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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
奈良県立図書情報館 (2110012)管理番号
(Control number)
奈県図情22-018
事例作成日
(Creation date)
2022年05月04日登録日時
(Registration date)
2022年07月28日 12時16分更新日時
(Last update)
2022年08月10日 16時13分
質問
(Question)
五郡神社記に出てくる「稲渕山」はどこか。
回答
(Answer)
『寺院神社大事典, 大和・紀伊』の「気吹雷響雷吉野大国栖御魂神社」(p99)の項目に「「五郡神社記」は、この社と「延喜式」の「波多井神社」を総称して「波多御井神社」というと記し、「響雷」の二字はもと波多井坐響雷神社とあるべきものが、誤写されて当社に入ったもので、「気吹雷吉野大国栖御魂神」は稲淵山(現明日香村稲渕)上にあり、」という記述があります。

『奈良県の地名(日本歴史地名大系)』
「波多甕井神社」(p261)の項目に「五郡神社記」を引用し、「現明日香村の稲淵山にあるとする。」という記述があります。

『角川日本地名大辞典, 29 奈良県』
「稲淵」(p157)の項目に「「ナブチ」「ミナブチ」「ニナフチ」とも称し、蜷淵とも書く。」と記述があります。

『国史大辞典』(ジャパンナレッジ)では、「南淵」の項目に、「稲淵は南淵が転訛したものである。」という記述があり、「南淵は稲淵を中心とした地域となる。また、天武紀に南淵山、『万葉集』七には南淵の細川山とみえ、広範囲の山地を南淵山と呼んだらしい。」という記述もあります。

『明日香村史, 中巻』
「万葉飛鳥の故地」内の「Ⅰ 明日香村を中心として」という項目にある「(11)南淵・南淵山」(p116-118)には、「石舞台古墳に立って南面すれば、いちど低くなったところに、多武峰から細川が流れ、それからぐんぐん高くなって、屏風のように山なみが連なっている。これは明日香村冬野から稲淵へと西走している山で、土地の人はその呼称を用いないが、これが南淵山である。山の裾に白壁の集落がかたまっているのは、かつての鞍作の坂田金剛寺のあった明日香村大字坂田の村落である。飛鳥川は、この下の祝戸で細川と合している。南淵山の裾をめぐって川をさかのぼれば、ちょうど山の西南の裏側にあたって大字稲淵の村がある。」という記述があります。また「もと「南淵」の名が稲淵にかわったものであろう。」という記述もございました。なおこちらの資料には、「雪の南淵山」という写真がp117に載っています。

以上の資料から、「稲渕山」は、明日香村にある「南淵山」と考えられます。
回答プロセス
(Answering process)
『角川日本地名大辞典, 29 奈良県』
「稲淵〈明日香村〉」(p157)の項目に「「ナブチ」「ミナブチ」「ニナフチ」とも称し、蜷淵とも書く。」

「ジャパンナレッジ」で「南淵」と検索。
『国史大辞典』(ジャパンナレッジ)では、「南淵」の項目に、「稲淵は南淵が転訛したものである。」という記述があり、「南淵は稲淵を中心とした地域となる。また、天武紀に南淵山、『万葉集』七には南淵の細川山とみえ、広範囲の山地を南淵山と呼んだらしい。」という記述。

『国史大辞典』の参考文献に『明日香村史, 中巻』とあったので確認。
『明日香村史, 中巻』
「万葉飛鳥の故地」内の「Ⅰ 明日香村を中心として」という項目にある「(11)南淵・南淵山」(p116-118)には、「石舞台古墳に立って南面すれば、いちど低くなったところに、多武峰から細川が流れ、それからぐんぐん高くなって、屏風のように山なみが連なっている。これは明日香村冬野から稲淵へと西走している山で、土地の人はその呼称を用いないが、これが南淵山である。山の裾に白壁の集落がかたまっているのは、かつての鞍作の坂田金剛寺のあった明日香村大字坂田の村落である。飛鳥川は、この下の祝戸で細川と合している。南淵山の裾
をめぐって川をさかのぼれば、ちょうど山の西南の裏側にあたって大字稲淵の村がある。」という記述。「もと「南淵」の名が稲淵にかわったものであろう。」という記述。「雪の南淵山」という写真がp117。

『大和・紀伊 寺院神社大事典』の「気吹雷響雷吉野大国栖御魂神社跡」の項目に「「五郡神社記」は、この社と「延喜式」の「波多井神社」を総称して「波多御井神社」というと記し、「響雷」の二字はもと波多井坐響雷神社とあるべきものが、誤写されて当社に入ったもので、「気吹雷吉野大国栖御魂神」は稲淵山(現明日香村稲渕)上にあり、」と記載。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
近畿地方  (216)
日本  (291)
参考資料
(Reference materials)
平凡社地方資料センター 編 , 平凡社地方資料センター. 大和・紀伊寺院神社大事典. 平凡社, 1997.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002595698-00 , ISBN 4582134025
奈良県の地名 オンデマンド版. 平凡社, 2001. (日本歴史地名大系 ; 30巻)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I028068787-00 , ISBN 4582910149
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 29 (奈良県). 角川書店, 1990.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002029573-00 , ISBN 4040012909
明日香村史 中巻. 明日香村史刊行会, 1974.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001231078-00
キーワード
(Keywords)
五郡神社記
稲渕山
蜷淵
南淵
明日香村
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000319257解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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