レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/09/14
- 登録日時
- 2021/10/02 00:30
- 更新日時
- 2021/10/21 11:09
- 管理番号
- 10386236
- 質問
-
未解決
明石誠一郎(ないし「明石誠」で始まる芸名。1926生-1996没)が、1946~1965年頃に出演していた映画の名前や配給会社を知りたい。
俳優名鑑や戦後すぐの映画について端役まで掲載された名簿など何か資料があるか、その他調べ方など、わかることがあれば知りたい。
- 回答
-
以下のとおり調査しましたが、俳優・明石誠一郎(ないし明石誠で始まる芸名の俳優)についての情報は確認できませんでした。
【 】内は国立国会図書館請求記号です。
書誌事項末尾に◎を付した資料は国立国会図書館デジタルコレクションの国立国会図書館/図書館送信参加館内公開資料です。
[主な調査済資料およびデータベース]
日本映画史研究会 編『日本映画作品辞典 戦後篇 1 (世界・日本映画作品辞典シリーズ ; 第3集)』. 科学書院, 1998.6【KD1-G6】
* 「第5巻. 俳優名索引・附録」を確認しました。明石姓の俳優としては、「明石勤」、「明石潮」、「明石佳子」が掲載されていました(p.3)。
* 第1~4巻には、タイトルごとに関係者が掲載されています。出演者の記載もありますが、主だった俳優に限られているようです。
キネマ旬報社 編『日本映画人名事典 男優篇 上巻』キネマ旬報社, 1996.10【KD655-G41】
* 日本映画が製作を開始した1899年以降の男性俳優が、上下巻あわせて1,952人収録されています。
『タレント名鑑 第1』芸能春秋社, 1962【770.35-Ta899】◎
日本タレントクラブ 編『タレント名鑑 第2(1964年版)』芸能春秋社, 1963【770.35-Ta899-N】◎
『出演者名簿 昭和36年度版』著作権資料研究協会, 1961【KD9-5】
『出演者名簿 昭和38年度版』著作権資料協会, 1963【KD9-5】
『キネマ旬報年鑑 昭和35年版』キネマ旬報社, 1960【778.059-Ki234k】◎
『キネマ旬報年鑑 昭和36・37年版』キネマ旬報社, 1961【778.059-Ki234k】◎
*「(C)演技者(女優・男優)」を確認。
時事通信社 編『映画芸能年鑑 1947年版』時事通信社, 1947【770.59-E38-Z】◎
*「第三部 俳優名鑑篇」中の「1 映畫俳優名鑑」(pp.181-194)を確認。
AVエクスプレス 編『映画大全集 増補改訂版』メタモル出版, 2003.1【KD1-H1】
* pp.1565-1586「索引 邦画/男優」を確認。
以下3点の資料には、個別作品の主な出演者の記載があります。索引等、俳優名から合理的に調査する方法がなかったため、ご参考までに紹介します。
山根貞男 編『日本映画作品大事典』三省堂, 2021.6【KD2-M35】
* 収録対象は、『本能寺合戦』(1908)から2018年公開作品まで。監督名の五十音順に排列されており、個別作品の項目に出演者の記載があります(出演者索引はありません)。
細谷勝雄 編『日本映画索引』創栄出版, 1993.5【KD1-E42】
* 昭和20年8月から平成3年末までに公開された映画を五十音順に配列(出演者索引はありません)。
『キネマ旬報』【Z11-158】
* 国立国会図書館デジタルコレクションの詳細検索で、キーワードに「日本映画紹介」、タイトルに「キネマ旬報」、出版年月日を1946~1965年と入力して検索すると429件ヒットします。例えば、1946年5月の(2)掲載の「日本映畫紹介 或る夜の殿樣」には配役として29人の名前が挙げられています。これらはキネマ旬報映画データベース ( http://www.kinenote.com/main/public/home/ )の「或る夜の殿様」に挙げられているキャストと一致していました。
『講座日本映画 総索引』岩波書店, 1988.8【KD652-145】
大映株式会社 編『大映十年史』大映, 1951【778.067-D14d】◎
・allcinema 映画データベース( https://www.allcinema.net/ )
・早稲田大学文化資源データベース( https://archive.waseda.jp/archive/ )
・映文連作品登録データベース( https://www.eibunren.or.jp/database/ )
・国立映画アーカイブ 所蔵映画フィルム検索システム( http://nfad.nfaj.go.jp/ )
・聞蔵Ⅱビジュアル(朝日新聞)(当館契約データベース)
・ヨミダス歴史館(読売新聞)(当館契約データベース)
・毎索(毎日新聞)(当館契約データベース)
・皓星社 雑誌記事索引集成データベース(ざっさくプラス)(当館契約データベース)
中村秀之 解説『戦後映倫関係資料集 別冊』クレス出版, 2021.3【KD652-M100】
* 『戦後映倫関係資料集』は、映画倫理規定管理委員会(国内の自主審査機関であり、1949年6月から1956年12月まで活動)の記録である『映画倫理規程審査報告』と『映画倫理規程審査記録』を関連資料とともに影印本として復刻したもの。別冊はそれらの審査報告及び審査記録を、全号通して作品名で五十音順に並べた一覧を収録しています。(なお、『映画倫理規程審査記録』1949-1956【Z778.15-E1】◎の内容の一部を確認しましたが、出演者の詳細は掲載されていないようでした。)
以下は、ご質問の年代よりやや後の情報を記載した資料になりますが、念のため確認しましたのでご参考までにお知らせいたします。
『タレント名簿録 : 芸能手帳 1970年度版』連合通信社, 1970【KD9-9】
『日本タレント年鑑 昭和45年度版』日本タレント年鑑刊行会, 1970【KD9-3】
ウェブサイトの最終アクセスは2021年9月14日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
以下の資料には記載なし。
・『新撰芸能人物事典』日外アソシエーツ
・『テレビ・タレント人名事典 第6版』日外アソシエーツ
・『芸能人物事典 明治大正昭和』日外アソシエーツ
・『人物レファレンス事典 昭和<戦後>・平成編[1]あ~す』日外アソシエーツ(国立国会図書館デジタル化資料を確認。
・昭和16,17,18年の『映画年鑑』があったが、役者名の索引なし。
・『タレント名鑑1963年版』には名前の記載なし。
以下のデータベース等で役者名・キャスト「明石誠一郎」「明石誠一朗」「明石誠」で検索、該当なし。
・文化庁の日本映画情報検索システム ( https://www.japanese-cinema-db.jp/ )
・一般社団法人日本映画製作者連盟HP映連データベース ( http://db.eiren.org/ )
・東映映画図書室資料検索「人物一覧」 ( https://eigamura-library-database.com/person/ )
・東宝HP資料室データベース ( https://www.toho.co.jp/library/ )
・松竹・映画作品データベース ( https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/ )
・日活作品データベース ( https://www.nikkatsu.com/search/?media=1 )
- NDC
-
- 映画 (778 10版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 人文(レファレンス)
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000305474