以下の資料に関連の記述を確認しました。
■田川の概要や歴史全般についての記述が確認できた資料
・『宇都宮市 東地区の歴史と展望』(宇都宮市東地区まちづくり推進協議会/編、発行 2016)
p.157-160「第11章 東地区と川」の項があります。昭和12年から居住している住民による、田川にまつわる思い出や、氾濫の被害、治水工事について記述があります。氾濫当時の写真も掲載されています。
p.165-170に「4.田川と東地区のかかわり」の項があり、幕府時代には宇都宮城の要害として役割を果たしていたことや、現代においての田川を活かした都市計画などについて記述があります。
・『昔日の宇都宮 石井敏夫コレクションより』(塙静夫/解説,石川健/解説,随想舎/編 随想舎 1997)
p.44-45「田川と宮の橋」の項があります。田川の概要、氾濫や治水工事の歴史について記述があり、大正時代から昭和にかけての田川の写真が複数掲載されています。
・『鬼怒川・小貝川・渡良瀬川』(栗村芳實/編,東敏雄/編 随想舎 2009)
河川の歴史とともに、その流域に育まれた文化と歴史・特産などについて記載された資料です。
p.26-37に「結城から宇都宮へ、田川を遡る」の項があります。
■田川の水質や、流域の地質等について書かれた資料
・『宇都宮市内の河川について 第一編』(浜田秀雄/著、発行 1960)
地質学の観点から河川の発生について述べられた資料です。p.16-26「2.田川の動向」、p.32-38「田川の発生」の項があります。
・『栃木県公害研究所年報 昭和49年度~昭和52年度 第2号』(栃木県公害研究所/編、発行 1978)
p.57-65「6.田川・赤堀川汚濁調査」の項があります。昭和51年に栃木県と宇都宮市により行われた、赤堀川・田川の汚濁調査の結果について記述があります。
・『宇都宮地理学年報 12』(宇都宮大学地理学会/編、発行 1994)
p.61-65「田川と釜川と河川争奪と」(平山光衛/著)の項があり、地理学から見た田川と釜川の関係などについての見解が記されています。
・『職員による自主的調査研究活動の調査研究報告書 昭和50年度』(栃木県/編、発行 1976)
p.49-72「街における川のあり方(都市河川を考える会)」の項があります。県内の8河川(田川・釜川・巴波川・思川・秋山川・行屋川・袋川・黒川)について、水量や水質等現状分析調査が行われ、住民対象に行ったアンケート調査結果とともに、各河川の現状について記述されています。
・『検証ふるさとの水』(宇井純/著,塚原哲夫/絵 亜紀書房 1983)
p.97-102「Ⅴ栃木の川(中) 二.田川-「あきらめ」が汚す、三.住民の運動が必要」の項があり、工場排水などによる水質汚濁の実態について記述があります。
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・『宇都宮地理学年報 12』(宇都宮大学地理学会/編、発行 1994)
・『ふるさと宇都宮の水辺』(宇都宮市下水道部河川課/編、発行 1994)
・『とちぎの河川』(栃木県土木部河川課/編、発行 2006)
・『栃木の水路』(栃木県文化協会/編 栃木県文化協会 1979)