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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
所沢市立所沢図書館 (2310110)管理番号
(Control number)
所沢新所-2021-007
事例作成日
(Creation date)
2020/01/10登録日時
(Registration date)
2021年11月03日 00時30分更新日時
(Last update)
2021年11月04日 10時56分
質問
(Question)
ディオニュソスの祭儀について記載のある資料はあるか。
回答
(Answer)
以下の資料に記載があります。 
 
〇『世界大百科事典 19』 改訂新版 平凡社 2007年
〇『哲学事典』 平凡社 1979年 
〇『ギリシア神話』 豊田和二/監修 ナツメ社 吉田敦彦/著 PHP研究所 2006年
〇『図説ギリシア神話 <神々の世界>篇』 松島道也/著 河出書房新社 2001年
〇『酒の神ディオニュソス』 楠見千鶴子/[著] 講談社 2003年
〇『ディオニュソスからアポロンへ』 フリッツ‐ヨーアヒム・フォン・リンテレン/[著] 以文社 1988年
回答プロセス
(Answering process)
1.所蔵資料の内容確認。
 
〇『世界大百科事典 19』  平凡社 2007年 
p.25 【ディオニュシア祭】の項あり。「古代ギリシアの祭典。祭神はディオニュソスで、古い陽気でエロティックな農民の祭りであったが、悲劇や喜劇の競演が催されるようになったため、文化史上重要な役割を果たした。アテナイには、この名で呼ばれる祭典が三つあった。第1に、古くからアッティカの村々で祝われていたものがあり、巨大な男根(ファロス)を掲げ持っての行列、無礼講的な儀式などが行われた。第2は、これらの村々の祭りの一つ、エレウテライEleutherai村のものが僭主ペイシストラトスによりアテナイ市内へ移され、アクロポリス南東麓に神殿も建てられた。これは<大ディオニュシア>と呼ばれ、毎年エラフェボリオン月(3月末ころ)5日間にわたって盛大に祝われ、前6世紀後半から悲劇、前5世紀初頭から喜劇の競演が始められ、劇場も整備されていった。第3に、<レナイアLēnaia>とも呼ばれるディオニュシアがあり、ガメリオン月の12日(1月末ころ)に市内で祝われ、喜劇や悲劇が上演された。やがて他の多くの都市へも、劇の競演を伴うディオニュシア祭が普及してゆく。」と記載あり。 
 
p.26 【ディオニュソス】の項あり。神話上の祭儀について記載あり。 
「(前略)人間にブドウの栽培を教えつつ、みずからの神性を認めさせてその祭儀を広める時が来た。彼はまず小アジアを征服、ここで獲得したおもに女性からなる熱狂的な信者たち(バッカイBakchai<バッコスの信女>、マイナデスMainades<狂乱の女>などと呼ばれる)、またいつも彼につき従うサテュロスやシレノスSilēnosなどの山野の精を引き連れて、次はギリシアへと歩を進めた。(中略)松明やテュルソスthyrsos(蔦を巻き、先端に松笠をつけた杖)を振りまわしつつ山野を乱舞し、陶酔の極に達するや、野獣を引き裂いてくらうなどの狂態を示すに及んだ(後略)。」と記載あり。 
 
〇『哲学事典』 平凡社 1979年 
p.959 【ディオニュソス】の項あり。「(前略)祭りは陶酔せる信女らが山野の夜を松明をふりかざし、テュルソス(つたをまきつけ松かさ形の頭部をもつ長い杖)をふるって、乱舞しつつかけめぐる「オルギア」がとくにこの神のものになっている。(後略)」と記載あり。

〇『ギリシア神話』 豊田和二/監修 ナツメ社 吉田敦彦/著 PHP研究所 2006年 
p.104 「第6章若き神々の物語 ディオニュソス信仰の始まり」の項目に「元来、ディオニュソスの祭儀は、秘儀として夜中に執り行われた。信者の多くは女性が占め、彼女たちは酒を飲んで歌い踊り、陶酔の表情で狂喜乱舞し、ときには獣を八つ裂きにしたり、生肉を食べたともいわれる。その異様な姿から、彼女たちはマイナス(狂った女)と呼ばれた。」と記載あり。 
 
p.107 「古代ギリシアの秘儀」の項目に「ディオニュソスの秘儀 内容●忘我的な狂騒をともない、荒れ狂って山野を駆け回り、獣を八つ裂きにして血のしたたる生肉を食らったともいわれる ●信者の多くは女性で、彼女たちはマイナス(狂女)と呼ばれた ●前7・8世紀頃にギリシアに移入。庶民の間で広まり、徐々に支配者階級へも広まっていった」と記載あり。 
   
〇『図説ギリシア神話 <神々の世界>篇』 松島道也/著 河出書房新社 2001年
p.104-105 「15 ディオニュソス ディオニュソス祭り」の項目に「ディオニュソスは木蔦の頭飾りをつけ、片手に大型の酒杯カンタロスを、片手に葡萄の蔓をもち、マイナスたちは木蔦や樫や樅の葉の頭飾りを着け、半裸の身に豹や鹿の毛皮をまとい、片手にテュルソスの杖、片手には生け捕りにした蛇や兎を握り、陶酔忘我のなかで乱舞している。シレノスやサテュロスやパンたちは裸身の肩に毛皮を掛け、粗野な身振りでマイナスと戯れたり、アウロス笛やシュリンクス笛を吹き鳴らしている。」と記載あり。
 
〇『酒の神ディオニュソス』 楠見千鶴子/[著] 講談社 2003年
p.74-75「秘儀-熱狂と解放」の項目に「深山は、ディオニュソスの秘儀にとって欠かせない舞台だった。(中略)獣の毛皮を着て踊り狂うこと、身をとろかす笛の調べの甘さに酔いしれること、酒を呷ること、相手かまわず交わること、生きながら獣を八つ裂きにすること・・・・・・。」と記載あり。
 
〇『ディオニュソスからアポロンへ』 フリッツ‐ヨーアヒム・フォン・リンテレン/[著] 以文社 1988年
p.79「第二章 ディオニュソスを供として 二 ディオニュソス的姿勢とクラーゲス (a)ディオニュソス的なできごとの共同遂行」の項目に「時代と現存在の不安から解放しようとするディオニュソス祭の熱狂的な笛音楽と、その音楽につきものの踊りとによって、こうした馬鹿さわぎはさらに増大し、享楽的なものになっていくだろう。」と記載あり。
 
〇『ラルース ギリシア・ローマ神話大事典』 ジャン=クロード・ベルフィオール/著 大修館書店 2020年
p.42「アグリオニア祭」の項に、「ディオニュソスを祝う年1回の祭典。デバイやアルゴスだけでなく、3年ごとにオルコメノス(ボイオティア)でも3月、4月の夜に開催された。(後略)」と記載あり。
p.67「アテナイ」の項に、「テセウス以前のアッティカとアテナイ」の項目あり。「(前略)いにしえのディオニュシア祭(アンテステリア祭)には、リムナイに座すディオニュソスのためにおごそかな儀式が行われた。(後略)」と記載あり。
p.141「アンテステリア祭」の項目に、「このディオニュシア祭は最も長い歴史を有し、イオニア全土で行われるものである(後略)」と記載あり。
p.394「サテュロス」の項目に、「(前略)古代アテナイでは、大ディオニュシア祭の折、3人の著作者を競わせる競技会が行われた。著作者はそれぞれ、同一の神話について構成される、一続きとなった3作の劇を発表する。(後略)」と記載あり。
p.411「祝祭と競技会」の項に、「ギリシアの祝祭と競技会の項目あり。「(前略)祝祭は特定の日に執り行われる。大小の規模で年に数回行われること(小ディオニュシア祭、大ディオニュシア祭)や、数年に1度の頻度で行われること(オリンピック競技会)もある。(後略)」と記載あり。
 
〇『世界神話大事典』 イヴ・ボンヌフォワ/編 大修館書店 2001年
p.416「ディオニュソス」の項目に、「Ⅰ.都市の異邦人」の項あり。「(前略)より綿密な分析が、この神は、アパトゥリア祭(フラトリアという氏族集合体の祭)やアンテステリア祭(新酒と死者たちのための祭)のような古い祭に現れていて、いくつかの政治・宗教的システムの中で、1つの中心的地位を占めていた可能性のあることを証明する気運が出てきた。(後略)」と記載あり。
 
2.調査したが記載のなかった資料
×『100の傑作で読むギリシア神話の世界』 マルグリット・フォンタ/著 遠藤ゆかり/訳 創元社 2018年 
×『ギリシア神話を知っていますか』 阿刀田高/著 新潮社 1981年 
×『ニーチェ全集 <第2期>第4巻』 ニーチェ/著 白水社 1987年
×『神話伝説集』 ヒュギヌス/[著] 五之治昌比呂/訳 京都大学学術出版会 2021年
×『芸術と生命』 梅原猛/著 岩波書店 1998年
×『哲学事典』 W.V.クワイン/著 吉田夏彦/訳 野崎昭弘/訳 筑摩書房 2007年
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
参考図書[レファレンスブック]  (103 9版)
論文集.評論集.講演集  (104 9版)
神話.神話学  (164 9版)
参考資料
(Reference materials)
世界大百科事典 19 平凡社 2007.9 031
哲学事典 平凡社 1979 103.3 4-582-10001-5
ギリシア神話 豊田和二/監修 ナツメ社 2002.8 164.31 4-8163-3280-4
図説ギリシア神話 <神々の世界>篇 松島道也/著 河出書房新社 2001.5 164.31 4-309-72654-2
酒の神ディオニュソス 楠見千鶴子/[著] 講談社 2003.6 293.95 4-06-159602-0
ディオニュソスからアポロンへ フリッツ‐ヨーアヒム・フォン・リンテレン/[著] 以文社 1988.5 104
ラルース ギリシア・ローマ神話大事典 ジャン=クロード・ベルフィオール/著 大修館書店 2020.7 164.31 978-4-469-01289-7
世界神話大事典 イヴ・ボンヌフォワ/編 大修館書店 2001.3 164.036 4-469-01265-3
キーワード
(Keywords)
ディオニュソス
ギリシア神話
ディオニシア祭
ディオニュソスの秘儀
ギリシャ神話
バッコス
バッカス
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
一般
登録番号
(Registration number)
1000307022解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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