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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
宮城県図書館 (2110032)管理番号
(Control number)
MYG-REF-200063
事例作成日
(Creation date)
2020/05/06登録日時
(Registration date)
2020年07月03日 00時30分更新日時
(Last update)
2020年07月03日 00時30分
質問
(Question)
穢れのない幼いもの等を神聖・神格化することで,人類の宗教観・心理観について説明しているものはないか。アジア圏の国で,幼児を生き神として神格化してところが有ると聞く。
回答
(Answer)
下記の資料をお調べしましたが,問合せの内容と直接的に合致する資料は見当たりませんでした。
資料1 岡 宏子他著『親子とは何か』立風書房,1980【367.3/805】
資料2 三橋 修『〈コンチクショウ〉考』日本エディタースクール出版部,1992【384/ミ2】
資料3 ジョン・ボウカー編,松村一男監修『ケンブリッジ世界宗教百科』原書房,2006【160.33/ケン06.X/R】
資料4 黒田 日出男『境界の中世象徴の中世』東京大学出版会,1986【210.4/ク3】
資料5 関根 清三編『死生観と生命倫理』東京大学出版会,1999【114.2/シセ998】


以下の資料に,関係があると思われる記載がありましたので御紹介します。 ※【 】内は当館請求記号です。

資料6 植島啓司『処女神 : 少女が神になるとき』集英社, 2014【162.25/ウケ147】
ネパールの生き神「クマリ」についての資料です。
p.14「第1章 処女神クマリとの出会い」の項中「01-カトマンズ調査一九八二年」の項
「(前略)ネパールのカトマンズ盆地では,一人の少女が三,四歳で「生き神」として選び出され,十二,三歳頃(初潮)まで神として君臨するという。(後略)」
pp.82-83「第6章 美人の条件」の項中「04 少女を神に祀る風習」の項
「(前略)クマリが三,四歳で選ばれて十二,三歳あたりまで神であったのは,血の穢れということもあるのだろうが,神と人間との最終的な境界線がそのあたりにあるということを意味しているのではなかろうか。他の地域のように「特別な能力がある」人間が神に祀られるよりもずっと前に,<座標ゼロ>,つまり「何もない」(イノセンス)からこそ,あらゆるものがそこに入り込む(憑依する)ことができる神のかたちであったのではないか。かつては「無垢」とか「処女性」とか「純潔」とかの持っていた価値は,いまとなっては想像もつかないくらい大きなものだったのではないかと思うのである。」

資料7 武田正『子どものフォークロア』岩田書院, 1997【384.5/975】
子どもの神聖視について,民俗学的観点からの記載があります。
pp.17-40「第一章 境界に立たされる子ども」の項
pp.33-34「(前略)子どもの「しなやかさ」には,眼前の事象をたちまち自分の中に取り込んでしまう能力,次々に新しい遊びを生み出し,それに熱中することのできる創造性,天才的とさえ見える語呂合わせの言葉遊びなど,驚嘆に価する場に出会うことがよくある。大人にはついて行けないもどかしさがあり,一人一人が勝手に動き廻るあの身勝手さに,辟易することもある。しかし子どもは,一度信じたらテコでも動かない強靭さを持ち合わせてもいる。そこに聖性があり,神性を見ることで,子どもはより神に近い存在として理解されていたのは自然であったろう。少なくとも子どもは神の世界を共有し,あたかも異界体験者でもあるような存在であったろう。裏を返せば,異界の出来事たる「死」とも極めて近いところにあるとも見えたから,死者の生まれ変わりという民俗社会における子ども観が生まれたのであろう。(後略)」
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
宗教史.事情  (162 9版)
参考資料
(Reference materials)
植島/啓司?著. 処女神. 集英社, 2014.7【162.25/ウケ2014.7】:
武田 正/著. 子どものフォークロア. 岩田書院, 1997.5【384.5/1997.5】:
岡 宏子/[ほか]著. 親子とは何か. 立風書房, 1980.5【367.3/1980.5】:
三橋 修/著. 〈コンチクショウ〉考. 日本エディタースクール出版部, 1992.7【384/ミ2】:
ジョン・ボウカー∥編 松村/一男∥監修. ケンブリッジ世界宗教百科. 原書房, 2006.10【160.33/ケン2006.X/R】:
黒田 日出男/著. 境界の中世象徴の中世. 東京大学出版会, 1986.9【210.4/ク3】:
関根 清三/編. 死生観と生命倫理. 東京大学出版会, 1999.8【114.2/シセ1999.8】:
キーワード
(Keywords)
生き神
クマリ
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
その他
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000283945解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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