レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 稲城市立中央図書館 (2310139) | 管理番号 (Control number) | 2020_11_26 | |||||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2020/11/25 | 登録日時 (Registration date) | 2020年11月26日 16時08分 | 更新日時 (Last update) | 2020年11月28日 11時06分 | |||||||
質問 (Question) | 東京都 稲城市の地名の由来について | |||||||||||
回答 (Answer) | 「稲城」という地名の由来について明確な事情を明らかにする資料は今のところ存在しない。 ただし『窪全亮と奚疑塾』、『武蔵野郷土地名稿(草稿)』という資料に地名の由来が書かれているが、 この2冊以外に地名の由来について書かれた資料がないため確証はない。 説①窪全亮による命名とする説(『窪全亮と奚疑塾』による) 『窪全亮と奚疑塾』という資料のなかに川島琢象によって書かれた「稲城の地名と窪先生」という文章がある。これによると明治22年の市制町村制により六つの村が合併する際、初代村長の森清之助が窪全亮に新しい村名を相談したところ、「稲城」と「稲穂」の2つの候補が示され「稲城」に決まったという説が記述されている。 説②地方豪族の稲毛氏を由来とする説(『武蔵野郷土地名稿(草稿)』による) 『武蔵野郷土地名稿(草稿)』はとある地域史の研究者が個人で所蔵している資料のため、現物を確認することはできない。稲城市ホームページによると『武蔵野郷土地名稿(草稿)』には「稲毛村」の名称が選ばれたが許可を得られず、字義の通じる「稲城」村に命名されたと記述されているらしい。 明治19年に発行された『地誌編輯取調簿』には鎌倉時代にこの地域を稲毛氏という地方豪族の所領であったとあり、当時の人々の歴史認識として「稲毛」を共有していた思われる。 | |||||||||||
回答プロセス (Answering process) | まずは『角川日本地名大辞典』で稲城の地名の由来を調査した。 結果「市名の由来は成立直前の町名による」とある。 さらに稲城市の沿革をみると明治22年に稲城村成立、昭和32年に稲城町成立となっている。 そこで稲城村成立の歴史について調査を進めた。 『稲城町誌』、『稲城のあゆみ改訂版』、『稲城市の地名と旧道』を調査し、 上記の回答を得た。回答内で紹介された参考資料を確認した。 | |||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||||
NDC | ||||||||||||
参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||||||
備考 (Notes) | ||||||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | ||||||||
登録番号 (Registration number) | 1000289877 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) |