レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月05日
- 登録日時
- 2022/11/20 17:38
- 更新日時
- 2022/12/01 20:32
- 管理番号
- 県立長野-22-142
- 質問
-
未解決
雑誌『信州理科』2号(1968)掲載の論文
両角源美・北沢徹郎「日本列島における小哺乳類の地理的変異に関する研究2 ヒミズとヒメヒミズにおける形態ならびに生態面の地理的変異」
はあるか。
- 回答
-
当館所蔵の『信州理科』の創刊号(1975年から29号(2003年)までの目次を確認したが、当該論文は掲載されていなかった。
なお、類似したタイトルで比較的近い年代のものに、次のものがある。
・北沢徹郎 両角源美「長野県産けっ歯類の生態と形態-実験観察への資料として-」
『信濃教育』 892号(1961.3) p.60-70
・両角徹郎 両角源美「長野県産けっ歯類の生態と形態(その2)-生態教材の新しい視点を求めて-」
『信濃教育』 1037号(1973.4) p.128-135
茅野市八ヶ岳総合博物館の企画展示のために作られた資料で、『信州哺乳類動物研究の先駆者-両角徹郎先生・両角源美先生が目指した教育-』 茅野市八ヶ岳総合博物館 2019【N489/57】の巻末 業績1-4に両氏の研究著作や報告書の一覧がある。この一覧中に、当該論文は確認できなかった。当該論文のもととなった研究に当たるかもしれない日本各地の小哺乳類の調査研究、報告のようなものが何点か見受けらる。当該年代を超えた時点でのものもあるため、ライフワークのようなものだったのかもしれない。
また、『信州のけものたち』両角徹郎 両角源美著 信濃教育会出版部1988 【N481/2】の目次および巻末の参考文献にも当該論文は確認できなかった。ただ、p.89-102の「4 食虫類の分布と生活」の中に、「(5)ヒミズとヒメヒミズの地理的変異」があり昭和39年から41年までに、日本各地で調査を行った記述がある。この資料は児童向けに書かれたもの。
- 回答プロセス
-
1 所蔵する雑誌『信州理科』を確認する。刊行年が10年ほど異なるが、目次を調べる。
2 当館蔵書を「北沢徹郎」「両角徹郎」「両角源美」でそれぞれ検索する。ヒットしたものを確認する。また、巻末の参考文献も確認する。
<調査資料>
・『雑誌「信濃教育」総目次』 信濃教育会 1972【N370/3a/1】
・『続 雑誌「信濃教育」総目次』 信濃教育会 1998【N370/3a/2】
・『続 雑誌「信濃教育」総目次』 信濃教育会 2011【N370/3a/3】
・『日本哺乳類雑記 第1集』 宮尾嶽雄編 信州哺乳類研究会 1972【N489/6/1】
・『日本哺乳類雑記 第2集』 宮尾嶽雄編 信州哺乳類研究会 1973【N489/6/2】
・『日本哺乳類雑記 第3集』 宮尾嶽雄編 信州哺乳類研究会 1974【N489/6/3】
・『日本哺乳類雑記 第4集』 宮尾嶽雄編 信州哺乳類研究会 1977【N489/6/4】
- 事前調査事項
- NDC
-
- 哺乳類 (489 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- ヒミズ
- ヒメヒミズ
- 哺乳類
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 大学図書館
- 登録番号
- 1000324390