レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年01月07日
- 登録日時
- 2023/01/13 17:16
- 更新日時
- 2023/04/24 16:25
- 管理番号
- 2230
- 質問
-
解決
(1)「光陰矢の如し」が使われている文献がみたい。
(2)『曽我物語』の中の「光陰矢の如し」が文中で使われている箇所が知りたい。
- 回答
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下記の資料を提供
『曽我物語』(913.4/ソガ)p292 7行目に「光陰矢の如し」記載あり
〈係より〉
○下記の資料にも記載あり
『日本の名著14 貝原益軒』p218に記載あり
『福沢諭吉全集 第7巻』p264に記載あり
○「国立国会図書館デジタルコレクション」の検索語に「光陰如箭」と入力すると該当の資料がヒットします
○ジャパンナレッジで検索(日本国語大辞典)
『新編日本古典文学全集69』 巻四-二(918/シヨ/69)p404にも記載あり
- 回答プロセス
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(1)について
①インターネットで「光陰矢の如し」と検索
➡レファレンス協同データベース
長野市立長野図書館(2310222) 管理番号:長野市立長野-14-035
(質問:「光陰箭(矢)の如し」は誰の言葉か)
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000165499
を参考に「光陰矢の如し」のことを確認する
➡②①を参考に
・『禅門諸祖偈頌』→当館所蔵なし
・漢文では光陰如箭と書くとのことで李益(りえき)が『游子吟(ゆうしぎん)』で記したとのこと
自館業務システムで「李益」と検索 →当館所蔵なし
・蘇軾(そしょく)の『行香子 秋興詞』に記したとのこと
自館業務システムで「蘇軾」と検索 →当館所蔵なし
(2)について
①インターネットにて「曽我物語␣光陰矢の如し」と検索
➡「『光陰矢の如し』という記述が出てくる文献としては、鎌倉時代初期の『曽我物語』、明治時代の福沢諭吉『旧藩情』などが挙げられます。」という記述をみつける
また、『曽我物語』の巻第七に「光陰矢のごとし」が使われていることがわかる
②当館業務システムにて所蔵を確認する
➡『曽我物語』(913.4/ソガ)・・・p292.7行目に記載あり
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 作品集 (918 9版)
- 参考資料
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市古貞次, 大島建彦 校注 , 市古, 貞次, 1911-2004 , 大島, 建彦, 1932-. 曽我物語. 岩波書店, 1992. (日本古典文学大系新装版. 歴史文学シリーズ)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002234661-00 , ISBN 4000044958
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市古貞次, 大島建彦 校注 , 市古, 貞次, 1911-2004 , 大島, 建彦, 1932-. 曽我物語. 岩波書店, 1992. (日本古典文学大系新装版. 歴史文学シリーズ)
- キーワード
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- 光陰矢の如し(コウインヤノゴトシ)
- 一般書
- 蘇軾(ソショク)
- 禅門諸祖偈頌(ゼンモンソショゲショウ)
- 李益(リエキ)
- 光陰如箭(コウインジョセン)
- 曽我物語(ソガモノガタリ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000327316