レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年09月28日
- 登録日時
- 2022/10/20 16:14
- 更新日時
- 2023/06/01 11:51
- 管理番号
- 2022-26
- 質問
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未解決
昭和27(1952)年頃の軽井沢町報がみたい。昭和17年に西長倉と合併した後、今の町舎の前にあった旧町舎(沓掛駅の前)について調べている。旧町舎は昭和27年に移築されたときいている。
- 回答
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昭和27年の軽井沢町報(冊子体)は、離山(はなれやま)図書館に所蔵があることをご案内しました。
また、古い広報は軽井沢町立図書館デジタルアーカイブ(最終確認 2023/06/01)で1925年7月のものから1972年3月のものまで見ることが出来るので(1952年は範囲内)、そちらもご案内しました。
後日調査にて、旧町舎が昭和27年に移築されたかどうかはわかりませんでしたが、昭和27年9月に旧役場庁舎を増築していることがわかりました。
『軽井沢町報 昭和26年2月号~昭和29年7月号』の昭和27年11月号に「町役場庁舎増築」(時期は詳細がなく不明)との記述を見つけましたが、移築とは書かれていませんでした。
『信濃毎日新聞』1952(昭和27)年9月20日(土) 朝刊4面
「軽井沢町役場新館が完成 クリームの役場、広い体育館」
によると、昭和27年9月20日に町役場の新館が完成したとの記述があります。記事の写真にある町役場新館の建物と、『軽井沢町誌 歴史編(近・現代編)』p534「図21 手ぜまになった旧役場庁舎」の写真の建物が同じ建物であるため、旧役場庁舎は移築ではなく増築されたと思われます。
また、『軽井沢町誌 歴史編(近・現代編)』の巻頭地図「大正元年(1912)の軽井沢」と「昭和27年(1952)の軽井沢」を見比べると、役場の位置が変わっているため、移動したことは確かですがいつ変わったのか、また移築なのかは不明です。
- 回答プロセス
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1. 『軽井沢町報』の所蔵がない中軽井沢図書館での受付だったため、まず軽井沢町立図書館デジタルアーカイブで 町の広報誌→時代別で調べる→昭和(戦後以降)の項目に飛び、そこから1952年代の軽井澤町報を確認した。
2. 冊子体でみたいとご希望だったので、蔵書検索システムでキーワードを「軽井沢町報」とし検索。昭和27年頃の軽井沢町報が離山図書館にあることを確認。
[2022/11 追加調査]
3. 昭和27年前後の軽井沢町報を見る。
『軽井沢町報 昭和26年2月号~昭和29年7月号』の昭和27年11月号に「町役場庁舎増築」との記述を見つけるが、移築については記載がない。
4. 信毎データベースにて、キーワードを「軽井沢&役場」にし、明治・大正・昭和の検索で検索すると、
『信濃毎日新聞』1952(昭和27)年9月20日(土) 朝刊4面「軽井沢町役場新館が完成 クリームの役場、広い体育館」がヒット。移築かどうかは確認できず。場所は記載がなく、沓掛駅の前なのかはわからなかった。
5. 『軽井沢町誌 歴史編(近・現代編)』を確認する。年表を見るが、昭和27年付近に旧役場移築や増築などの記述はなかった。また、巻頭地図で昭和27年の役場位置を確認した。
【調査済資料】
『軽井沢町報 昭和29年8月号~昭和31年5月号』
『軽井沢町報 昭和24年6月号~昭和26年1月号』
- 事前調査事項
- NDC
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- 地方自治.地方行政 (318)
- 中部地方 (215)
- 参考資料
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- 信濃毎日新聞データベース (当館契約データベース)
- 軽井沢町役場. 軽井沢町報 昭和26年2月号~昭和29年7月号. 1951.2-1954.7. (当館請求記号 L 318.3 /カ /, 当館資料番号 1020091094)
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軽井沢町 (長野県). 軽井沢町誌 歴史編 近・現代. 軽井沢町誌刊行委員会, 1988.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001911746-00
- キーワード
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- 軽井沢
- 軽井沢町報
- 旧町舎
- 町舎
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 2023/06/01 軽井沢町立デジタルアーカイブが一新されたため、回答プロセス(1) のアーカイブ内検索方法を変更しました。
- 調査種別
- 所蔵調査 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000322818