レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年05月22日
- 登録日時
- 2022/11/13 14:37
- 更新日時
- 2023/03/24 09:30
- 管理番号
- 埼熊-2022-042
- 質問
-
解決
食品の保冷以外の利雪の例を知りたい。
- 回答
-
以下の資料と情報を紹介した。
1 図書
『雪国新時代 利雪ビジョンの社会づくり』(とやまの雪研究会編 古今書院 1987)
p229-263「雪国新時代 -雪利用の新たな展開-」に、水資源、冷房、雪中貯蔵、雪発電等の記述あり。
『克雪・利雪技術研究 積雪寒冷地域の明日を拓く 1986』(日本システム開発研究所編 日本システム開発研究所 1986)
p26-30「利雪技術開発の可能性」に、雪ダムや人工氷河の建設、冷却用エネルギーとしての利用あり。
p82-99「雪中野菜栽培の産業化について」、「野菜等生鮮食料品の貯蔵と出荷調整への雪利用について」、「雪上野球を愉しむ運動について」あり。
『空から宝ものが降ってきた! 雪の力で未来をひらく』(伊藤親臣著 旬報社 2016)
p29-32「雪冷房のある学校」に、雪冷房の導入事例について記述あり。
『おもしろ雪学』(山形県生涯学習文化財団(山形県生涯学習センター)編 山形県生涯学習文化財団 2007)
p127 染屋の雪さらし、和紙の雪ざらしについての記述あり。
p210-218「雪のもたらす恩恵 -山形県における利雪の取組事例とその効果について-」の節に、「観光・イベント・レクリエーション」、「雪ダム」(水資源の保存の観点)、「雪冷房システム」とあり。
『雪国の視座 ゆきつもる国から』(『雪国の視座-ゆきつもる国から』編集委員会編 毎日新聞社 2001)
p176-181「利雪の技術―雪を活用する」に雪冷房や発電に利用されることについて記述あり。
『雪国大全』(佐藤国雄著 恒文社 2001)
p225「天然冷蔵庫」、p228「雪下ニンジン」、p229「大崎菜」、p262「白魔は電源宝庫」、p276「貯雪式冷房」あり。
『雪の科学的研究50年の歩み 豪雪譜』(日本積雪連合編 日本積雪連合 1998)
p188-191「雪を活用した知恵」に、雪ざらし、雪囲い蚕種貯蔵庫、雪室、雪貯蔵、雪冷房が挙げられている。
『雪と生活』(吉野正敏編著 大明堂 1988)
p182-185「1. 雪の積極利用」雪の工業的利用について、「たとえば、小千谷の縮がそうである。これが雪上の寒ざらしによっていたことはよく知られている。」とあり。
『雪と氷のはなし』(木下誠一編著 技報堂出版 1988)
p256-261「利雪のすすめ」に水資源、観光資源、スポーツ・レジャー資源、構造物の材料としての利用について記述あり。
『雪の話・氷の話 理科年表読本』(木下誠一著 丸善 1984)
p165-167「利雪氷」に水資源として蓄える、スキー・スケート等スポーツに利用する、断熱材として利用するなどの利用法あり。
『雪の科学と生活』(栗山弘著 新潟日報事業社 1984)
p206-208「雪は白いダム・雪の利用」雪ダム、冷房、温度差発電、上布産業への活用あり。
『日本まちづくり事典』(井上繁著 丸善 2010.6)
p266-269「上越市(じょうえつし)」
p268-269「安塚区は旧町時代から、雪を商品にした「雪の宅配便」や、東京ドームに雪を持ち込んだ「サヨナラ後楽園球場スノーフェスティバル」、雪冷房システムの開発など豪雪を手にとり、雪を活用した地域づくりに取り組んできた」とあり。
2 雑誌
内藤洋著「豪雪地帯対策について」(『土木学会誌 2018年10月』p6-9 土木学会 2018.10)
p8「雪冷熱エネルギーの活用促進(中略)豪雪地帯に大量に降る雪の冷熱を再生可能なエネルギー源ととらえ、冷房や冷却に積極的に活用しようという取り組みが徐々に増えてきている。」とあり。
伊藤親臣著「雪国のマイナスをプラスに転じる発想! それが利雪」(『土木学会誌 2018年10月』p24-25 土木学会 2018.10)
雪を低温倉庫に活用する取組について記述あり。
本間弘達著「新エネルギーの歩み NEDO『新エネ百選』 北海道美唄市 黒ダイヤから、白ダイヤへ : 美唄利雪産業クラスターの形成に向けて」(『水 2013年3月』p58-62 水発行所 2013.3)
「雪冷房マンション」、「寒冷地の雪冷房を導入したデータセンター」の事例あり。
中畑広一著「LOOK FORWARD 伝説と利雪のまちづくり-自然と伝説を活かし飛鳥時代の集落を再現-河合村企画商観課」(『地方自治職員研修29巻9号』p66-69 公職研 1996.9)
「雪の匠整備事業」の報告あり。
p66「利雪・親雪事業として村民スキー場の整備や遊漁施設等の体験施設整備によって交流人口の増加と村民の雇用拡大をはかり活力のある産業の育成に鋭意努力している。」
p68-69貯雪施設や雪のトンネル等の紹介あり。
3 インターネット情報
《国立国会図書館デジタルコレクション》「’93in余市-利雪・親雪シンポジウム-快適な冬の生活環境づくりに向けて」(『Hoppoken = 北方圏 北の今・人・明日 春(83)』p78-80 北海道国際交流・協力総合センター 1994.4 )(https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2832899 国立国会図書館)40コマ-41コマ 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
関連記述あり。
《北海道建設新聞社》「東京五輪で「利雪」を 雪氷環境プロジェクトが技術研究会」(https://e-kensin.net/news/121152.html 北海道建設新聞社)
関連記述あり。
- 回答プロセス
-
1 自館目録を検索する。
(1)〈利雪〉で検索する。
(2)〈タイトル:雪 & 資料種別:逐次刊行物〉で検索する。
2 NDC分類〈451〉の棚にあたる。
3 《国立国会図書館サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)を〈利雪〉で検索する。
4 《国立国会図書館リサーチ・ナビ》(https://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/ 国立国会図書館)を〈利雪〉で検索する。
5 《Google ブックス》(http://books.google.co.jp/ Google)を〈利雪 & 観光〉で検索する。
6 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈利雪〉で検索する。
《北海道建設新聞社》「東京五輪で「利雪」を 雪氷環境プロジェクトが技術研究会」(https://e-kensin.net/news/121152.html 北海道建設新聞社)
7 6の北海道建設新聞社の記事より、《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈雪氷環境プロジェクト〉で検索する。
《内閣府NPOホームページ》「雪氷環境プロジェクト」(https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/001001242 内閣府)
「この法人は、北海道を中心とした積雪寒冷地において自然が生成した雪氷を、主として都市部の冷熱エネルギー源や公園等の植物に対する散水として供給し、ヒートアイランド現象等の地球環境の保全に寄与することを目的とする。」とあり。事業報告書の掲載あり。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2021年5月22日。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 気象学 (451 9版)
- 建設工学.土木工学 (510 9版)
- 参考資料
-
- 『雪国新時代 利雪ビジョンの社会づくり』(とやまの雪研究会編 古今書院 1987) , ISBN 4-7722-1483-6
- 『克雪・利雪技術研究 積雪寒冷地域の明日を拓く 1986』(日本システム開発研究所編 日本システム開発研究所 1986)
- 『空から宝ものが降ってきた! 雪の力で未来をひらく』(伊藤親臣著 旬報社 2016) , ISBN 978-4-8451-1449-8
- 『おもしろ雪学』(山形県生涯学習文化財団(山形県生涯学習センター)編 山形県生涯学習文化財団 2007)
- 『雪国の視座 ゆきつもる国から』(『雪国の視座-ゆきつもる国から』編集委員会編 毎日新聞社 2001) , ISBN 4-620-90590-9
- 『雪国大全』(佐藤国雄著 恒文社 2001) , ISBN 4-7704-1063-8
- 『雪の科学的研究50年の歩み 豪雪譜』(日本積雪連合編 日本積雪連合 1998)
- 『雪と生活』(吉野正敏編著 大明堂 1988) , ISBN 4-470-49015-6
- 『雪と氷のはなし』(木下誠一編著 技報堂出版 1988) , ISBN 4-7655-4341-2
- 『雪の話・氷の話 理科年表読本』(木下誠一著 丸善 1984) , ISBN 4-621-02807-3
- キーワード
-
- 雪
- 土木技術
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 土木
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000324038