レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年04月15日
- 登録日時
- 2021/04/15 10:26
- 更新日時
- 2021/04/23 10:29
- 管理番号
- B2021口頭0401
- 質問
-
解決
コーヒーの酸味の主な成分を知りたい。
- 回答
-
コーヒーの酸味について記載されている資料について、資料1および資料2をご紹介します。また、ご参考までに、各物質の分子式や構造を確認できるインターネット情報1をご紹介します。
【 】内は当館の請求記号です。
インターネットの最終アクセス日は2021年3月3日です。
資料1
日本コーヒー文化学会 編. コーヒーの事典. 柴田書店, 2001.12 【E2-G352】
コーヒーに関する約900項目を解説している資料です。pp.102-103に「酸味」および「酸味の種類」の項目があり、「酸味の主要成分はクロロゲン酸、キナ酸や非フェノール性カルボン酸である酢酸、クエン酸、リンゴ酸などである」(p.102)との記述があります。
資料2
杉田浩一, 平宏和, 田島眞, 安井明美 編集. 日本食品大事典 = ENCYCLOPEDIA OF FOODS. 新版 医歯薬出版, 2017.3 【PC21-L75】
約4,000項目の食品について、漢字、分類科・属名、学名、外国語(英・仏・独・中・その他の言語)表記、別名、旬などを列記している資料です。代表的な食品は、成分特性、加工、保存、調理などについても記載しています。pp.272-273でコーヒーの成分特性について解説しています。「酸味を呈する物質としては,主にクエン酸,リンゴ酸,酢酸が多い」(p.273)との記述があります。
インターネット情報1
J-GLOBAL ( https://jglobal.jst.go.jp/ )
科学技術振興機構(JST)が提供する科学技術系のデータベースです。物質の分子式や構造を調べることができます。トップページ内の検索窓に「クロロゲン酸」、「クエン酸」などを入力し検索します。検索結果一覧ページの上部にある「化学物質」のタブから検索結果を絞り込み、それぞれの物質の情報ページにアクセスすると、構造式、分子式、分子量、CAS登録番号などを確認できます。
国立国会図書館提供調べ方ページ「リサーチ・ナビ」の調べ方案内でも、食品や食品成分表に関する資料を紹介していますので、あわせてご覧ください。
・食品について調べる( https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/post-577.php )
・食品成分表について調べる( https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/entry/theme-honbun-400103.php )
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 食品.料理 (596 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- コーヒー
- 酸味
- 成分
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 科学技術
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000297017