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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
県立長野図書館 (2110021)管理番号
(Control number)
県立長野-20-029
事例作成日
(Creation date)
2020年07月02日登録日時
(Registration date)
2020年07月02日 16時32分更新日時
(Last update)
2020年08月06日 16時53分
質問
(Question)
小中島(長野市青木島綱島)の場所が分かる地図が見たい。天明7(1787)年の洪水で流されたらしい。当時(江戸時代及びそれ以前)の古地図があれば良いが、無ければ近年の地図でも構わない。
回答
(Answer)
小中島の記載がある江戸時代以前に作成された古地図について当館資料では確認できなかった。
明治時代以降の地図では、以下の資料に記載あり。

・『明治初期長野県町村絵地図大鑑2 北信編』滝沢主税編 宝月圭吾監修 郷土出版社 1985
【N293/5/2ア】
p.118 「綱島村」(つなしまむら・現長野市)明治13年の地図に「字小中島」の記載あり。
また、「信州デジタルコモンズ」【最終確認2020.07.16】で、「綱島」をキーワードに検索すると、長野県立歴史館が所蔵する『綱島村(図)』が閲覧できる。同地図は、上記『明治初期長野県町村絵地図大鑑2 北信編』の地図「綱島村」の原本である。

・『村の発見 第3巻 更科郡篇  第4巻 埴科郡篇 長野県字境図村境図集成』滝沢主税編著 長野県地名研究所 2016 【N293/102/3,4】
第3巻 更級郡篇 p.146-147「綱島村」の地図に「小中島」の記載あり。
回答プロセス
(Answering process)
1『角川日本地名大辞典20 長野県』「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 1990 【291.03/カド/20】
下記の記載から、綱島の中に小中島という地名が存在したことを確認する。

「千田庄」p.795に以下の記述がある。
千田庄は「吾妻鏡」文治二年(一一八六)三月条の乃貢未済庄々注文にはみえないが、元久元年(一二〇四)四月二三日の月輪殿(藤原兼実)自筆御処分状(九条家文書)に、「一女院庁分御領 信濃国千田小中島庄」とみえ、右の後に「右堂舎家地庄園等、永所奉附属宜穐門院也」とあるように、千田小中島は藤原氏相伝の所領であったのを、兼実の女任子が後鳥羽天皇の中宮となった際、付けられ庁分となったものである。小中島の地名は犀川北に存在せず、かえって犀川対岸の綱島にあって、天正六年(一五七八)二月二日の下諏訪春秋両宮御造宮帳には、「下諏訪春宮三之御柱造宮次第」として「河中島内鴛間田分・同所之内縄島分・同所東千田分・同所之西千田分・同所之南千田分・同所之駒沢徳長堀三郷分」とみえ、縄島と東・西・南千田が一団となって造営を勤仕しているから、千田庄は旧更科郡に及んでいたが、犀川の流路の変動により、犀川の南と北に分断された感が強い。

2 市町村史誌を確認する。
「長野県市町村史誌目次情報データベース」で「綱島」「小中島」「水害」「満水」などで検索を行う。
小中島についてや、天明7(1787)年に千曲川と犀川が氾濫し洪水になったことが分かるが、当時の地図は確認できなかった。

『長野市誌 第4巻 歴史編 近世二』 長野市誌編さん委員会編集 長野市 2004 【N212/318/4】
「天明・寛政期の御普請所・用水堰被害」
p.153表8 天明7年 4月下旬-6月上旬霖雨出水 
p.154   天明六、七年に連続した洪水

『長野市誌 第9巻 旧市町村史編 旧更級郡 旧埴科郡』長野市誌編さん委員会編集 長野市 2001 【N212/318/9】
第17章青木島の項目に下記の記載あり。
「小中島郷」p.694 
 摂政・関白を歴任した九条兼実は、元久元年(一二〇四)、九条家の領地の配分を決めた。そのなかに娘任子(後鳥羽天皇中宮)の領地として「千田・小中島郷」がある。綱島には小中島という地籍があり、綱島のほぼ半ばを占める。
「綱島」p.702 
青木島の東に連なり、南は大塚、東は川合新田(芹田)と接する。
「洪水」p.716  
天明七年(一七八七) 両川洪水、大塚村安養寺罹失、現在地へ移る。

3 「信州地域史料アーカイブ」、「信州デジタルコモンズ」などのデータベースを「小中島」で検索するが、江戸時代以前の小中島が分かる地図は確認できなかった。

4 地図の調査年代を現代まで広げて調査する。
『明治初期長野県町村絵地図大鑑2 北信編』p.118 「綱島村」で「字小中島」を確認する。
同資料の絵図は「信州デジタルコモンズ」で「綱島村」を検索すると、閲覧できることを確認する。

5 小中島が現在では小字であることが分かったので『村の発見 第3巻 更科郡篇 第4巻 埴科郡篇 長野県字境図村境図集成』を調査し、p.146-147で小中島の地図を確認する。
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
日本  (291)
中部地方  (215)
参考資料
(Reference materials)
滝沢主税 編 , 滝沢主税. 明治初期長野県町村絵地図大鑑 2 北信篇. 郷土出版社, 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I077705397-00
キーワード
(Keywords)
長野県-地名
長野市
地図
信州学
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
文献紹介
内容種別
(Type of subject)
郷土 地名
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000283865解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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