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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
県立長野図書館 (2110021)管理番号
(Control number)
県立長野-21-060
事例作成日
(Creation date)
2020年7月21日登録日時
(Registration date)
2021年07月22日 09時05分更新日時
(Last update)
2021年07月29日 22時32分
質問
(Question)
経ヶ岳登山ルート中の地名「コイノコ」のいわれを知りたい。
回答
(Answer)
地名「コイノコ」のいわれについて書かれている資料を確認することはできなかった。

コイノコ沢については、調査済み資料『楢川村誌1 自然編』 p.63に記載があり、同じように『明治初期長野県町村絵地図大鑑 3 中信編』 p.89の 「奈良井村」にもコイノコ沢がみられる。また、同時期の奈良井村の絵地図を「信州地域史料アーカイブ」から見ることができる。これにより、明治初期から沢の名称としては存在していたことがわかりる。【最終確認2021.7.23】

 また、『楢川村誌1自然編』 p.63では、コイノコ沢(105)の近くにイノコ沢(93)があったが、両者の関係、およびイノコ沢については、「コイノコ」を調査した他の資料にも書かれていなかった。


なお、個人の方のブログ
「(前略)コイノコと名の付くピークに着く。丁度登山道整備の方に出逢いお話するがコイノコの名の由来は定かではないらしいがここから下る沢をコイノコ沢というらしくどうやら土地の名らしい」とあった。【最終確認2021.7.23】
回答プロセス
(Answering process)
1 経ヶ岳の登山ルートの途中にあるとのことから、場所を確定するために登山ガイドブック類を調べる。経ヶ岳へのルートは何コースもあるようだが、伊那市の仲仙寺から登るコースが主に紹介されている。

2 当館の蔵書を「経ヶ岳」で検索すると、南箕輪村発行の『もっと楽しむための日本に百名山中央アルプス経ヶ岳ガイドブック』に権兵衛峠からの登山道が紹介されていて、このルート上に地名としてコイノコがあったが、いわれについては記載がない。権兵衛峠からのルートは他のガイドブックでは紹介されていないものが多い。

3 2の検索で、県内の郷土誌の記事もヒットしたが、「経ヶ岳」でヒットした下記の記事にも、「コイノコ」に関するものはなかった。
  ・三澤勝人著 「経ヶ岳林道開設の歴史」 『伊那路』第50巻9号 2006 p.359-371
  ・唐沢和雄著 「経ヶ岳山麓の地誌」 『伊那路』第36巻9号 p.386-391
  ・小林一行著 「中央アルプスの孤峰 経ヶ岳」 『伊那路』第8巻5号 p.194-199

4 地名辞典類や『日本山岳ルーツ大辞典』 村石利夫編著 竹書房 1997 【291.03/ムト】などを見るが、「コイノコ」の記載はない。

5 河川に関係する地名辞典類、『日本全河川ルーツ大辞典』村石利夫編著 竹書房 1979 【291.03/ムト】など見るが、「コイノコ」の記載はない。

6 改めて調査済資料の『楢川村誌1自然編』を確認する。コイノコ沢のある場所が旧・奈良井村であることを確認する。『長野県町村誌 3 南信編』 長野県編 名著出版 1973 【N290/33a】で、「奈良井村」【最終確認2021.7.23】を調べたが、小字、山名、川名に「コイノコ」は確認できなかった。奈良井川の項目にも、記載はなかった。橋名も、奈良井川上流の沢にかかるものもいくつか見受けられたが、コイノコ沢とかかわりのあると思われるものはなかった。

7 『明治初期長野県町村絵地図大鑑 3 中信編』で旧・奈良井村の絵図を見る。コイノコ沢が記されていた。

8 登山道を担当していると思われる塩尻市観光課へ照会したが、不明とのことだった。

9 web上を経ヶ岳で検索する。権兵衛峠ルートで登庁した個人のブログに、コイノコのいわれを登山道整備している人に聞いたがわからなかった旨の記載を発見する。また、このルートをした整備した団体が「経ヶ岳友の会」とわかるが、いわれは不明。【最終確認2021.7.23】

<調査済み資料>
・『新版 信州の山 南部326山』 宮坂七郎著 信毎出版センター 2017 【N292/543a】
    経ヶ岳 p.23-26
・『信州山歩き地図IV 里山編 中信南信』 中島豊著 信濃毎日新聞社 2016 【291.52/ナユ/4】
・『信州山歩き地図 中信編/南信編』 中島豊著 信濃毎日新聞社 2014 【291.52/ナユ】
・『犀川川筋ものがたり』 中島博昭著 ほおずき書籍 2009 【291.52/ナヒ】
・『中央アルプスを歩く』 津野祐次著 山と渓谷社 2001 【291.52/ツユ】
・『長野県の渓流釣り場南信編』 山と渓谷社企画開発部編 山と渓谷社 2000 【N787/15/2】
・『信州の渓流釣り』 麻沼和男編 信濃毎日新聞社 1988 【N787/6a】
・『長野「いい川」渓流ヤマメ・イワナ釣り場』 つり人社書籍編集部編 つり人社 2021 【N787/25】
・『木曽・奈良井宿の絵図 古地図探訪2』 和田集著 1975 【N682/28】
・『木曽街道図絵』 蹄斎北馬著 博文館 1894 【N290.2/49】
・『岐蘇路安見絵図』 桑楊編 須原屋茂兵衛 1709 【N290.2/48】
・『木曽路名勝図』 貝原篤信著 柳枝軒 1709 【N290.2/46】
・『木曽路往来』 東里山人述 森屋次郎兵衛 1845 【N290.2/43】
・『木曽路名所図会 巻3』 秋里籬島編 和泉屋源七 1805 【N290.2/34/3】
・『西箕輪誌』 西箕輪誌編集委員会編・刊 2005 【N242/178】
・『西筑摩郡誌』 長野県西筑摩郡役所 千秋社 2001 (1915年発行の復刻)【N234/117】
・『千曲川・犀川の本』 千曲川・犀川河川緑地連絡会 1993 【291.52/チク】
・『犀川川筋ものがたり』 中島博昭著 ほおずき書籍 2009 【291.52/ナヒ】
事前調査事項
(Preliminary research)
『楢川村誌1自然編』にコイノコ沢があり、関係があるのではないか。
NDC
日本  (291 10版)
中部地方  (215 10版)
参考資料
(Reference materials)
楢川村誌編纂委員会/編集 , 楢川村誌編纂委員会 , 楢川村誌編纂委員会. 木曽・楢川村誌 1 自然編. 楢川村, 1996-03.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059381573-00  (【N234/88/1】p.63)
滝沢 主税/編 , 宝月 圭吾/監修 , 滝沢 主税 , 宝月 圭吾 , 滝沢 主税 , 宝月 圭吾. 明治初期長野県町村絵地図大鑑 : 中信編 3. 郷土出版社.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059103466-00  (【N290/33a】)
キーワード
(Keywords)
経ヶ岳
中央アルプス
コイノコ
コイノコ沢
照会先
(Institution or person inquired for advice)
塩尻市観光課【最終確認2021.7.24】
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
図書館
登録番号
(Registration number)
1000302025解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
未解決
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