンタリオ湖に至り、セントローレンス川に入ることができることがわかる。 (3)シカゴからニューオーリンズ間まで ・『ギネスブック 79』ノリス・マクワーター編 講談社【031/170/'79】 p.334「カヌーを使った最も長い旅」の項目中の陸路を使わない記録について、「1930年9月22日から翌年8月15日にかけて、リチャード・H・グラント、ムース・ラシーの2人が達成した9820m。コースは、シカゴからニューオーリンズ、マイアミ、ニューヨークを経由して五大湖に至るものであった。」とあり、シカゴからニューオーリンズまで水上を移動したことがわかる。 同様の記述は確認したギネスブックの’99年版、2000年版を除く2002年版まで掲載あり。 | ||||||
回答プロセス (Answering process) | 1. カヌーに関する分類785.5の棚を参照する。 2. ギネス記録に関わる資料を参照する。 3. カナダ・ケベックシティに関わる資料を参照する。 4. 下記新聞データベースで「ケベック ニューオーリンズ」、「ケベック カヌー」、「五大湖」「セントローレンス カヌー」「ミシシッピ カヌー」等のキーワードで記事検索を行い、各記事を参照する。 ・信濃毎日新聞社「信濃毎日新聞データベース」 ・朝日新聞社「朝日クロスサーチ」 ・毎日新聞社「毎索」 ・読売新聞社「ヨミダス歴史館」 なお、回答で紹介した毎日新聞夕刊の「水上バイクで五大湖走破 日本人青年」の記事については、データベースで本文が確認できなかったため、所蔵のマイクロフィルムで本文を確認した。 <その他調査資料> 『カヌー&カヤックを楽しむ (NEW OUTDOOR HANDBOOK)』地球丸 2016【785.5/カヌ】 『カヌー&カヤック入門』辰野勇著 山と溪谷社 2013【785.5/タイ】 『カヌースポーツ基礎』日本レクリエーショナルカヌー協会編 海文堂出版 2013【785.5/ニホ】 『ギネスブック '81年度版』ノリス・マクワーター編 講談社 1981【031/170/'81】 『ギネスブック '82』ノリス・マクワーター編 講談社 1982【031/170/'82】 『ギネスブック '83』ノリス・マクワーター編 講談社 1983【031/170/'83】 『ギネスブック '84』ノリス・マクワーター編 講談社 1984【031/170/'84】 『ギネスブック '85』ノリス・マクワ-タ-編 講談社 1985【031/170/'85】 『ギネスブック '86』ノリス・マクワ-タ-編 講談社 1986【031/170/'86】 『ギネスブック '87』アラン・ラッセル編 講談社 1986【031/170/'87】 『ギネスブック '93』ピーター・マシューズ編 騎虎書房 1992【031/170/'93】 『ギネスブック '94』ピーター・マシューズ編 騎虎書房 1993【031/170/'94】 『ギネスブック '96』ピーター・マシューズ編 騎虎書房 1995【031/ギ/'96】 『ギネスブック '97』イアン・カステロ=コルテス編 騎虎書房 1996【031/ギ/'97】 『ギネスブック '98』イアン・カステロ=コルテス編 騎虎書房 1997【031/ギ/'98】 『ギネスブック '99』イアン・カステロ=コルテス編 きこ書房 1999【031/ギ/'99】 『ギネスブック 2000』イアン・カステロ=コルテス編 きこ書房 2000【031/ギ/'00】 『ギネスブック 2001』ティム・フットマン編 きこ書房 2001【031/ギ/’01】 『ギネス世界記録 2004』クレア・フォルカード編 ポプラ社 2004【031.5/ギネ/'04】 『ギネス世界記録 2005』クレア・フォルカード編 ポプラ社 2004【031.5/ギネ/'05】 『ギネス世界記録 2006』クレイグ・グレンディ編 ポプラ社 2005【031.5/ギネ/'06】 『ギネス世界記録 2007』クレイグ・グレンディ編 ポプラ社 2006【031.5/ギネ/'07】 『ギネス世界記録 2009』クレイグ・グレンディ編 ゴマブックス 2008【031.5/ギネ/'09】 『ギネス世界記録 2010』クレイグ・グレンディ編 ゴマブックス 2009【031.5/ギネ/'10】 『ギネス世界記録 2011』クレイグ・グレンディ編 角川マガジンズ 2010【031.5/ギネ/'11】 『ギネス世界記録 2012』クレイグ・グレンディ編 角川マガジンズ 2011【031.5/ギネ/'12】 『ギネス世界記録 2013』クレイグ・グレンディ編 角川マガジンズ 2012【031.5/ギネ/'13】 『ギネス世界記録 2014』クレイグ・グレンディ編 角川マガジンズ 2013【031.5/ギネ/'14】 『ギネス世界記録 2015』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2014【031.5/ギネ/'15】 『ギネス世界記録 2016』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2015【031.5/ギネ/'16】 『ギネス世界記録 2017』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2016【031.5/ギネ/'17】 『ギネス世界記録 2018』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2017【031.5/ギネ/'18】 『ギネス世界記録 2019』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2018【031.5/ギネ/'19】 『ギネス世界記録 2020』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2019【031.5/ギネ/'20】 『ギネス世界記録 2021』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2020【031.5/ギネ/'21】 『ギネス世界記録 2022』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2021【031.5/ギネ/'22】 『ギネス世界記録 2023』クレイグ・グレンディ編 角川アスキー総合研究所 2022【031.5/ギネ/'23】 『カナダ』ロバート・フルフォード文 ベースボール・マガジン社 1991【251/フロ】 『カナダ 北西海岸の先史時代』関俊彦著 六一書房 2021【251.7/セト】 『ケベックとカナダ』竹中豊著 彩流社 2014【251.4/タユ】 『カナダの歴史 (人間科学叢書)』木村和男[ほか]著 刀水書房 1997【251/キカ】 『シンボルから読み解くカナダ』マイケル・ドーソン編著 明石書店 2022【251/ドマ】 『カナダの歴史を知るための50章 (エリア・スタディーズ)』細川道久編著 明石書店 2017【251/ホミ】 『カナダの歴史がわかる25話』細川道久著 明石書店 2007【251/ホミ】 『総合研究カナダ』水戸考道編著 関西学院大学出版会 2020【295.1/ミタ】 『アメリカ文化事典』アメリカ学会編 丸善出版 2018【295.3/アメ】 | ||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | |||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | |||||||
寄与者 (Contributor) | |||||||
備考 (Notes) | |||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||
登録番号 (Registration number) | 1000338731 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |