以下の通り、関連資料をご紹介します。
・独立当時の様子については、以下の資料をご参照ください。
(1)「1971年のパキスタン」『アジア動向年報』1972年版 pp.687 - 745 掲載
http://hdl.handle.net/2344/00001684 (2)「再建と混乱の1年 : 1972年のバングラデシュ」『アジア動向年報』1973年版 pp.605 - 648 掲載
http://hdl.handle.net/2344/00001703 (3)パキスタン・バングラデシュ
加賀谷寛, 浜口恒夫著. -- 山川出版社, 1977. -- (世界現代史 ; 10 . 南アジア現代史 ; 2).[請求記号:ASA/32/M5]
(4)近代・現代
長崎暢子編. -- 山川出版社, 2019. -- (世界歴史大系 . 南アジア史 ; 4).[請求記号:ASA/95/K1]
・独立後の大洪水については以下の資料をご参照ください。
(5)佐藤 宏「IV. 洪水と山の荒廃=インド亜大陸 <国別>バングラデシュ-洪水に翻弄される国」
『発展途上国の環境問題 : 豊かさの代償・貧しさの病』
藤崎成昭編. -- 改訂増補版. -- アジア経済研究所, 1992. -- (調査研究レポート ; 14). pp.220 - 226 収録
[請求記号:Ja/361.9/A4]
http://hdl.handle.net/2344/00015729上記(5)のp.221によれば、「災害としての「洪水」が問題になるのは、国土面積の25~30%の冠水がみられた場合」とされ、p.224の表1を見ると、1970年代でこの条件にあてはまるのは1974年が該当するのではないかと思われます。
上記、(1)、(2)でも紹介している『アジア動向年報』では、1年ごとのアジアの動向を国別にまとめており、1974年のバングラデシュについては以下をご参照ください。
「飢餓と腐敗に悩むラーマン政権 : 1974年のバングラデシュ」
『アジア動向年報』1975年版 pp.[545] - 578 掲載
ご参考までに、この年の「重要日誌」には洪水の記述が複数個所あり、8月14日には洪水被災状況のデータの記載があります(p.565)。