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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
茨木市立中央図書館 (2300066)管理番号
(Control number)
400000209
事例作成日
(Creation date)
20201201登録日時
(Registration date)
2021年03月20日 00時30分更新日時
(Last update)
2021年05月15日 13時42分
質問
(Question)
茨木市の方言について知りたい。
回答
(Answer)
大阪府立中央図書館資料
『近畿方言考4 大阪府・奈良県(日本列島方言草書16)』(井上史雄他/編 ゆまに書房 1996)P11-82
P11-82に再録される「大阪府方言」(山本俊治/著)(『近畿方言の総合的研究』(楳垣実/編 三省堂 1962)所収)では、大阪方言の概要について記述されている。
P12-20 まず大阪方言は摂津方言、河内方言、和泉方言の三つにわけられ、摂津方言はさらに狭義の摂津方言、三島方言、能勢方言に分類され、茨木市の方言はこの三島方言に属する。茨木の他に高槻市で話される方言もこの三島方言に属する。
P21-82 大阪方言の音韻的特徴や文法について触れられており、中でも茨木市に関する記述として次のものがある。
P32 ラ行促音便の「足った」「借った」に対する「足りた」「借りた」は茨木市の山間部の一部で、なおかつ土地人の老年者(原文ママ)にこの言い方が聞かれ、共通語と同じこの言い方が伝統的ではないとはいいきれないと指摘している。
P39-42 使役の助動詞について、「来る」に接続するサスやヤスといった形の地域差について、摂津ではこさす、きやす、きさせる、こさせるの言い方が分布していると記述している。
P49 「大阪方言における動詞打消法」(前田勇/著 1955)の調査結果をひいて、ンやヘン、ヒンなどの使用について北摂・河内・和泉3地点での異なりを整理している。(2020年11月確認)

『大阪府のことば(日本のことばシリーズ27)』(郡史郎/編著 明治書院 1997)P11-61 P64-68
P11-61 「大阪方言の特色」で、音声・文法・語彙など多方面から大阪府全域での言語的特徴が記されている
P64-68 「大阪市方言と摂津方言」では「大阪市内とそれ以外の大阪府域の摂津の間にはことばの差はほとんどない」と記述されている。

『大阪のことば地図』(真田信治/監修 和泉書院 2009)
摂津方言、河内方言、和泉方言それぞれの特徴と交わりについてふれたうえで、山本(1962)や郡(1997)の方言区画にたいして、独自の方言区画を示す。その方法としては、方言特有の言語形式や文末の融合減少など大阪府にとって重要だと思われる要素60項目を選び、数量化Ⅲ類によって出した結果を示している。さらにこの結果から、摂津・河内に属する市町村の諸方言が混ざる傾向にあることなどが指摘されており、茨木市で話される方言は摂津・河内・泉北をグループとする「摂津河内方言」にあたると考えられる。なお、大阪府の中で調査地点が159点設けられており、茨木市は奈良町、上泉原、銭原、東太田が調査地点となっている。

『関西弁事典』(真田信治/監修 ひつじ書房 2018)P74-82
P74-84 「大阪府の方言概説」(高木千恵/著)では、前掲の山本(1962)から真田(2009)までの方言区画の流れや伝統的な大阪方言の特徴について整理し、また近年の動向について、方言語彙衰退の一方で、ネオ関西弁という伝統方言に変わる新しい方言形を作る動きにも言及している。

大阪府立中央図書館資料
『京阪系アクセント辞典』(中井幸比古/著 勉誠出版 2002)
大阪を含めた京阪のアクセントについて体系的に記述している。(2020年11月確認)

『わがまち茨木 風習編』(茨木市/編 茨木市 1993)P107
P107 著者の一人である西村加祢子自身の記憶からいくつか、茨木市の中でも農村部で使われる言葉が36項目挙げられている。挙げられたものは「おはようさんに」「おしまいやす」といった挨拶から、「知ってまくらいな(勿論知ってるよ)」「言いよっさん(いわない)」などの文法項目にもわたる。

『茨木・福井の歴史』(茨木福井の歴史編纂委員会/編 茨木福井の歴史編纂委員会 1997)P269-273
P269-273 「アカハラ」「イチビル」などの名詞や「いんでくる」などの動詞について、「福井で忘れられかけている言葉」とそれに対する「一般語または標準和名」が併記して紹介されている。

『現代日本語方言大辞典 1』(平山輝男他/編 明治書院 1992)
『現代日本語方言大辞典 2』(平山輝男他/編 明治書院 1992)
『現代日本語方言大辞典 3』(平山輝男他/編 明治書院 1992)
『現代日本語方言大辞典 4』(平山輝男他/編 明治書院 1993)
『現代日本語方言大辞典 5』(平山輝男他/編 明治書院 1993)
『現代日本語方言大辞典 6』(平山輝男他/編 明治書院 1993)
『現代日本語方言大辞典 7』(平山輝男他/編 明治書院 1993)
『現代日本語方言大辞典 8』(平山輝男他/編 明治書院 1994)
『現代日本語方言大辞典 補巻』(平山輝男他/編 明治書院 1994)
『新版 大阪ことば事典』(牧村史陽/編 講談社 2004)
『地方別方言語源辞典』(真田信治・友定賢治/編 東京堂出版 2007)
先の文献で上げられた特徴的な言い方の詳細な意味・語源について確認できる。

『日本方言大辞典 上』(尚学図書/編 小学館 1989)
『日本方言大辞典 下』(尚学図書/編 小学館 1989)
『日本方言大辞典 索引』(尚学図書/編 小学館 1989)
先の文献で上げられた特徴的な言い方の意味・主に話されている都道府県について確認できる。

国立国会図書館デジタルコレクション(図書館送信資料)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1843905
「大阪府三島群の方言」(三ヶ尻浩/著)『近畿方言 16』(近畿方言学会 1952)(2020年11月確認)
文献と著者自身が1945年に行った現地調査の結果から、当時の三島郡の音韻・文法の特徴と、特徴的な語彙について述べられている。
P3 音韻について、京阪方言と同じであると記述されている。文法については、敬語の表現について大阪系のオマス、オマヘン、オマッカやダス、ダッカが使用され、京阪系のオス、オヘン、オスカ、ドス、ドスカの存在は殆ど認められないとしている。また敬語の助動詞のハル、ヤハル、ヤルがやや多く聞かれること、「行ッテッチャ」「見テッチャ」などが三島郡の特徴として聞かれる表現であると記述している。
P4-7 地域特有の語彙について、テングカゼ、カイチなど「天地・時」に関するもの、オトッタン、ネヤンなどの「人」に関するもの、その他「身体・生理」「食物」「器具」「植物」「動物」「児戯」「児童語」「動詞・形容詞」など分類して列挙されている。

関西学院大学リポジトリ
https://hdl.handle.net/10236/10250
「アルファベット頭文字語のアクセントにおける式保存の例外: 摂津方言若年層を調査対象として」(清水泰行/著)『日本文藝研究 61(1/2)』(関西学院大学 2009)P1-18(2020年11月確認)
アルファベットの頭文字語のアクセントについて、摂津方言話者として兵庫県尼崎市や大阪府豊中市などを生育地とする若年層15名を対象に調査をおこなっている。なお、茨木市を生育地とする調査対象者はいない。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
方言.訛語  (818 9版)
参考資料
(Reference materials)
キーワード
(Keywords)
言葉・方言
茨木市
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000295485解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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