レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 北九州市立中央図書館 (2210015) | 管理番号 (Control number) | 北九2022八幡18児童 | |||||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 登録日時 (Registration date) | 2022年09月21日 18時04分 | 更新日時 (Last update) | 2023年02月07日 11時11分 | ||||||||||
質問 (Question) | 図書館の本を見ていると「ギリシア神話」と「ギリシャ神話」がありますが、「ギリシア」と「ギリシャ」はどちらの読み方が正しいのですか? | |||||||||||||
回答 (Answer) | 「ギリシア」と「ギリシャ」は、どちらも使われている読み方です。 文化庁の「外来語の表記」(平成3年6月28日 内閣告示第2号)に「Ⅲ 撥音、促音、長音その他に関するもの 4 イ列・エ列の音の次のアの音に当たるものは、原則として「ア」と書く。~略~ 注2「ギリシャ」「ペルシャ」について「ギリシア」「ペルシア」と書く慣用もある。」という表記がありました。 また、外務省、NHKでは「ギリシャ」と表記していますが、『世界大百科事典』『コンサイス外国地名辞典』『広辞苑』『日本国語大辞典』と国語辞典の多くは「ギリシア」で載っています。外来語の読み方(発音)によるため、どちらが正しいという答えは出ていないようです。 本は『なるほど現代表記法』に説明が載っていましたので提供しました。文化庁、外務省のホームページもあわせて紹介しました。 | |||||||||||||
回答プロセス (Answering process) | まず、『世界大百科事典 7』を確認したところ「ギリシア」で掲載されていました。『広辞苑』でも「ギリシア」と記載があり、『広辞苑付録』の「外来語の表記」のなかに「ギリシャ」と「ギリシア」について注釈がありました。『日本国語大辞典 第6巻』には「ギリシア」《ギリシャ》」で載っていて「補注 古くは「ゲレシア」といった」と書かれています。『コンサイス外国地名事典』にも「ギリシア」とありました。 インターネットで外務省、文化庁のホームページを確認したところ「ギリシャ」と記載がありました。さらにGoogleにて「ギリシア ギリシャ 違い」で書籍検索をして、ヒットした本を取り寄せて確認したところ『なるほど現代表記法』と『NHKことばのハンドブック』に載っていました。 | |||||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||||||
NDC | ||||||||||||||
参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 内容種別 (Type of subject) | 言葉 | 質問者区分 (Category of questioner) | 小中学生 | ||||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000321599 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |