レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 山形県立図書館 (2110039) | 管理番号 (Control number) | 2019-0001 | |||||||
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事例作成日 (Creation date) | 登録日時 (Registration date) | 2021年03月25日 11時23分 | 更新日時 (Last update) | 2023年03月23日 10時26分 | ||||||
質問 (Question) | 「耳なし芳一」のような、「お坊さん」が出てきて「耳を切られる」などの内容がある山形県の民話はあるか。 | |||||||||
回答 (Answer) | 当館所蔵の資料1『日本昔話通観 第6巻 山形』p50に「三枚のお札―耳なし型」があり、本文には①「指の中の墨が塗っていないところだけを食っていった」、類話1には②「指だけ切って持っていく」、類話2には③「門の陰に隠れるが片耳だけ取って食われる」とありました。また、p489に『耳なし芳一』があります。 ①が記されている資料として、資料2『海老名ちやう昔話集 牛方と山姥』p46に『三枚のお札』があり、ここには「指の中の墨の塗らってないとこばり食っじゃど」とあります。また、資料3『飯豊山麓の昔話』のp294『三枚のお札』類話(4)に「書き残した指の間だけ婆に食われてしまう」と書かれています。 ②は資料4『昔あったけど 置賜地方の昔話』p63『三枚のお札(1)』にあり、「ほだもんで小僧は指切らっちぇしまったんだど」とあります。 ③は資料5『なら梨とり 赤湯の昔話』p84に『三枚のお札』があり、和尚がお経を小僧に書く際に、お経を耳に書き忘れたことを記述したうえで「そんで門の陰さ隠っでた小僧の片耳とって食ったきりだったと」とあります。 | |||||||||
回答プロセス (Answering process) | ||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||
NDC | ||||||||||
参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||
調査種別 (Type of search) | 文献紹介 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000295751 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |