レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20000201
- 登録日時
- 2022/02/12 14:57
- 更新日時
- 2022/11/30 16:43
- 管理番号
- A-2000-2
- 質問
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解決
真岡市の中村城の、歴代の城主について知りたい。
- 回答
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1156年(または、1159~60年)に築城時:中村常陸介朝宗 資料①P.11
のち:中村時長(入道念西)※朝宗・宗村(伊達氏の祖とされる)の二説有り。資料②P.503
1189年:中村為宗(念西の嫡男)資料①P.11
1253年:興福寺一乗院実信僧正の管轄下に置かれる。資料③P.9
【この間については、資料②P.514に「平安末期以降存在したと思われる中村居館跡の鎌倉時代における主を見定めることが出来ないのは誠に残念である」との記載があることから現段階では確認できる史料が見つかっていないと想定される】
1335年:小栗重貞※地頭
1335年:中村太郎経長(宇都宮氏の家臣として中村庄の一部を領有した。資料①P.11
1368年:(結城領になる)※宇都宮氏綱が鎌倉に反対して敗れたため。資料①P.11
1440年:(宇都宮領になる)※結城合戦の結果。資料①P.11
1455年:宇都宮明綱。資料③P.11
1479年:(一乗院家に「別相伝領」として伝領される)資料③P.11
1526年(落城説①)1544年(落城説②):中村日向入道玄角。資料①P.11
※「中村城主」と明記されていなくても、中村荘の領主として記載があるものは加えた。
- 回答プロセス
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①資料『真岡史年表』で、中村城について触れているものを抜粋。
②資料『真岡市史』と資料『芳賀の文化財』で、①で抜粋したものの不足している情報を補った。
- 事前調査事項
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栃木県立図書館、宇都宮市立図書館で、中村朝定、6代孫の中村太郎経長、中村玄角についての文献があることについては調査済み。
- NDC
- 参考資料
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- 『芳賀の文化財 第19集 城館・陣屋跡編』戸室四平/編集責任者 平成10年3月発行 芳賀郡市文化財保護審議会連絡協議会(資料①)
- 『真岡市史 第六巻 原始古代中世通史編』真岡市史編さん委員会/編集 昭和62年3月発行 真岡市(資料②)
- 『真岡市年表』真岡市教育委員会/編集 平成元年3月発行 真岡市(資料③)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 回答後、Wikipediaで、詳細な城主の名前が記載されているのを見つけたが、根拠となる資料を確認することができなかった。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000312084