レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 相模原市立図書館 (2210034) | 管理番号 (Control number) | 相市-R4-15 | |||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2022/12/03 | 登録日時 (Registration date) | 2023年01月13日 16時14分 | 更新日時 (Last update) | 2023年02月04日 12時10分 | |||||
質問 (Question) | 1、江戸時代の相模原(津久井)の養蚕について、農家では製糸や加工まで行っていたのか。 2、津久井において、田畑が無い地域では、年貢をどうやって納めていたのか。 | |||||||||
回答 (Answer) | 1について回答プロセスの通り、①から③の資料を提供した。 製糸や加工まで行っていたという記述がある。 2について回答プロセスの通り、④から⑤の資料を提供した。 米納のかわりに金納による年貢方法となる。 | |||||||||
回答プロセス (Answering process) | ●自館OPACで“養蚕 相模原”を検索 ①『相模原の養蚕業と上溝市場』 相模原市教育委員会社会教育部社会教育課/編 相模原市教育委員会 1987 【K1ー63 S24135220】 p18「第3節 上溝の一養蚕農家における生活誌」に、「実家では4~5人、人を頼んで自家製糸をした」など織物をしていた旨の記載あり。 ②『養蚕の時代と大野台』 大野台公民館 地元学大野台グループ/編 大野台公民館 地元学大野台グループ 2017 【K1ー29 S33382755】 p2「2、江戸時代後期の養蚕と炭」に、橋本村に関して「養蚕が女の仕事で糸をつくり、織物もしていた」と記載あり。 ③『津久井郡文化財 養蚕と炭焼 産業編』 津久井郡文化財調査研究会/編著 津久井郡広域行政組合 1988 【K1ー06津久井 S29448495】 p6「(二)津久井 川和縞の人気」に「農家は養蚕を行い、繭を取り、その繭から自家製の生糸を製造し」(元禄期)と記載あり。 ●自館OPACで“年貢 津久井”を検索 ④『津久井町史 通史編』 相模原市教育委員会教育局生涯学習部博物館・市史編さん班(津久井町史担当)/編 相模原市 2015 【K1-21津久井 S32843526】 p67「村々の検地と年貢」は全体的に津久井の年貢の状況について記載されている。 「津久井領では神奈川県内でも特異な永高制が採用された。」と記載あり。 p90「金納の外に物納も対象となってくる。」「小物成が初めて現れる。(中略)紬、漆、荏などが現物納。」と記載あり。 p161-165「小物成と浮役」に本年貢以外の雑税についてまとめた記載あり。 ⑤『公民館報 しろやま 創刊号(平成20年8月)~』 相模原市立城山公民館 2008 【K1-37ブルーファイル S23442676】 第54号 しろやま歴史めぐり「江戸時代の津久井 その六 家康の施策と津久井」に、「年貢の負担を生産物でなく銭で納める形式を永高制という」と記載あり。 津久井領内で永高制を成立させた理由について、「津久井は山間部で比較的未発達の地域であり、大部分が水田を持たない村で現物的に米納は不可能で、金納による年貢は津久井領に最も適したものであった」と記載あり。 ※【 】内は自館の請求記号と資料コードです。 | |||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000327305 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |