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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
山梨県立図書館 (2110005)管理番号
(Control number)
9000035146
事例作成日
(Creation date)
2021年05月18日登録日時
(Registration date)
2022年09月28日 15時15分更新日時
(Last update)
2022年10月26日 09時38分
質問
(Question)
浅間神社の元宮・山宮神社は、御由緒によれば「山宮川の水源地・神山の麓に祀られる」とあるが、この「神山」の場所は特定でき、現在も「神山」の名称で呼ばれているか。また、登山は可能か。
回答
(Answer)
浅間神社の元宮である「山宮神社」は、現在も浅間神社の摂社として笛吹市一宮町一ノ宮にあり、「神山」は、「神領山」(じんりょうさん/じんりょうやま)が該当する。
柳田国男の「山宮考」の中に、「本社からは東へ二十町ばかり、方一里といふ程の広大な神山(かうやま)、一に神領山と謂った霊地があつて、そこには今も境外摂社山宮神社の神殿が建つて居る」という記述が見られる。また、『甲斐国志』山川部には「神領山 蜂城山ニ並ビタル山ナリ一ノ宮浅間神社ノ御朱印山ニシテ本社ヲ距ル事弐拾町許リ東ノ方ニ在リ四方壹里山中ニ祠アリ山宮明神ト称ス〇山宮川 神領山ノ渓流ナリ石村・東新居ノ間ヲ北流シテ京戸川ニ会ス」とある。

また、登山はできるようで、国土地理院の地形図、山梨県の地名辞典、山名辞典、登山やハイキングの本には記載は見当たらなかったが、インターネットで「神領山」を検索すると、登山コース紹介がある。
・一宮で神様巡りトレッキング(ふえふき旬感ネット:山梨県笛吹市 花と果実の観光情報局) https://www.fuefuki-syunkan.net/2010/hike_itimiya.html
・YAMAP(株式会社ヤマップ)  https://yamap.com/mountains/7313

※webサイトについては全て2022.3.21最終確認。
回答プロセス
(Answering process)
1.質問の出典について調査
『山梨県神社誌』(山梨県神道青年会編・発行 1985年)〈資料番号0106808363〉p.84の「浅間神社」の項に「摂社 山宮神社」に「本社を距ること東南二十丁余(二粁余)清流山宮川の水源神山の麓にあり」とある。
※次のもので由緒を確認するが、該当の記載は見当たらなかった。
・『山梨県神社誌 新編』(山梨県神道青年会/編・発行 2012年)〈資料番号0104620661〉pp.117-118
・『甲斐国社記・寺記 第1巻(山梨県史料 9)』(山梨県立図書館/編・発行 1967年)〈資料番号0101915718〉 pp.141-150
・『甲斐国一之宮浅間神社誌』(鎌田 純一/編 浅間神社 1979年)〈資料番号0101915841〉pp.19-38,pp.141-151
・『一宮町誌』(一宮町誌編纂委員会/編 一宮町 1967年)〈資料番号0101922912〉 pp.1353-1655

2.「神山」について調査
(1)『甲斐国一之宮浅間神社誌』(鎌田 純一/編 浅間神社 1979年)〈資料番号0101915841〉p.33に柳田国男の「山宮考」の記述「本社からは東へ二十町ばかり、方一里といふ程の広大な神山(かうやま)、一に神領山と謂った霊地があつて、そこには今も境外摂社山宮神社の神殿が建つて居る」が紹介されている。
(2)柳田国男の「山宮考」を確認すると、『定本 柳田国男集 第11巻』(柳田 国男/著 筑摩書房 1963年)〈資料番号0100959162〉p.325に該当箇所を確認。
(3)『甲斐国志』を調査。『大日本地誌大系 45 甲斐国志 第2巻』(雄山閣 1998年)〈資料番号0103540373〉p.33に「「神領山 蜂城山ニ並ビタル山ナリ一ノ宮浅間神社ノ御朱印山ニシテ本社ヲ距ル事弐拾町許リ東ノ方ニ在リ四方壹里山中ニ祠アリ山宮明神ト称ス〇山宮川 神領山ノ渓流ナリ石村・東新居ノ間ヲ北流シテ京戸川ニ会ス」と記載あり。

3.「神領山」について調査
(1)地図を調査するが、山名の記載なし。
・『山梨県道路地図(県別マップル 19)』(昭文社 2020年)〈資料番号0106934524〉p.39
・「石和 2万5千分の1地形図」(国土地理院 2006年) ※標高のみ記載あり
(2)地名事典類には記載がなかった
・『角川日本地名大辞典 19 山梨県』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1984年)〈資料番号0101389591〉
・『三省堂日本山名事典』(徳久 球雄/編集委員 三省堂 2011年)〈資料番号0105675441〉
・『新日本山岳誌』(日本山岳会/編著 ナカニシヤ出版 2016年)〈資料番号0106629819〉
・『日本山名総覧 1万8000山の住所録』(武内 正/著 白山書房 1999年)〈資料番号0103789988〉
(3)郷土資料の登山ガイドなどを確認するが、「神領山」の掲載はなかった。
(4)インターネット調査。登山コース紹介などがあり。
・一宮で神様巡りトレッキング(ふえふき旬感ネット:山梨県笛吹市 花と果実の観光情報局) https://www.fuefuki-syunkan.net/2010/hike_itimiya.html  ※2021.5.19確認
・YAMAP(株式会社ヤマップ)  https://yamap.com/mountains/7313  ※2021.5.19確認
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
神社.神職  (175 10版)
日本  (291 10版)
戸外レクリエーション  (786)
参考資料
(Reference materials)
鎌田 純一/編 , 鎌田‖純一. 甲斐国一之宮浅間神社誌 改訂版. 浅間神社(山梨県一宮町), 2005.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005560444-00  (p.33)
柳田, 国男, 1875-1962. 定本柳田国男集 第11巻. 筑摩書房, 1963.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000841738-00  (p.325)
佐藤‖八郎. 大日本地誌大系 45 第2版. 雄山閣, 1998.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I005556369-00 , ISBN 4639001495 (p.33)
キーワード
(Keywords)
山宮神社(笛吹市)
神領山
神社
山岳
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
一宮で神様巡りトレッキング(ふえふき旬感ネット:山梨県笛吹市 花と果実の観光情報局)
https://www.fuefuki-syunkan.net/2010/hike_itimiya.html

YAMAP(株式会社ヤマップ)
https://yamap.com/mountains/7313


・『甲斐国志』山川部にある「神領山 蜂城山ニ並ビタル山ナリ一ノ宮浅間神社ノ御朱印山ニシテ本社ヲ距ル事弐拾町許リ東ノ方ニ在リ四方壹里山中ニ祠アリ山宮明神ト称ス〇山宮川 神領山ノ渓流ナリ石村・東新居ノ間ヲ北流シテ京戸川ニ会ス」の箇所は、国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧可。 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1240855/182?tocOpened=1  (182コマ目)

・「神領山」(じんりょうさん/じんりょうやま)について、国土地理院地形図では、山名の記載はなく、標高のみ書かれている。 https://maps.gsi.go.jp/index_m.html#16/35.632858/138.718722/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000321804解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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