レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 所沢市立所沢図書館 (2310110) | 管理番号 (Control number) | 所沢椿峰-2022-008 | |||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2021/07/23 | 登録日時 (Registration date) | 2022年11月27日 00時30分 | 更新日時 (Last update) | 2022年11月27日 09時37分 | |||||||
質問 (Question) | ボタニカルアートについて知りたい | |||||||||||
回答 (Answer) | 下記資料に記載があります。 〇『図説ボタニカルアート』 大場秀章/著 河出書房新社 2010年 〇『植物観察図鑑 [1]』 旺文社 1998年 〇『ボタニカル・アート』 ノーマン・ロブソン/編・著 千毯社 1991年 〇『ボタニカルアートの薬草手帖』 正山征洋/著 西日本新聞社 2014年 〇『自分時間を楽しむ花の細密画』 藤井紀子/著 日貿出版社 2022年 〇『植物図譜の歴史』 ウィルフリッド・ブラント/著 八坂書房 2014年 〇『ボタニカル・アート』 リース・ド・ブレイ/著 エム・ピー・シー 1990年 | |||||||||||
回答プロセス (Answering process) | 1.所蔵資料の内容確認 〇『図説ボタニカルアート』 大場秀章/著 河出書房新社 2010年 全編にわたってボタニカルアート作品が紹介されている。 p4-8「はじめに ボタニカルアートとは何か」にボタニカルアートの語源について記載あり。 p4「(前略)本書でいうボタニカルアートは、まず描かれた植物が植物学の立場から正しく同定できるようにその植物の特徴が描き込まれており、かつその表現が審美眼を満足させる絵画をいう。(後略)」と記載あり。 p121「おわりに ボタニカルアートの未来に向けて」に記載あり。 P121「(前略)十八世紀にエーレットが「花の肖像画」としてのボタニカルアートの技法を確立してから、植物画の中心は花の肖像画、すなわちボタニカルアートを描くことになった。それは今日に続く。(後略)」と記載あり。 〇 『植物観察図鑑 [1]』 旺文社 1998年 p197「ボタニカルアート(植物画)の描き方」「ボタニカルアートについて」にボタニカルアートの語源について記載あり。 p197「生物やそれらをとりまく自然環境などを描くネイチャーアートの中でも植物画はボタニカルアートと呼ばれ、近年知的な趣味としての人気が高いジャンルのようです。BOTANY(植物学)とART(美術)の合成語で、文字どおり植物学的な絵画と解釈してよいでしょう。(中略)ボタニカルアートは科学的な観察を手掛かりにしながら植物の持つ造形の美や妙に気付き、追求し表現する美術です。(中略)科学的な観察に基づくという観点から考えると、その制作に当たっては何よりも形を重視しなくてはなりません。(後略)」と記載あり。 〇『ボタニカル・アート』 ノーマン・ロブソン/編・著 千毯社 1991年 全編にわたってボタニカルアート作品が紹介されている。 p3-8「ボタニカル・アート-花の肖像画を書いた名手たち-」にボタニカルアートの様式について記載あり。 p3「植物を素材や題材として、装飾の面から描いた絵は何世紀も前からあるが、その一方で、実用のために描かれ、近年は、科学の分野で利用されている。(中略)大体は、科学上の目的から制作されたこれらの作品は、当時の知識欲の華麗な副産物とでもいうべきものであり、こうした知識の探求が、ここ350年間、世界の動植物の分布調査を進歩させてきたのである。(中略)植物画の画家は、科学的正確さと美術的効果を結びつけるという苦労を負っていて、自己の美意識を優先させ取捨選択すればよい花専門の画家とは違う。(後略)」と記載あり。 p8「要求される技法や知識は昔とは違うが、正確な植物画というものに対する需要は、今も根強い。カメラがいくらか最新鋭の装置を駆使したところで、植物学的にみて、重要な点を強調することができる、才能ある人間の目には敵わない。現在も数多くの画家が植物の絵を描く仕事についている。(後略)」と記載あり。 〇『ボタニカルアートの薬草手帖』 正山征洋/著 西日本新聞社 2014年 p3-4「はじめに」にボタニカルアートの語源と様式について記載あり。 p3「(前略)語源は英語のボタニーの形容詞ボタニカル(Botanical=植物の、植物学の)とアート(Art=芸術、美術)を結びつけた造語で、直訳すると“植物学の美術”となります。植物を良く観察し、形や色や特徴を写実的に克明に、かつ芸術的な美しさをもって描いた絵のことをボタニカルアートといいます。(中略)ボタニカルアートには以下四つの約束事があります。即ち、実物大に描く、背景を描かない、人工的な物を描かない、植物の持つ特性を変えない、となっています。(後略)」と記載あり。 〇『自分時間を楽しむ花の細密画』 藤井紀子/著 日貿出版社 2022年 p26-27「第1章 “観る”を楽しむ」「ボタニカルアートとは?」にボタニカルアートの様式について記載あり。 p26-27(前略)「植物の種(しゅ)を描いたものがボタニカルアートです。(中略)これは〇〇という品種であり、他の品種と違ってこういった特徴があるといった植物学的な情報をちゃんと観察して表現したものがボタニカルアートです。(中略)まとめると、植物の特徴と魅力がよくわかり植物学的に正確に詳細に描かれた人の心をひきつける素敵なアート。これがボタニカルアートでしょう。」と記載あり。 〇『植物図譜の歴史』 ウィルフリッド・ブラント/著 八坂書房 2014年 全編にわたって古代から現代に至るまでのボタニカルアートの歴史についての記載あり。 〇『ボタニカル・アート』 リース・ド・ブレイ/著 エム・ピー・シー 1990年 全編にわたってボタニカルアート作品が紹介されている。 全編にわたって古代から現代に至るまでのボタニカルアートの歴史についての記載あり。 3.記載のなかった資料 ×『言の葉 葉っぱ暦』 群馬直美/絵・文 けやき出版 2013年 ×『群馬直美の木の葉と木の実の美術館』 群馬直美/絵・文 世界文化社 2014年 ×『野の草花の植物画』 安井亜代子/著 日貿出版社 2003年 | |||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | その他 | 質問者区分 (Category of questioner) | 一般 | |||||||
登録番号 (Registration number) | 1000324695 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |