「足立の花火」はいつから始まったのか。今日までの開催の歴史についても知りたい。

【資料1】に1924年8月13日に開催された「千住新橋開通記念花火大会」がはじまりとあり。中断・再開・再中断・復活についての詳細な記述あり。
【資料2】【資料3】【資料4】【資料5】など、区の広報誌に花火についての記事があり、見ていくと、今日までの歴史がわかる。
区ホームページにも、花火について掲載されている。

1　足立区資料にあたる　
【資料1】p.221～222「足立の花火」に開催の歴史についての記述あり。第1回は1924(大正13)年8月13日に開催された、名称は「千住新橋開通記念花火大会」で、1939(昭和14)年まで続き、戦争のために一時中止となったことがわかる。また、1949(昭和24)年7月「足立花火大会」として再開したこと、1979(昭和54)年に名称が「足立の花火大会」と改められたとなどもわかった。

【資料2】
p.31「足立区政ニュース　昭和24年7月7日　第14号」「足立名物花火大会復活」の記事あり。
p.33「足立区政ニュース　第15号(昭和24年8月5日)」8月13日に荒川放水路両岸で開催される花火大会で、打ち上げる予定の花火について詳しく記載されていた。
p.238「区政のお知らせ　第117号(昭和35年9月)」「第5回区民納涼大会」の記事に、荒川放水路千住新橋のグランドが地盤沈下のため使用ができなくなり、昨年から会場を体育館に移したため千住の花火も見られなくなったとの記述があった。

【資料3】p.238「昭和54年7月4月20日　第483号」p.213「足立の花火大会　20年ぶりに復活」の記事あり。昭和34年を最後に取りやめとなっていたが8月4日に荒川河川敷右岸(千住新橋～西新井橋間)で開催する告知と、花火の内容に、仕掛け花火として「幅300メートルのナイアガラ」「幅100メートルの富士山と火車」の紹介があり。

『あだち広報』昭和58年4月～昭和61年3月縮刷版(足立区企画部広報課編　足立区企画部広報課　1986）
p.33「昭和58年7月20日　第619号」に7月25日(月）開催の第5回花火大会、p.164「昭和59年7月20日　第657号」に7月25日(水)開催の第6回花火大会、p.289「昭和60年7月20日　第693号」に7月25日(木)開催の花火大会について告知などがあり、これ以降の『あだち広報』縮刷版では、「平成22年7月10日号　第1591号」まで、開催日は7月または8月の木曜日だったことが確認できた。

『あだち広報』平成23年4月～平成24年3月縮刷版(足立区政策経営部広報室報道広報課編　　足立区政策経営部広報室報道広報課　2013)
p.80「2011年(平成23)6月25日　第1614号」では、10月8日(土)開催の記事あり。

『あだち広報』平成24年4月～平成25年3月縮刷版(足立区政策経営部広報室報道広報課編　　足立区政策経営部広報室報道広報課　2014)
「2012年(平成24)9月10日　第1644号」には、9月13日(土）に花火が楽しめるとの記述あり。

【資料4】
「2013年(平成25）6月25日　第1663号」では、日時が7月20日(土)とあり。区長によるコラム「葦立ち」に「(前略)平日ではちょうど帰宅ラッシュと時間が重なり(中略)北千住駅の状況も考慮し週末開催を決定しました(後略)」とあり、これ以降は7月に開催されている。

【資料5】
「2020年(令和2年)2月10日　第1824号」と「2020年(令和2年)4月10日　第1828号」に第42回足立の花火、「2020年(令和2年)11月25日　第1843号」に第43回足立の花火についての記事あり。

「あだち広報　2021年令和3年5月25日号　第1856号」p.2に第43回足立の花火中止の記事、「あだち広報　2022年(令和4年)4月25日　第1878号」p.1に第44回足立の花火中止の記事、「あだち広報　2023年(令和5年)4月25日　第1902号」p.8に第45回足立の花火開催の記事あり。

2　足立区公式ホームページ
〈足立の花火〉を検索。ヒットした中から、2023年6月29日公開の「足立の花火が4年ぶりに戻ってきます」に「足立の花火」の始まりについての記述があった。( https://www.city.adachi.tokyo.jp/hisho/ku/kucho/20230629-mainichi.html　最終アクセス日2023年8月22日)