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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2023-014
事例作成日
(Creation date)
2020年05月05日登録日時
(Registration date)
2023年06月07日 23時51分更新日時
(Last update)
2023年06月08日 16時26分
質問
(Question)
大正期における秩父銘仙についてわかる資料を知りたい。
回答
(Answer)
以下の資料を紹介した。
1 図書
『銘仙 大正昭和のおしゃれ着物』(藤森武撮影 藤井健三監修 平凡社 2004)
 p116-119 大正期の銘仙の台頭について記述があり、銘仙の産地の一つとして秩父が挙げられている。
 P134-141「染め織りの里 秩父銘仙物語」
 
『埼玉の文化財 第57号 特集 埼玉の産業と文化財 2』(埼玉県文化財保護協会編 埼玉県文化財保護協会 2017)
 p19-20 大正時代の銘仙の普及について記述あり。

『人々の装い 明治から昭和初期のさいたま 第26回企画展』(さいたま市立博物館編 さいたま市立博物館 2015)
 p13-24「第二章 ふだんの装い」
 p13「大正から昭和の初め頃は、銘仙という安価な絹織物や(中略)毛織物も、手軽なおしゃれ着として用いられるようになります。」とあり。
 p16-21に当時の女性の服装や髪形の図・写真あり。

『埼玉きもの散歩 絹の記憶と手仕事を訪ねて』(藤井美登利著 さきたま出版会 2016)
 p109-111「秩父銘仙」
 p109「大正ロマンのイメージが強い銘仙。その魅力は大胆でモダンな柄ゆきです。」とあり。
 p110「「和」の中に洋風を取り入れた初めてのきもの、お洒落な銘仙着物は、女性が社会進出していく時代背景を追い風に大流行しました。(中略)銘仙着物に袴姿の女学生は当時のファッションリーダーでした。」とあり。

『目で見る秩父の100年』(千嶋壽監修 郷土出版社 1997)
 p43「大正時代の少女(横瀬町・大正6年頃)」
 キャプションに「着物に袴姿のハイカラな少女2人である。」と書かれた写真(白黒)1枚あり。

2 新聞
「大正ロマンの着物70点 「秩父銘仙」見直す展示会」『埼玉新聞 1997年3月2日 15面』
 「秩父銘仙は、大正末期から昭和初期にかけ大胆な色柄、堅牢さなどで一世を風靡。」とあり。
 主催は秩父銘仙研究会(木村和恵会長)である。

「大正期に全国で流行 「秩父銘仙」次世代に」『埼玉新聞 1999年4月1日 17面』
 「特に大正時代は女性たちが大胆な色合いを競い、全国でもてはやされたといわれる。」とあり。
 展示品は「秩父銘仙研究会(木村和恵代表)」の所蔵である。

「大正、昭和の秩父銘仙展示 かんぽの宿寄居」『埼玉新聞 2003年10月16日 15面』
 「「秩父銘仙」は(中略)明治中期から昭和初期にかけて最盛期を迎え、特に女性のおしゃれ着として人気を誇った」とあり。協力は長瀞町の染織り工房である。

備考欄に追記あり。(2023/06/08)
回答プロセス
(Answering process)
1 自館目録を〈秩父銘仙〉〈大正ロマン〉で検索する。

2 《埼玉関係データベース》( https://www.lib.pref.saitama.jp/local/opac/search-detail.do?lang=ja  埼玉県立図書館)を〈銘仙 & 大正〉で検索する。

3 NDC分類〈367〉〈383〉〈586〉〈753〉の棚を確認する。

4 大正時代の秩父が掲載された図説・写真集を確認する。

<その他調査済み資料>
『機織唄の女たち 聞き書き秩父銘仙史』(井上光三郎著 東京書籍 1980)
『秩父銘仙 シルク&ウール 布の文化』(秩父市企業支援センター 秩父市企業支援センター 〔2012〕)
『秩父銘仙』(秦秀雄著 茜屋書房 1932)埼玉県立浦和図書館複製資料(1985)で内容を確認。 
『着物の歴史』(埼玉県立文化会館編 真珠書院 1967)
『秩父織物変遷史』(埼玉県秩父繊維工業試験場秩父織物変遷史編集委員会編 埼玉県秩父繊維工業試験場 1960)
『秩父織物工業組合史』(秩父織物工業組合編 大日本孝道宣揚会 1937)
『図説 秩父の歴史』(井上勝之助監修 郷土出版社 2001)
『図説埼玉県の歴史』(小野文雄責任編集 河出書房新社 1992)
『目でみる埼玉百年 埼玉百年記念誌』(埼玉県編 埼玉県 1971)
『秩父今昔写真帖 保存版』(郷土出版社 郷土出版社 2003) 

ウェブサイトの最終アクセス日は2020年5月4日。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
衣食住の習俗  (383 9版)
衣服.裁縫  (593 9版)
染織工芸  (753 9版)
参考資料
(Reference materials)
『銘仙 大正昭和のおしゃれ着物』(藤森武撮影 藤井健三監修 平凡社 2004), ISBN 4-582-94478-7
『埼玉の文化財 第57号 特集 埼玉の産業と文化財 2』(埼玉県文化財保護協会編 埼玉県文化財保護協会 2017)
『人々の装い 明治から昭和初期のさいたま 第26回企画展』(さいたま市立博物館編 さいたま市立博物館 2015)
『埼玉きもの散歩 絹の記憶と手仕事を訪ねて』(藤井美登利著 さきたま出版会 2016), ISBN 9784878914294
『目で見る秩父の100年』(千嶋壽監修 郷土出版社 1997), ISBN 4876633584
キーワード
(Keywords)
衣服-日本-歴史-大正時代
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
追記(2023/06/08)
『銘仙 特別展』(埼玉県立歴史と民俗の博物館編 埼玉県立歴史と民俗の博物館 2021)
 秩父市出身の木村和恵氏から寄贈された銘仙コレクションを中心に、銘仙の誕生と流行が紹介されている。
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
衣服 郷土
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000334312解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決

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