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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
県立長野図書館 (2110021)管理番号
(Control number)
県立長野-21-186
事例作成日
(Creation date)
2021年4月13日登録日時
(Registration date)
2021年12月10日 12時15分更新日時
(Last update)
2022年01月25日 21時07分
質問
(Question)
長井雲坪の終の棲家となった玉蘭堂のあった場所はどこか。
『信濃畸人伝 続』高井蒼風著 1973 【N280/92/2】 p.388に「住居を善光寺本堂裏の横沢地籍の今の法光殿のところに家を新築して、(-後略-)」とある。
回答
(Answer)
次の資料を紹介した。

『信州人物記 美術家伝』樋口寛編 信濃毎日新聞社 1950 【N702/1/1】p.179「玉蘭堂」の項に、
  「如来堂の西裏の草茫々として昼なお暗き横沢地籍を借りて-後略-」 
と記述あり。
  
『善光寺如来堂再建記』 甲良宗賀ほか著 清水虎之助(手写) 1869 書誌内容説明に、
 「現在我々が眼にする善光寺本堂(如来堂・金堂)は(-後略-)」
と記載があるため、上記如来堂は善光寺本堂を指すと思われる。

『雲坪』信濃毎日新聞社 1973【N720/28】p.201年譜に以下の所在地表記を確認した。
 「明治19(54歳) (-後略-) 長野市横沢町719番ロ号地(善光寺忠霊殿建物の西部)に居宅を営む」

当館所蔵の一番古い住宅地図である
 『長野市住宅明細地図』日本地図編集社編 日本地図編集社 1958 【N212/67/'58】p.2 
箱清水町附 を確認したところ、「忠霊殿の西」は横沢町であることを確認した。

『ブルーマップ 長野市2 住居表示地番大正住宅地図』ゼンリン 2018【N212/242/18-2】
 p.131に善光寺忠霊殿の所在表記は
 
  719-イ(公図1-33-2) 尚、現在は元善町である。
  
 公図とは、p.1に
  「本書における公図とは、法務局(登記所)が管轄する、いわゆる不動産登記法第14条地図及び
   第14条地図に準ずる図面
を総称して「公図」と称しています」
 と記載がある。

『画人永井雲坪』 清水博著 信濃教育会出版部 1981 【N721/54】
 p.152 玉蘭堂記の項、玉蘭堂についての記述とともに、「善光寺堂裏 玉蘭堂」(著者スケッチ)の
      掲載があった。
 p.165 仁王門炎上の項、「長野大火罹災地図」の掲載があり、その地図に「玉蘭堂」が書き込まれ
      ていた。

 内田与一「長井雲坪」『長野』第42号 長野郷土史研究会p.69-71
 「明治19年9月54才のとき今の忠霊殿のところへ新築して移りましたが、その頃はあたり草茫々とし
  た野中の一軒家でした。この家がついの栖処となった玉蘭堂ですが (-後略-) 」
   
 忠霊殿は『善光寺日本忠霊殿』田中武夫編 善光寺日本忠霊殿造営奉賛会 1970 【N181/72/】 
「序に代えて」の文中に
  「善光寺日本忠霊殿は 明治39年(1906年)の春官許を得て全国ただ 一つの仏式による忠霊奉祀の
   霊廟として善光寺の境内に建立され(木造)戊辰の役以降日清日露の両戦役における戦没勇士の霊
   を祀ったのに始まる」
との記述がある。


 記載内容により、「法光殿」は「忠霊殿」の事と思われるので、「現在の忠霊殿(の西側)」と思われる。


追記
  『信州善光寺とその附近』 日本交通公社編 日本交通公社 1949(昭和24) 【N212/43】p.10に
  「法光殿 本堂の西にあって、維新以来國事に斃れた全國忠死者の英霊を祀り、現在の建物は明治
 三十九年に設立された。」との記述を確認した。

                                             
                           (参考資料のリンク最終確認日2022.1.23)
回答プロセス
(Answering process)
1 キーワード「長井雲坪」「法光殿」「玉蘭堂」で当館の資料を検索。
 「法光殿」「玉蘭堂」でのヒットは無かった
 
2 「長井雲坪」に関して当館所蔵の次の資料を確認。玉蘭堂の場所についての記載があった。
  『信州人物記 美術家伝』  
  内田与一「長井雲坪」『長野』第42号 
  『画人永井雲坪』 
  『雲坪』に
  『長野市住宅明細地図』箱清水町・附近

3 「法光殿」「玉蘭堂」を国立国会図書館サーチ、国立国会図書館デジタルコレクションで検索。該当資料はなかった。

4 『信州善光寺とその附近』 日本交通公社編 日本交通公社 1949(昭和24) 【N212/43】p.10に「法光殿」が「忠霊殿」のことと同定できる資料を確認したため、追加で提供した。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC 
参考資料
(Reference materials)
『信州人物記 美術家伝』 樋口寛編 信濃毎日新聞社 1950 【N702/1/1ア】 ( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059277585-00 )
内田与一「長井雲坪」 『長野』第42号72の2 長野郷土史研究会p・69-71 ( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I100788393-00 )
『画人長井雲坪』 清水博著 信濃教育会出版部 1981 【N721/54】 ( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001561269-00 )
『雲坪』 信濃毎日新聞社 1973 【N721/28】 ( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059397292-00 )
『長野市住宅明細地図』日本地図編集社編 日本地図編集社 1958 【N212/67/'58】 ( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059161628-00 )
ブルーマップ 長野市 2 住居表示地番対照住宅地図  北部 ( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I086408367-00 )
『信州善光寺とその附近』 日本交通公社編 日本交通公社 1949(昭和24) 【N212/43】 ( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059269341-00 )
『善光寺日本忠霊殿』田中武夫編 善光寺日本忠霊殿造営奉賛会 1970 【N181/72/】 ( https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059397183-00 )
キーワード
(Keywords)
法光殿
忠霊殿
玉蘭堂
長井雲坪
信州学
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000308762解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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