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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
千葉県立中央図書館 (2120001)管理番号
(Control number)
千県中千葉-2021-04
事例作成日
(Creation date)
2021年08月25日登録日時
(Registration date)
2021年12月07日 12時20分更新日時
(Last update)
2021年12月23日 13時17分
質問
(Question)
銚子に「たきがわかずまさ」の墓があるという言い伝えがあるらしい。
その言い伝えについて書かれている資料はないか。
回答
(Answer)
「たきがわかずまさ」に関する資料は見つかりませんでしたが、滝川一益(たきがわかずます)の墓に関する資料が以下のとおり見つかりました。「たきがわかずまさ」を、安土桃山時代の武将で織田信長に仕えた滝川一益と見なして回答します。
銚子の円福寺境内にある「早器居士の墓」が滝川一益の墓との言い伝えがあるようです。ただし、言い伝えとして残っているだけのようで、ほかの人物の墓かもしれないとの記述や、滝川一益の墓が小田原で見つかったと書かれている資料もあり、滝川一益の墓であると断定している資料は見つかりませんでした。記述のあった資料は以下のとおりです。

【資料1】『千葉県海上郡誌』(千葉県海上郡教育会編集 千葉県海上郡教育会 1917)(菜の花ライブラリー  http://e-library.gprime.jp/lib_pref_chiba/da/detail?tilcod=0000000014-CHB600275
p1240(649コマ目)「早器居士の墓」に「観音堂と銚港神社の間に、古色蒼然たる一の古碑あり。題して早器居士墓と云ふ。或は瀧川一益の墓なりと云ひ或は三好長慶の墳墓なりと云ふも、其何れが是なるを知らず。」「諸説を綜合すれば。三好長慶の墓たること眞に近きが如し。」と書かれています。
p1322-1323(690コマ目)「早器居士墓」では「三好一族の墓なり其氏名詳ならず(瀧川一益の墓と言傳ふ)」とも書かれています。

【資料2】『極東の美銚子』(文港堂編 1926)(国立国会図書館デジタルコレクション インターネット公開  http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/921535/9
p7-8「早器居士の墓」に「観音堂と銚港神社との間に古色蒼然としてゐる一古碑を云ふ。戦国時代の豪傑瀧川一益の墳墓と云い傳へ。」とあります。
また、項の末尾には「最近相州小田原在前川村の常念寺で瀧川一益の墓石が発見されたのである。」とも書かれています。

【資料3】『日本伝説叢書 下総の巻』(藤沢衛彦編著 日本伝説叢書刊行会 1919)(国立国会図書館デジタルコレクション インターネット公開 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/953575/127
p208に「早器居士の墓」の項目があり「里俗に、瀧川様と呼ばれる、古色蒼然たる一つの古碑がある。これが早器居士の墓である。」と書かれています。【資料1】と同様、滝川一益の墓か三好長慶の墓と言われていて、どちらかはわからないが、諸説を総合するとどうやら三好長慶の墓らしい、とあります。
回答プロセス
(Answering process)
Japanknowledgeで「たきがわかずまさ」を検索したがヒットしなかった。

Googleで「たきがわかずまさ」を検索したところ、滝川一益(たきがわかずます)に関するページがヒットする。この人物のこととして調査を進める。

Japanknowledgeで「滝川一益」を検索したところ複数ヒットした。安土桃山時代の武将で、織田信長に仕えた人物。

当館HPで公開している千葉県関係のデータベース「菜の花ライブラリー」( http://www.library.pref.chiba.lg.jp/nanohana/ )で「滝川 一益」と検索すると
「早器 居士」「総帰 居士」の2件がヒットする。
どちらも【資料1】『千葉県海上郡誌』(千葉県海上郡教育会編集 千葉県海上郡教育会 1917)が出典で、「山城の人。本姓不詳。江戸期、銚子飯沼円福寺東南に草庵を設けて居住す。史実に詳し。早器、即ち滝川一益なりともいう。」とある。

Wikipedia「滝川一益」( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BB%9D%E5%B7%9D%E4%B8%80%E7%9B%8A
には「下総国・円福寺の観音堂の境内にある「早器居士の墓」と呼ばれた古碑は、昭和初期までは滝川一益の墳墓と思われていた。」と記述があり、出典に【資料2】『極東の美銚子』(文港堂編 1926)とある。
国立国会図書館サーチで「極東の美銚子」と検索すると、国立国会図書館デジタルコレクションでインターネット公開されていた。( http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/921535

国立国会図書館サーチで「早器居士」と検索すると【資料2】『極東の美銚子』と【資料3】『日本伝説叢書 下総の巻』(藤沢衛彦編著 日本伝説叢書刊行会 1919)がヒットする。

当館作成のパスファインダー「千葉県の人物を調べる」別添リスト1「千葉県資料室所蔵地域別人物事典等一覧」より、銚子の人物を調べられる資料を確認する。
『ふるさと銚子 先人たちの足跡を訪ねて』([陣屋町史跡公園化実行委員会] 2009)
『銚子の人』(千葉県立銚子高等学校地理クラブ 1975)
以上2冊に「たきがわ」姓の人物はなかった。

当館作成のパスファインダー「千葉県の「市町村」について」別添リスト「千葉県内市町村史等一覧」より、銚子に関する資料にあたる。
『銚子市史』(篠崎四郎編 国書刊行会 1981)
『銚子の歴史と伝説』(銚子市郷土史談会編 銚子市青少年文化会館 1993)
『銚子の歴史と伝説 続』(銚子市郷土史談会企画・編集 秀英社 2009)
以上3冊を確認したが、墓に関する記述は見当たらなかった。


(インターネット最終アクセス:2021年8月26日)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
伝説.民話[昔話]  (388 9版)
関東地方  (213 9版)
参考資料
(Reference materials)
【資料1】『千葉県海上郡誌』(千葉県海上郡教育会編集 千葉県海上郡教育会 1917)( http://e-library.gprime.jp/lib_pref_chiba/da/detail?tilcod=0000000014-CHB600275 )(9200288512)
【資料2】『極東の美銚子』(文港堂編 1926)( http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/921535
【資料3】『日本伝説叢書 下総の巻』(藤沢衛彦編著 日本伝説叢書刊行会 1919)( https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/953575 )(9200179877)
キーワード
(Keywords)
滝川一益(タキガワカズマス)
千葉県―銚子市(チバケン チョウシシ)
墓(ハカ)
早器居士(ソウキコジ)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000308658解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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