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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
牛久市立中央図書館 (2310059)管理番号
(Control number)
牛久-1724
事例作成日
(Creation date)
2020/12/06登録日時
(Registration date)
2021年01月28日 00時30分更新日時
(Last update)
2021年01月28日 00時30分
質問
(Question)
磐余池(いわれのいけ)の遺跡が発見されたが、その情報を知りたい。磐余池の遺跡の場所はどこなのか。また地図があれば見たい。
回答
(Answer)
「磐余池」の候補地は 奈良県橿原市東池尻町と奈良県桜井市谷周辺の2説あり。
2説について、次の資料を紹介する。
・『歴史考古学大辞典』(小野正敏編/吉川弘文館/2007.3)…p106
・「読売新聞 2011年12月16日 朝刊」…p1、p33、p38
・「読売新聞 2012年6月30日 朝刊」…p38
・「読売新聞 2012年7月14日 朝刊」…p28
・「読売新聞 2012年9月18日 夕刊」…p7
・「読売新聞 2015年2月23日 朝刊」…p33
・「読売新聞 2015年3月13日 朝刊」…p33
・「読売新聞 2015年4月3日 朝刊」…p28
・『日本大地図 上巻』(品川泰一/ユーキャン/2013.2)…p88
・『日本図誌大系 [4‐2]』(山口恵一郎[ほか]編/朝倉書店/1977)…p226
回答プロセス
(Answering process)
1.「磐余池」について確認するために、請求記号「R210」の棚をブラウジング。
(1)『歴史考古学大辞典』(小野正敏編/吉川弘文館/2007.3)
…p106「いわれのいけ(磐余池)」の項に、「記紀などに記される古代の池。現在この場所がどこにあったのかはっきりしないが、天香久山の北東、奈良県桜井市池内から橿原市の東北部一帯が磐余池の跡だと考えられている。中世までは池の一部が残っていたらしいが現存しない。橿原市東池尻町の字島井には堤の痕跡らしものがある」との記述あり。
 
2. 「磐余池」の遺跡が発見された記事が新聞記事にあるのではないかと考え、新聞データベースのヨミダス歴史館で「磐余池」のキーワードを入れて検索。ヒットした30件の中から次を確認。
(2)「読売新聞 2011年12月16日 朝刊」
…p1に「奈良県橿原市東池尻町で、人工池「磐余池」の遺構とみられる堤跡と大型建物跡(6世紀後半)が出土」の記事あり。ヘリからの写真に「磐余池」だったとみられる推定地が点線であり。磐余池と堤の想像図と簡易地図あり。
…p33に否定的な意見もあり、東の桜井市谷周辺にあったとの記事あり。調査地に印のついた堤跡のヘリからの写真あり。
…p38に調査地の簡易地図と、想像図、ヘリからみた推定地の写真、「磐余池」と堤の推定規模図あり。大津皇子(663~686年)が刑死する前に辞世の句を詠んでいるとあり。
→(ア)橿原市東池尻町と、(イ)桜井市谷周辺の2説あることが判明。
 
(3)「読売新聞 2012年6月30日 朝刊」
…p38粘土層の底から6世紀末に池があったことが裏付けされたとの記事あり。
 
(4)「読売新聞 2012年7月14日 朝刊」
…p28に「磐余池」を特集した逐次刊行物の情報あり。
→「季刊明日香風 123号」(古都飛鳥保存財団/2012.7)
→書名で自館資料検索するが所蔵なし。
 
(5)「読売新聞 2012年9月18日 夕刊」
…p7に古代の人工池論争あり。
 
(6)「読売新聞 2015年2月23日 朝刊」
…p33磐余池の橿原説に異論。1947年に米軍が撮影した桜井市周辺の航空写真に、堤とみられる痕跡を桜井市谷にある若桜神社の西側に新たに確認したことを2015年2月22日に発表。桜井市谷の推定地の簡易地図あり。
 
(7)「読売新聞 2015年3月13日 朝刊」
…p33に磐余池と推定されている橿原市の東池尻池之内遺跡で見つかった6世紀後半の堤は、上面25メートル以上の大規模なものだったと市教委が発表。
 
(8)「読売新聞 2015年4月3日 朝刊」
…p28に磐余池の東池尻・池之内遺跡(橿原市)の調査成果を披露。一方、1.5キロ北東にある桜井市谷・戒重付近とする異論もあり。
 
3. 地図で確認したいとのことだったので、請求記号「291」の棚をブラウジングし、次の資料にあたる。
(9)『日本大地図 上巻』(品川泰一/ユーキャン/2013.2)
…p88 D4に橿原市、桜井市あり。

(10)『日本図誌大系 [4‐2]』(山口恵一郎[ほか]編/朝倉書店/1977)
…p226「図3【5】桜井・吉野(昭和43編)の中央上部に「橿原市東池尻町、その右に「桜井市」があり、「阿部」と「谷」の地名あり。
 
4. (4)の資料について、「古都飛鳥保存財団」のキーワードでGoogle検索。
(11)公益財団法人 古都飛鳥保存財団ホームページ>広報誌のご紹介>「明日香風バックナンバー」>第123号 特集「磐余(いわれ)」
http://www.asukabito.or.jp/magazine.html
今号の試読ページに「磐余の諸宮とその時代:和田 萃」のPDFあり。
※最終アクセス日2020年12月10日
 
→以上の結果より、(ア)(イ)の2説のうち、利用者が探しているのは事前調査事項より(イ)ではないかと推測するが、2説の場所の情報と地図の資料を紹介。
(ア)の場所は「橿原市東池尻町」。地図は(2)(9)(10)にあり。
(イ)の場所は「桜井市谷周辺」。地図は(6)(9)(10)にあり。
2説について(1)~(11)の記事と資料を紹介して終了。
事前調査事項
(Preliminary research)
・以前、磐余池の遺跡が発見されたという情報があった。
・奈良県桜井市の阿部付近と聞いている。
・大津皇子が自害し、辞世の歌を歌った場所。
NDC
日本史  (210 10版)
日本  (291 10版)
参考資料
(Reference materials)
B10563481 歴史考古学大辞典 小野正敏/編 吉川弘文館 2007.3 210.033 978-4-642-01437-3
B10762134 日本大地図 上巻 品川泰一 ユーキャン 2013.2 291.038
B10011539 日本図誌大系 [4‐2] 山口恵一郎/[ほか]編 朝倉書店 1977 291.08 9784254165661
公益財団法人 古都飛鳥保存財団ホームページ内「第123号 特集「磐余(いわれ)」」 http://www.asukabito.or.jp/magazine.html 2020年12月10日
読売新聞 2011年12月16日 朝刊
読売新聞 2012年6月30日 朝刊
読売新聞 2012年7月14日 朝刊
読売新聞 2012年9月18日 夕刊
読売新聞 2015年2月23日 朝刊
読売新聞 2015年3月13日 朝刊
読売新聞 2015年4月3日 朝刊
季刊明日香風 123号 古都飛鳥保存財団/2012.7
キーワード
(Keywords)
磐余池
橿原
桜井
遺跡
奈良
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
言葉
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000293021解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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