レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 伊丹市立図書館 本館「ことば蔵」 (2300062) | 管理番号 (Control number) | 3908 | |||||
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事例作成日 (Creation date) | 2023年04月20日 | 登録日時 (Registration date) | 2023年04月20日 10時42分 | 更新日時 (Last update) | 2023年09月27日 11時50分 | |||
質問 (Question) | 『あらま。びっくり』(田村セツコ/著)を読みたい。 | |||||||
回答 (Answer) | 『85歳のひとり暮らし』(田村セツコ/著 興陽館 2023年)を案内。 | |||||||
回答プロセス (Answering process) | 図書館システムでキーワード「あらまびっくり」や「たむらせつこ」を検索するも、当該資料は見当たらず。 同システムに書誌情報が登録されていない可能性を考え、Amazon等ネット書店でキーワード「あらま。びっくり」を検索するが、やはり見当たらない。 Googleでキーワード「あらま。びっくり」+「田村セツコ」を検索。 1.「産経ニュース」HPの2023年4月19日記事「【ビブリオエッセー】『あらま。びっくり』『85歳のひとり暮らし-ありあわせがたのしい工夫生活』田村セツコ(興陽館)」 2.「絵本ナビ」HPの出版社エディターズブログ2023年2月1日記事「あらま! びっくり? 田村セツコ展 行ってきましたレポート(集英社)」 3.「婦人公論jp」HPの2023年3月7日記事「田村セツコ 85歳のひとり暮らし『亡き母の紙おむつを使ったらすばらしさにびっくり。草なぎくんが宣伝してる時代、もっと微笑ましい日用品として扱ってもいいんじゃない?』」 が見つかった。 1は文末の「投稿はペンネーム可。(略)産経新聞『ビブリオエッセー』事務局まで。題材となる本は流通している書籍に限り(略)」より、産経新聞「ビブリオエッセー」コーナーへの読者投稿文で、『85歳のひとり暮らし-ありあわせがたのしい工夫生活』が「題材となる本」だと思われる。 文中に「本書を読んで、『あらま。びっくり』。」「85歳からの人生、『あらま。びっくり』を一つでも多く見つけてください。」とある。 ( https://www.sankei.com/article/20230419-EPI2OFWSDJOJBJ6BN5CDIM3AUY/ ) 念のため、当館所蔵の産経新聞2023年4月19日分を確認。 夕刊第1面「ビブリオエッセー」に同投稿文が掲載されていた。 投稿文の見出しも「『85歳のひとり暮らし-ありあわせがたのしい工夫生活』田村セツコ(興陽館)」「『あらま。びっくり』」で同じだった。 2は弥生美術館(東京都文京区)で開催された「田村セツコ展 85歳、少女を描き続ける永遠の少女」(会期:2023年1月6日~3月26日)のレポート。 記事タイトルは「あらま! びっくり? ~(略)」だが、本文にその言葉は登場しない。 ・「絵本ナビ」HP 出版社エディターズブログ( https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=1535 ) ・「弥生美術館」HP内「過去の展覧会」の「田村セツコ展 85歳、少女を描き続ける永遠の少女」( https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/past_detail.html?id=2154 ) 3は「紙おむつを楽しもう」という見出しで、文中に「(紙おむつの)サイズがちょっと大きかったんですけど、ある冬のすごく寒い日に、『そうだ、あれちょっと試してみようかな』って思って、身につけて出かけたら、軽くてふんわりしてあったかくて。あらま。びっくり。」とある。 また、文末に「※本稿は、『85歳のひとり暮らし-ありあわせがたのしい工夫生活』(興陽館)の一部を再編集したものです。」という注記がある。 ( https://fujinkoron.jp/articles/-/7799 ) 1~3より ・「あらま(。)びっくり」は田村氏がよく使う言葉であるが、書名ではない。 ・『85歳のひとり暮らし』(田村セツコ/著 興陽館)の本文にも「あらま(。)びっくり」という言葉が登場する。 可能性が高い。 質問者に確認すると、産経新聞の「ビブリオエッセー」で知ったので、本書に間違いないとのこと。 図書館システムで本書を検索すると、当館所蔵の『85歳のひとり暮らし』(田村セツコ/著 興陽館 2023年)が見つかったが、貸出中だったため情報提供に留まった。 2023.9.6追記 『85歳のひとり暮らし』(田村セツコ/著 興陽館 2023年)を確認。 以下のエッセイに「あらま。びっくり」という言葉が登場する。 p.103~106「紙おむつを楽しもう」…上記3と同じ内容。 p.154~156「認知症を楽しむ」…「認知症はすばらしい。自由の国。自分で自分に『あらま。びっくり。新しいわたし、こんにちは』ってね。『あらま、びっくり』って、新鮮に受け止めるってこと。自分の身に降りかかることをね。」 p.184~187「老化はあたり前」…「たしかに、目が見えなくなったり、歯が抜けたり、手が震えたりって、みんな内面ではつらいと思うよね。でも、それらはみんな初めてのこと。だからわたしは初体験ととらえるの。『あらま。びっくり』ですよ。」 インターネットのリンク確認日:2023年9月6日 | |||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | 質問者は先日(2023年4月19~20日)の新聞で本書を知ったとのこと。 | |||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||
備考 (Notes) | ||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | うろ覚え・覚え違い | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||
登録番号 (Registration number) | 1000332253 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |