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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
春日部市立中央図書館 (2310048)管理番号
(Control number)
中央0046-220412
事例作成日
(Creation date)
2022年4月12日登録日時
(Registration date)
2022年04月12日 17時04分更新日時
(Last update)
2022年07月05日 16時32分
質問
(Question)
十二単衣(ひとえ)の当時(平安時代)の作り方について
回答
(Answer)
1)原料となる蚕をどのように養っていたのか
2)蚕から取り出した糸をどのように紡いでいたのか
 1)2)は平安時代に養蚕がおこなわれていたと記載された資料はあったがそれ以上の情報が見つからず
3)織物への仕上げ方(裁断も含む)
 『時代衣装の縫い方』に寸法、裁ち方図、縫い方あり。
4)当時使われていた縫い針(道具)はどのようなものだったか
 『資料日本衣服裁縫史』
  寸法と裁ち方図あり。
  P339~[特別寄稿]日本衣服裁縫史序説 に少しだが道具の記載あり。
 『日本の染色 第二巻』に当時使用されていた道具に言及した箇所あり。
回答プロセス
(Answering process)
1)インターネットで調べる
  キーワード「十二単」「十二単衣」 
   ヒットする記事は多数あるが平安期の養蚕の様子や製作過程に触れているものは見つからず。
  キーワード「平安時代 養蚕」  
   『蚕糸技術 第87号』(蚕糸技術研究会 1973.8)がヒット。

2)自館資料検索 
 キーワード「十二単」
  『わくわく!探検れきはく日本の歴史 2』(国立歴史民俗博物館/編 吉川弘文館 2018)
    9784642068222 ×
  『時代衣裳の着つけ』(日本和装教育協会/編 源流社 2007)
    9784773907025 ×
  『十二単から現代のきものへ』(中路信義/著者 源流社 1982)5000171776 
    十二単の縫程写真あるが平安期のものなし △
  『カラー判十二単のはなし』(仙石宗久/著 婦女界出版社 1995)
    4892310212 十二単の着け方み関する記載はあるが平安期のものなし △ 
  『素晴らしい装束の世界』(八條忠基/著 誠文堂新光社 2005)9784416805442 
    p19十二単は重かった?に現代と平安時代のカイコの違いと
    絹生地の厚さの違いについての記載あり
  『絵で見る服とくらしの歴史』(菊地ひと美/文・絵 講談社 2012)978-4-06-218063-4 ×
  『ジェニー No.13』(日本ヴォーグ社 2002)9784529035354
    型紙があるが人形用 ×
 キーワード「養蚕」
  『蚕』(畑中章宏/著 晶文社 2015)9784794968999 
    平安時代に蚕糸業が普及していたという記載はあるがそれ以上の情報はない×
  『カイコの科学』(日本蚕糸学会/編 朝倉書店 2020)9784254420432 
    平安時代に養蚕されていたが江戸時代まで養蚕の記述が無いとの記載有り×
  『絹 2』(伊藤智夫/著 政大学出版局 1992)4588206826 
    養蚕の道具についての記載はあるが江戸以降の情報が多い×

3)書架をブラウジング
 『日本衣服史』(増田美子/編 吉川弘文館 2010)
   9784642080316 織物の歴史の記載あり
 『時代考証家のきもの指南』(山田順子/著 徳間書店 2019)
   9784198649784 現代の養蚕の写真のみ ×
 『織りと染めの歴史 日本編』(河上繁樹/著 昭和堂1999)
   9784812299258 十二単の配色の記述のみ ×
 『染織』(福井貞子/著 法政大学出版局 2004)
   9784588212314 平安期頃からの養蚕について記載あり
 『織を学ぶ』(角川書店 1999)
   9784046513090 蚕の種類などは記載あり
 『原色日本服飾史』(井筒雅風/著 光琳社出版 1983) 
   4771300828 十二単の図版および名称、解説あり ×
 『新・田中千代服飾事典』(田中千代/著 同文書院 1991) 
   481030017X 十二単の解説のみp466 ×
 『日本風俗史事典』(日本風俗史学会/編 弘文堂 1980) 
  「女房装束」として十二単の構成の解説あり ×
 『民俗風俗図版レファレンス事典 古代・中世・近世篇』
  (日外アソシエーツ 2016) 9784816926334 江戸期以降の養蚕 ×
 『日本民俗大辞典 下』(福田アジオ他/編 吉川弘文館 2000) 
   4642013334 養蚕の一般的解説のみ ×
 『日本の自然布 (別冊太陽)』(湯原公浩/編 平凡社 2004) 
   4582944612 「天蚕」として解説あり ×
 『日本服飾史』(増田美子/編 東京堂出版 2013) 
   9784490207132 平安期の女性の服装について ×
 『日本史大事典 3』(平凡社 1993)5030131402
   P543 裁縫の項 
   「江戸時代中期までは輸入記事を含め、反物の幅尺が定まらず、
    幅は九寸から二尺余まで各種あったため」とある。
    (織物への仕上げ方について)
   裁縫用具 として
    「そのうち針については(略)平安時代には市で針が商われており~(略)」針についての記述あり。
     ニッポニカもほぼ同様の記載
 『大百科事典 12 ハマ-フノ』(平凡社 1985)5030034234
   P72 針の項 「日本の針」に中世の針作りの記述あり
 『日本の染織 第2巻 カンバス版』(高田倭男/編 中央公論社 1982)
   P105 「織物製作の推移」当時使用されていた道具に言及。
  「平安時代末期であるが、『年中行事絵巻』(鷹司本)に庶民の家のなかで、
   紋織を織るための空引機(そらひきばた)をすえて製織しているさまや、
   糸繰りをしているようすが描かれている。」
 『桑の文化誌』(ピーター・コールズ/著 原書房 2022)
   9784562059713 日本に関する記述が少なく、わずかに近現代の養蚕に言及。
 『装い・服飾用語事典』(アレックス・ニューマン/著 柊風舎 2020)
   9784864980753
   事典形式の用語集。養蚕に関する記述なし ×
 『染と織の歴史手帖』(吉岡幸雄/著 PHP研究所 1998)
   5003531877 養蚕に関する記述なし ×


県内から取り寄せ資料を確認
 『新編日本蚕糸・絹業史 上巻』(小泉勝夫/著 蚕糸業史研究調査会 2019)
  p24 平安時代の養蚕と絹織物の項 養蚕、絹生産が広まった形跡はあれど、それ以上の情報はなし。
  p309~養蚕史 弥生時代から中世に至るまで全く不明 
  p310 4行目から平安時代の養蚕技術については不明とある。
 『資料日本衣服裁縫史』(堀越すみ/著 雄山閣 1974)
  寸法と裁ち方図あり。
  P339~[特別寄稿]日本衣服裁縫史序説 に少しだが道具の記載あり。
 『時代衣装の縫い方』(栗原弘/著 源流社 1990)
  寸法、裁ち方図、縫い方あり。
4)インターネットで検索
  キーワード「針の歴史」
    https://www.bankoku-needle.co.jp/needle-knowledge/needle-history.php  萬国製針株式会社HP
   「学べる!針の歴史」平安時代の針についても記述あるが、掲載の図は江戸時代の針づくりの様子。

  キーワード「養蚕」
    https://www.date-shi.jp/wp-content/uploads/2017/08/date-yousan.pdf  伊達市教育委員会HP
   「伊達の養蚕・製糸業」 「伊達の養蚕業の歴史を訪ねると、平安時代にさかのぼります。」として
    養蚕から機織りまで図を多く掲載しているが、いつの時代の図か不明のものが多く
    平安時代のものが含まれるか不明。
    https://www.maff.go.jp/j/meiji150/you/02.html
    農林水産省HP 「養蚕」用具の紹介はあるが平安時代のものは無し。
    https://www.city.ichihara.chiba.jp/maibun/isekimore21.htm
    市原市埋蔵文化財調査センター 平安時代の機織り
    https://www.pref.okayama.jp/site/kodai/636843.html
    岡山県古代吉備文化財センター

『新編日本蚕糸・絹業史 上』『蚕』『カイコの科学』『絹 1』『絹 2』『弥生の布を織る』『織りと染めの歴史 日本編』
『シルクのはなし』『十二単から現代のきものへ』『織を学ぶ』を貸し出して終了。また来館されるかもしれないとのこと。

再度来館『装い・服飾用語事典』『日本服飾史』『日本の自然布』『装いの王朝文化』『原色日本服飾史』
『染と織の鑑賞基礎知識』『染織』『カラー判十二単のはなし』『平安朝のファッション文化』を貸出。

4/23再再度来館し、資料ご覧になる。次回『日本風俗史辞典』『民俗風俗図版レファレンス事典 古代・中世・近世篇』を閲覧しにまた来られるとのこと。
『原色日本服飾史』『日本の自然布』『絹の東伝』を貸出
[インターネット最終確認日2022/5/8]
事前調査事項
(Preliminary research)
平安時代の十二単衣をテーマとする講習会を行うため、以下4点について、講義材料となるレベルで知りたい。
1)原料となる蚕をどのように養っていたのか
2)蚕から取り出した糸をどのように紡いでいたのか
3)織物への仕上げ方(裁断も含む)
4)当時使われていた縫い針(道具)はどのようなものだったか
NDC
衣住食の習俗  (383 10版)
参考資料
(Reference materials)
中路信義. 十二単から現代のきものへ. 源流社, 1982. (当館請求記号 383.1, 当館資料番号 5000171776)
仙石宗久. カラー判十二単のはなし. 婦女界出版社, 1995., ISBN 4892310212 (当館請求記号 383.1, 当館資料番号 5002728169)
八條忠基. 素晴らしい装束の世界. 誠文堂新光社, 2005., ISBN 4-416-80544-6 (当館請求記号 383.1, 当館資料番号 5004593751)
福井貞子. 染織. 法政大学出版局, 2004., ISBN 4-588-21231-1 (当館請求記号 753.2, 当館資料番号 5004466388)
織を学ぶ. 角川書店, 1999., ISBN 4-04-651309-8 (当館請求記号 753.3, 当館資料番号 5003623187)
井筒雅風. 原色日本服飾史. 光琳社出版, 1982., ISBN 4771300828 (当館請求記号 383.1, 当館資料番号 5000195411)
田中千代. 新・田中千代服飾事典. 同文書院, 1991., ISBN 4-8103-0017-X (当館請求記号 R593.03, 当館資料番号 5030107626)
日本風俗史学会. 日本風俗史事典. 弘文堂, 1979. (当館請求記号 R382.103, 当館資料番号 5030005457)
日本史大事典3. 平凡社, 1993., ISBN 4-582-13103-4 (当館請求記号 R210.03, 当館資料番号 5030131402)
大百科事典 12 ハマ-フノ. 平凡社, 1985. (当館請求記号 R031, 当館資料番号 5030034234)
高田倭男. 日本の染織 第2巻 カンバス版. 中央公論社, 1982. (当館請求記号 753.08, 当館資料番号 5000850528)
キーワード
(Keywords)
十二単
十二単衣
養蚕
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000314996解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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