このページではJavaScriptを使用しています。お客様の閲覧環境では、レファレンス協同データベースをご利用になれません。

レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
奈良県立図書情報館 (2110012)管理番号
(Control number)
奈県図情22-020
事例作成日
(Creation date)
2022年05月04日登録日時
(Registration date)
2022年07月28日 12時50分更新日時
(Last update)
2022年08月10日 16時14分
質問
(Question)
波多郷の範囲がどこなのかを詳しく知りたい。
回答
(Answer)
『奈良県の地名(日本歴史地名大系)』
「波多郷」(p48)の項目には「「大和志」は「方廃畑村存」として現高市郡明日香村大字畑に比定するが、現高市郡高取町南部が郷域と考えられる。」と記述があります。また、「「今昔物語集」巻一一第三二に「今昔、大和国、高市ノ郡、八多ノ郷ニ小嶋山寺ト云フ寺有リ」とみえる。小嶋山寺は高取町大字上子島・下子島付近にあったと考えられ、東大寺領波多庄・皇室領波多小北庄は大字市尾・松山に、式内波多井神社は大字羽内にそれぞれ比定されている。」との記述もあります。

『角川日本地名大辞典, 29 奈良県』
「波多」「③波多郷」(p882)の項目に、「現明日香村冬野、畑一帯」、「高取町上子島・下子島および羽内を含む地域」また「高取町南部が波多と称されていたと推定される。」という記述があります。

『高取町史』
「第1章高取のはじまり 3、古典に現われた郷土」(p11-12)に波多郷の記述があります。ここでは、いくつかの資料から、旧高市村南辺山中の畑・冬野地方から子島付近までというのが有力な説でしたが、さらに西方の市尾付近までとするのが妥当ではないかと述べています。なお、旧高市村は現在の明日香村となります。

ちなみに、『国史大辞典』(ジャパンナレッジ)では、「波多氏」の項目に、「大和国高市郡波多郷(現在の奈良県高市郡明日香村畑・同高取町付近)を本貫とする氏と考えられ、同地には波多神社の存在も伝えられている(『延喜式』)。」という記載があります。
回答プロセス
(Answering process)
『国史大辞典』
波多氏
はたうじ
古代の氏名。臣姓。波多は羽田・八多・八太とも書く。『古事記』孝元天皇段によれば建内宿禰の長子の波多八代(はたのやしろ)をこの氏の祖とする。大和国高市郡波多郷(現在の奈良県高市郡明日香村畑・同高取町付近)を本貫とする氏と考えられ、同地には波多神社の存在も伝えられている(『延喜式』)。この氏の人物として、『日本書紀』応神天皇三年是歳条に羽田矢代がみえるほか、推古天皇三十一年(六二三)是歳条に小徳波多広庭が境部雄摩侶・中臣国を大将軍とする新羅征討軍の副将軍となったといい、孝徳天皇大化二年(六四六)三月条に東国国司の政状を報じた朝集使が羽田臣に過のない由を述べたとある。波多臣は天武天皇十三年(六八四)十一月に朝臣姓を賜与され、持統天皇三年(六八九)六月、斉(むごへ)が撰善言司に任じられるなど、子孫は律令官人として活動している。→羽田八代(はたのやしろ)
[参考文献]
日野昭『日本古代氏族伝承の研究』
(日野 昭)
→『日本古代氏族伝承の研究』(1511482378)確認。上記以上に詳しい場所の確認は出来ず。

『角川日本地名大辞典, 29 奈良県』
p882「波多」
③波多郷
現明日香村冬野、畑一帯
高取町上子島・下子島および羽内を含む地域
高取町南部が波多と称されていたと推定される。
と記載あり。

NDLサーチにて「波多郷」で検索。
『高取町史』はヒット。
「第1章高取のはじまり 3、古典に現われた郷土」にて波多郷の記載あり。P11-12
ここでは、いくつかの資料から、旧高市村南辺山中の畑・冬野地方から子島付近までというのは有力な説であったが、さらに西方の市尾付近までとするのが妥当ではないかと述べている。

高市村は現在の明日香村東部、南部であるから
波多郷は現在の明日香村畑・冬野地区から高取町子島地区もしくは、市尾地区までであったということではないか。

明日香村史, 續 上卷(111112305)記述なし
明日香村史, [正] 上巻(151149496)記述なし

CiNii
「大和国高市郡波多郷の妙見信仰 : 信仰者とその土地をめぐって (田中久夫先生喜寿をお祝いして)」(『神戸女子民俗学会』)
→内容がみられないため確認出来ず

『日本歴史地名大系』(奈良県)の「波多郷」の項目には「「和名抄」高山寺本・刊本ともに訓を欠く。「大和志」は「方廃畑村存」として現高市郡明日香村大字畑に比定するが、現高市郡高取町南部が郷域と考えられる。「日本書紀」推古天皇二〇年五月五日条に「薬猟して、羽田に集ひて」、「日本霊異記」巻下第三二に「呉原忌寸名妹丸は、大和の国高市の郡波多の里の人なり」、「今昔物語集」巻一一第三二に「今昔、大和国、高市ノ郡、八多ノ郷ニ小嶋山寺ト云フ寺有リ」とみえる。小嶋山寺は高取町大字上子島・下子島付近にあったと考えられ、東大寺領波多庄・皇室領波多小北庄は大字市尾・松山に、式内波多井神社は大字羽内にそれぞれ比定されている。」との記述。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
近畿地方  (216)
日本  (291)
参考資料
(Reference materials)
奈良県の地名. 平凡社, 1981. (日本歴史地名大系)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I064799949-00
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 29 (奈良県). 角川書店, 1990.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002029573-00 , ISBN 4040012909
高取町史編纂委員会 編 , 高取町 (奈良県). 高取町史. 高取町教育委員会, 1964.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004248989-00
キーワード
(Keywords)
波多郷
明日香村
高取町
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000319260解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
Twitter
このデータベースについて
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベースです。詳細

活用法

刊行物・グッズ
新着データ
最近のアクセスランキング
レファ協PickUP!