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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
沖縄県立図書館 (2110045)管理番号
(Control number)
0001001646
事例作成日
(Creation date)
20110721登録日時
(Registration date)
2020年09月17日 00時30分更新日時
(Last update)
2020年09月17日 09時40分
質問
(Question)
万国津梁の鐘が第二次世界大戦中どこにあったのか知りたい。
回答
(Answer)
以下の資料を紹介した。


『首里城正殿の鐘と墨絵光と影の世界』(小島瓔禮/著、金城美智子/著、沖縄県総合図書、1991.12)
 p14 「廃藩置県後、那覇市西町の真教寺に移管されていた。…昭和十八年には…首里城北殿に設けた首里博物館に展示された。…昭和二十年、戦火にかかり、砲弾をこうむりながら鐘の原形がそのまま残ったのは、歴史を心とするわれわれにとっては、まことに幸いなことである。」の記述がある。


『沖縄大百科事典 下 ナ~ン』(沖縄大百科事典刊行事務局/編、沖縄タイムス社、1983.5)
 p267 「万国津梁の鐘 ばんこくしんりょうのかね」の項目、「鐘は廃藩置県(1879)後に那覇の本願寺(のちの真教寺)に移されていたが、1943年(昭和18)、当時首里城内にあった博物館に返還され、現在は国指定の重要文化財(1978.6指定)として県立博物館に所蔵、展示されている。」の記述がある。


『思出の沖縄』(新崎盛珍/著、二葉会・新崎先生著書出版記念会、1976.2)
 p232 「真教寺の所蔵となつて居た此の名鐘を、昔掛着せられたと謂ふ首里城内に移す方然るべしとの声が近時漸く盛になつて来て、遂に昭和十八年の秋実現するに至つた。」の記述がある。


『クイズで学ぼう琉球・沖縄の歴史』(新城俊昭/著、むぎ社、1997.11)
 p52 「現在、万国津梁の鐘は県立博物館に展示されています。…〔沖縄戦当時は、首里城北殿に設けた首里博物館に展示されていました。〕」の記述がある。


『文化財要覧 1961年版』(琉球政府文化財保護委員会/編、琉球政府文化財保護委員会、1961.6)
 p96 「首里城正殿前鐘」の項目に、「終戦直後、焼尽の首里城跡より、米軍人ハンナ少佐や大嶺薫氏等によって、東恩納博物館に移され、その後(一九五三年)博物館の合併により首里博物館に移管、陳列してある。」の記述がある。


『首里城研究 No.16』(首里城研究会/編 首里城公園友の会 2014.3)
p4-18「万国津梁の鐘はどこに掛けられていたのか ―首里城の時報システムと島添アザナ鐘楼の時鐘― 安里進」のうち、
p13-16「5.琉球処分以後の津梁の鐘」の項目で、p16「1943年(昭和18)にようやく首里城への返還が実現した。きっかけは、来県した東條英機総理大臣が、郷土博物館で津梁の鐘銘の拓本を見て、日本帝国の南洋進出に貢献するものだと感嘆したことだった。当時、赴任したばかりの荒井退造県警察部長も、大東亜共栄圏建設のためにも首里城の郷土博物館に展示すべきだとして、鐘の首里返還を真教寺に働きかけた。そして、鐘をいったん県に収めたうえで、沖縄県教育会が運営する沖縄郷土博物館に委託陳列することで真教寺と話がまとまった。こうして1943年8月15日、首里市青少年300名の祝賀行列のなか、津梁の鐘は首里城に里帰りを果たした。しかし、戦時色が強まるなか、沖縄郷土博物館は運営に行き詰まって閉館となり、津梁の鐘も軍事用の金属供出の対象となった。津梁の鐘は、美術家連盟の必死の嘆願で供出を免れたものの、1945年(昭和20)の沖縄戦で首里城と運命をともにした。津梁の鐘は、廃墟となった首里城から焼け出されて米軍に接収された。」の記述がある。

※「万国津梁の鐘」の名称は、通称で、国指定重要文化財での名称は、「銅鐘(旧首里城正殿鐘)」である。
『文化遺産データベース/銅鐘(旧首里城正殿鐘) どうしょう(きゅうしゅりじょうせいでんしょう)』
https://bunka.nii.ac.jp/db/heritages/detail/132344
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
歴史  (2)
参考資料
(Reference materials)
首里城正殿の鐘と墨絵『光と影の世界』 小島 瓔禮/著 沖縄総合図書 1991.12 (p14)
沖縄大百科事典 下 ナ~ン 沖縄大百科事典刊行事務局/編 沖縄タイムス社 1983.5 (p267)
思出の沖縄 新崎 盛珍/著 二葉会 1976.2 (p232)
クイズで学ぼう琉球・沖縄の歴史 新城 俊昭/著 若太陽文庫3 むぎ社 1997.11, ISBN 4-944116-11-X (p52)
文化財要覧 1961年版 琉球政府文化財保護委員会/編 琉球政府文化財保護委員会 1961.6 (p96)
首里城研究 No.16 首里城研究会/編 首里城公園友の会 2014.3 (p16)
キーワード
(Keywords)
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
登録番号
(Registration number)
1000287250解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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