レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年07月31日
- 登録日時
- 2020/09/03 10:27
- 更新日時
- 2021/10/19 16:46
- 管理番号
- 016-20200903-01
- 質問
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教育社会学の研究方法を選択する上で、質的調査・研究・量的調査・研究の強み・弱みがまとまっている表(見開き2ページ程度が理想)を探している。教育社会学でなければ、社会学でもよい。
- 回答
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掲載されている図表から資料を探す有効的手段はなく、研究法や調査法がまとめられている資料を探して内容を確認するしかない。
アプローチ方法として以下の方法を案内。
(1)質的調査の文献探し、その中で量的調査と比較している記述を探す
(2)関連分野の書架を確認する
(3)データベースSAGE Research Methodsで社会科学研究の手法や内容を検索する
その他、参考になりそうな当館所蔵資料を紹介した。
- 回答プロセス
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①教育社会学では概念が狭すぎるので社会学、教育学など広範囲で調査する。
まず「質的調査」をキーワードとして、量的調査と比較している文献を探す。
また、研究に関する「方法論」をキーワードとして検索してみる。
②本学の統合検索システムWINE
件名「質的調査」「学術 方法論」「社会科学 方法論」「社会学 方法論」
「社会教育 方法論」、キーワード「質的調査」「混合研究法」などで、以下の資料がヒット。
・『はじめての質的研究法 : 事例から学ぶ. 教育・学習編』
・『人間科学のための混合研究法 : 質的・量的アプローチをつなぐ研究デザイン』
・『早わかり混合研究法』
著者名検索:上記検索で有効と思われる資料の著者名で検索する方法もあり。
③書架を確認
中央図書館の「361.9」(社会測定、社会調査に関する分類)、
[007] 「002」(知識、学問。研究法、調査法に関する分類)を確認
・『社会調査入門 : 量的調査と質的調査の活用』
→質的、量的調査について詳しく記載あり。
④CiNii Articles キーワード「質的 量的 社会学」→多数ヒットするので、
さらに「質的 量的 教育社会学」で絞り込むと、下記の資料がヒット。
・『教育社会学研究』84集が「特集 質的研究の調査」
NDLデジコレ閲覧で可能、内容確認するが、表の記載なし。
⑤WINEPlus
キーワード「質的研究」「質的調査」「Qualitative Research(approach))→多数ヒット
⑥契約データベース [SAGE Research Methods]
キーワード「Qualitative」や「Quantitative」で検索、学問分野(Discipline)を「Education」や「Sociology」で限定できる。
- 事前調査事項
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教育社会学事典、社会調査事典、教育研究ハンドブック/立田 慶裕
教育研究のメソドロジ―学校参加型マインドへのいざない/秋田 喜代美, 佐藤 学, 恒吉 僚子
よくわかる教育社会学/酒井 朗,中村 高康,多賀 太
学問としての展開と課題/日本教育社会学会(監修)
半径5メートルからの教育社会学/片山 悠樹 ほか(編集)
新版 教育社会学を学ぶ人のために/石戸 教嗣 (編集)
新しい時代の教育社会学/加野 芳正,越智 康詞(著)
教育社会学/柴野 昌山,竹内 洋(編集)
社会調査の基礎(放送大学テキスト)
社会調査史のリテラシー : 方法を読む社会学的想像力 / 佐藤健二 著
社会調査へのアプローチ : 論理と方法 / 大谷信介 [ほか]編著
社会調査法入門 / 盛山和夫 著
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000286671