レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年04月18日
- 登録日時
- 2022/12/13 17:56
- 更新日時
- 2023/03/28 15:45
- 管理番号
- 埼熊-2022-061
- 質問
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解決
江戸時代に紫根が埼玉及び江戸近郊で栽培されていたことがわかる資料を見たい。
- 回答
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以下の資料を提供した。
『紫 紫草から貝紫まで』(竹内淳子著 法政大学出版局 2009)
p79-116「武蔵野に幻の紫草をたずねて」
武蔵野近辺におけるムラサキの扱いについて記述あり。江戸時代の資料の写真あり。
『ムラサキの観察と栽培』(大滝末男著 ニュー・サイエンス社 1982)
p67「江戸中期の享保14(1729)年には、徳川8代将軍の吉宗が吹上御苑に染殿を設けたり、武蔵野での紫根栽培を奨励したこともあって、大伝馬町薬種組合が公認され、多くの紫根問屋や灰汁専門の問屋も出現したことが多数、記録に残っている。」とあり。
p86-88 武蔵野近辺の紫根の行商に関する記述あり。
『日本の色を染める』(吉岡幸雄著 岩波書店 2002)
p199に該当記述あり。
『古代紫染め復活への道のり』(大河内正著 文芸社 2004)
p17に川越の紫根生産について記述あり。
『染織事典』(中江克己編 泰流社 1981)
p210-211「紫根染(しこんぞめ)」の項に、該当記述あり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈紫根〉〈薬草〉で検索する。
2 NDC分類〈753〉の資料を確認する。
3 《ルーラル電子図書館》(農山漁村文化協会)を〈ムラサキ〉で検索する。
須之部大(ほか)著「ムラサキ」(『食品加工総覧 素材編 第12巻』総論p913-922 農文協 2002)
参考資料あり。
(1)参考資料『ムラサキの観察と栽培』を確認する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2020年4月18日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 染織工芸 (753 9版)
- 参考資料
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- 『紫 紫草から貝紫まで』(竹内淳子著 法政大学出版局 2009) , ISBN 978-4-588-21481-3
- 『ムラサキの観察と栽培』(大滝末男著 ニュー・サイエンス社 1982)
- 『日本の色を染める』(吉岡幸雄著 岩波書店 2002) , ISBN 4-00-430818-6
- 『古代紫染め復活への道のり』(大河内正著 文芸社 2004) , ISBN 4-8355-6800-1
- 『染織事典』(中江克己編 泰流社 1981) , ISBN 4-88470-368-5
- キーワード
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- ムラサキ(被子植物)
- 染織工芸-日本-歴史-江戸時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 植物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000325648