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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
横浜市中央図書館 (2210008)管理番号
(Control number)
横浜市中央2634
事例作成日
(Creation date)
2020年07月10日登録日時
(Registration date)
2021年11月25日 09時34分更新日時
(Last update)
2021年11月29日 17時08分
質問
(Question)
昭和30年代頃、インスタントラーメンは日本人にどのように受容されていたか知りたい。
食生活への浸透状況や、どのような場面で食べられていたかなどがわかる資料が見たい。
回答
(Answer)
昭和30年代頃のインスタントラーメン(即席めん)受容状況や食べていた場面について
わかる資料をご紹介します。

1 ラーメンの歴史等について書かれた資料
 1958(昭和33)年の「チキンラ―メン」発売以降急速に普及したこと、消費拡大の経過、
 利用者層、食べていた場面などについて分かります。

 (1) 『「国民食」から「世界食」へ 日系即席麺メーカーの国際展開』
    川邉信雄/著 文眞堂 2017.10
    p.33-41
    1958(昭和33)年の「チキンラ―メン」発売と爆発的人気、即席ラーメンが
    受容された社会背景、需要の中心層、参入企業と商品の増加、消費の急成長
    などについて書かれています。
    1962(昭和37)年のスープ別添即席ラーメン「支那筍入り明星ラーメン」の
    発売、若者中心だった需要の家庭の主婦への拡大などについて書かれています。

 (2) 『ラーメンの歴史学 ホットな国民食からクールな世界食へ』
    バラク・クシュナー/著 明石書店 2018.6
    p.268-271
    1958(昭和33)年の「チキンラ―メン」発売と高い人気について書かれています。
    p.277-281
    1960年代から70年代、インスタントラーメンが熱狂的に受け入れられた背景
    にある生活の変化が書かれています。夜遅くまでの勤務や勉強といったライフ
    スタイルの中でインスタントラーメンが大量消費されたといった記述もあります。

 (3) 『ラーメンの語られざる歴史 世界的なラーメンブームは日本の政治危機から生ま
れた』
    ジョージ・ソルト/著 国書刊行会 2015.9
    p.120-157
    インスタントラーメンがどのように受容されていたか、日清食品の宣伝にみる
    ターゲット層の変化、食生活に与えた影響など、さまざまな観点から分析していま
す。

 (4) 『食創為世 40周年記念誌』日清食品株式会社広報部/編 日清食品 1998.8
    日清食品の記念誌です。
    p.22-25
    「チキンラ―メン」発売と爆発的人気、社会背景について書かれています。

 (5) 『食の原点に生きる 体験的・「日本の食と食文化」論』
    八原昌元/著 日本食糧新聞社 1995.04
    明星食品の経営者の伝記です。
    p.108
    1960(昭和35)年秋から1961(昭和36年)春にかけて、即席ラーメンブームが
    あり、ラーメンと名がつけば何でも売れる、食品卸店も小売店も即席ラーメンの
    入手に必死だった、といった状況が書かれています。
    p.109-115
    明星食品のスープ別添方式のインスタントラーメンのヒットについて書かれています。

 (6) 『ラーメンと愛国 講談社現代新書』速水健朗/著 講談社 2011.10
    p.121-124
    「チキンラ―メン」ヒット後のインスタントラーメンの受容と当時の若者世代の
    関係について分析しています。

 (7) 『ラーメンの誕生 ちくま学芸文庫』岡田哲/著 筑摩書房 2019.1
    p.177
    用途について、受験生の夜食、単身赴任者の食事、子どものおやつ、空腹時の間食
    が挙げられています。インスタントラーメンブームの経過が簡潔に書かれています。

 (8) 『麺の歴史 角川ソフィア文庫』奥村彪生/著 KADOKAWA 2017.11
    p.255
    マンガ『サザエさん』のインスタントラーメン登場時期や回数、描かれ方について
    書かれています。

2 統計・調査

 (1) 『食糧年鑑 1966 統計・資料編』 日本食糧新聞社 1966
    p.108 「即席ラーメン生産量」表
    1959(昭和34)年から1965(昭和40)年までの生産量が分かります。

 (2) 「リタイア層の食生活調査」日本即席食品工業協会 2007年3月
https://www.instantramen.or.jp/wp-content/themes/ramen_navi/assets/files/intake_purchase_situation/retire_chosa_h19.pdf
    全国に居住する60歳~69歳のリタイアした男性300人を対象としたWeb調査です。
    p.2「即席めんで思い出す、あなたの思い出」の回答に、即席めんが誕生した昭和30
年代にどのような場面で食べていたか、どのような印象を持っていたかが分かる
回答があります。

 (3) 『夜食の文化誌 青弓社ライブラリー』西村大志/編著 青弓社 2010.1
    p.176-190
    昭和30年代の若者の夜食についての回顧調査の結果が分析されています。
    インスタントラーメン、即席ラーメンが夜食の定番のひとつとなったこと、調理が
    簡単なため夜食に限定せず実家を離れてからの常備食にもなったと書かれています。

3 新聞記事
  新聞記事データベースで検索すると、インスタントラーメンに関する新聞記事が多数
確認できます。食生活への浸透状況やどのような場面で食べられていたかついて分か
る記事の一例をご紹介します。

 (1)「インスタント食品の評判しらべ 人気はラーメンに まだ「高い」「味が悪い」」
    (「読売新聞」1961年3月11日)
   東京都区内の800人を対象に行われた消費者調査の結果を紹介する記事です。
   インスタント食品の使用率の中で即席ラーメンは最も多く回答者の半数近くが使用
したこと、食べる場面は家庭の昼夜食・間食といった結果が取り上げられています。

 (2)「新顔商品ぞくぞく 特集記事」(「朝日新聞」1961年9月29日 東京夕刊 p.3)
   インスタントラーメンの販売の隆盛について書かれています。
 (3)「ラーメンは人気もの 食」(「朝日新聞」1963年10月29日 東京朝刊 p.9)
    1959(昭和34)年と1962(昭和37)年の生産状況を比較し激増していること、
   食べる場面について都会はおやつ・夜食・昼飯、農村は来客のもてなし
   といった記述があります。

 (4)「ラーメンばんざい 店もインスタントも大盛況」(「読売新聞」1968年1月30日)
   インスタントラーメンの発売から10年弱での急速な普及について書かれています。
   消費の爆発的な伸びに受験の夜食での需要が関連するという見解も述べられています。

WEBサイトの最終確認日は2021年10月14日です。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
衣住食の習俗  (383 8版)
食品工業  (588 8版)
食品.料理  (596 8版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介 事実調査
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000307982解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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