イザベラ・バード本人の著作である『日光奥地紀行』の翻訳が最も適した資料であると思われます。
バードの略歴や日光とのかかわり等が簡潔にまとめられた資料等も発行されていますので、併せてご活用ください。
・『完訳日本奥地紀行 1』(イザベラ・バード/〔著〕 金坂清則/訳注 平凡社 2012)
全4巻の構成で、1巻に日光に関する記述があります。
・『イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む』(宮本常一/著 平凡社 2002)
・『イザベラ・バードの旅 『日本奥地紀行』を読む』(宮本常一/〔著〕 講談社 2014)
宮本常一氏の講義をまとめたものです。日光以外の場所も含め、日本奥地紀行全体を取り扱う内容ですが、当時の日本の時代背景とともに紀行を読み解いています。
・『金谷カテッジイン物語 日光金谷ホテル誕生秘話』(申橋弘之/著 文藝春秋企画出版部 2017)
p.57-70「発展の恩人 イザベラ・バード」の項があり、バードの略歴や「日本奥地紀行」の行程表、日光に関する記述の概要等があります。
・『聖地日光へ アーネスト・サトウの旅 日光学』(飯野達央/著 随想舎 2016)
p.270-272「3 イザベラ・バードの見たサトウの山荘」の項に、イザベラ・バードの日光滞在歴やイギリスの外交官アーネスト・サトウとの関わりがまとめられています。
・『碧い眼に映った日光 外国人の日光発見』(井戸桂子/著 下野新聞社 2015)
「第2章 登場人物紹介」の中に、p.29-30「4 イザベラ・バード」の項があり、滞在歴や旅の動機等が短くまとめられています。